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ベトナム 2016/01/21(木曜日)
青森の物産展開催、3市町13社が出展[食品]
青森県の八戸市と弘前市、おいらせ町が主催する物産展「ジャパン青森フードフェア2016」が20日、ホーチミン市タンフー区のショッピングモール「イオンモール・タンフーセラドン」で開幕した。3市町の13社が出展し、りんごやいかの加工品、地酒、調味料、和洋菓子といった特産品を販売している。

初日は平日にもかかわらず、朝から大勢の来場者でにぎわった。青森ベトナム交流協会の会長を務める調味料メーカー、カネショウ(弘前市)の櫛引利貞社長は、NNAに対し、「青森県としてベトナムで物産展を開くのは初めて」と説明。青森県は農水産品といった加工されていない特産品が多いとした上で、「ベトナムでは今後、所得水準が上がり、健康志向の高まりやモノに対する価値観の変化により、品質が高い日本の食品も一層受け入れられるようになるとみている。市場は前途洋々だ」と述べた。
リンゴの生産量で日本一を誇る弘前市は、昨年9月に輸入が解禁された生鮮リンゴを販売。1キログラム当たり18万9,000ドン(8.4米ドル、約980円)~25万5,000ドンと、ベトナム市場で主流となっている米国産リンゴの2倍以上の価格だが、薄紅色で実が大きく、見た目も美しい「陸奥(むつ)」を中心に来場者の人気を集めていた。
同市の青森県農村工業農業協同組合連合会(JAアオレン)は、独自製法で製造したリンゴジュースを販売している。JAアオレン営業課の新谷孝義課長は、「台湾、香港、シンガポール、マレーシアでは販売実績があり、ベトナム市場も開拓したいと考えている」と説明。「日本では複数の品種をブレンドした甘さと酸味のバランスがとれた『希望の雫』の方が人気だが、海外では黄色品種のみを使った甘みの強い『黄色い林檎』の方が人気がある」と説明し、ベトナム人の嗜好(しこう)を含めた市場調査を行うとした。
農業を手掛ける柏崎青果(おいらせ町)は、既にベトナムで地場業者を通じて販売している県産のニンニクを熟成させた「黒にんにく」のほか、ごぼう茶、切り干し大根を販売している。柏崎瑞貴専務は、「ベトナムの平均年齢は若いが、今後、高齢化とともに健康食品の需要は拡大するとみている」と話し、市場の潜在力に期待を示した。
■洋菓子にも関心
物産展では、農水産品のほか、八戸市の洋菓子店「アルパジョン」のチーズケーキが来場者の関心をひいていた。アルパジョンは、青森県産の卵と牛乳を使用した「朝の八甲田」とベトナム産カカオを使用した「ライアの祈りチョコレートケーキ」を販売している。佐藤文彦経営企画部長は、「ベトナムの消費者は海外の食べ物に対して保守的で、新しいモノに飛び付かない印象がある」とコメント。「ただ、味さえ認められれば、受け入れられる可能性は十分にある」とし、出展を通じて、消費者の嗜好を探るとした。
物産展を訪れた自営業の女性(29)は、青森県のことを初めて知ったと話し、「美容にも良いと聞き、生鮮リンゴとリンゴジュースを購入した。おいしかったら、また購入したい」と笑顔を見せた。物産展は、24日まで開催されている。23日には、八戸市長、弘前市長、おいらせ町長がそれぞれトップセールスを行う予定だ。
