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2016-01-17 11:35:00

米国農務省は、1月12日(現地時間)、2015/16年度の9回目の世界及び主要国の
穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとおりです。
-2015/16年度の穀物全体及び大豆の生産量は、消費量を上回る見込み-

1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
24億6,746万トン(対前年度比 1.3%減)
(2)消費量
24億6,067万トン(対前年度比 0.3%増)
(3)期末在庫量
5億6,652万トン(対前年度比 1.2%増)
(4)期末在庫率
23.0%(対前年度差 0.2ポイント増)

《主な品目別の動向》
〈小麦〉
 生産量は、インド、アルゼンチン等で減少するものの、ウクライナで春の降雨による
作柄改善から増加、中国、豪州等で増加することから、世界全体では史上最高の前年
度を更に上回る見込み。また、消費量は、EUで飼料用需要が増加すること等から史
上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度よ
り上昇。
(1)生産量
7億3,539万トン(対前年度比 1.3%増)
・中国、豪州、ウクライナ等で増加、インド、アルゼンチン等で減少
(2)消費量
7億1,614万トン(対前年度比 1.3%増)
・EU等で増加
(3)期末在庫量
2億3,204万トン(対前年度比 9.0%増)
・中国、EU、米国等で増加、インド等で減少
(4)期末在庫率
32.4%(対前年度差 2.3ポイント増)

〈とうもろこし〉
 生産量は、中国、カナダ等で増加するものの、EUで乾燥により減少、米国、ウクライ
ナ、ブラジル、南アフリカ等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を
下回る見込み。また、消費量は、中国、ブラジル等で増加するものの、EUで飼料用需
要が減少すること等から前年度を下回る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回
り、期末在庫率は前年度より上昇。
 なお、南アフリカの生産量は、2015年12月を通じて高温・乾燥型の天候に見舞われ、
収穫面積及び単収が低下することから、前月より下方修正。
(1)生産量
9億6,793万トン(対前年度比 4.0%減)
・中国、カナダ等で増加、EU、米国、ウクライナ、ブラジル等で減少
(前月に比べ、南アフリカ等で下方修正)
(2)消費量
9億6,622万トン(対前年度比  1.0%減)
・中国、ブラジル等で増加、EU等で減少
(3)期末在庫量
2億894万トン(対前年度比 0.8%増)
・中国等で増加、EU、ブラジル等で減少
(4)期末在庫率
21.6%(対前年度差 0.4ポイント増)

〈米(精米)〉
 生産量は、インド北東部でカリフ米の単収、タイで乾燥による収穫面積の減少及び単
収の低下により減少することから、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費
量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量
を下回り、期末在庫率は前年度より低下し、2006/07年度以来の低い水準。
 なお、フィリピンの生産量は、2015年10月に主産地を襲った台風による被害が、当
初予測より少なかったことから、前月より下方修正。
(1)生産量
4億7,012万トン(対前年度比 1.7%減)
・インド、タイ等で減少
(2)消費量
4億8,427万トン(対前年度比 0.5%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
8,970万トン(対前年度比 13.6%減)
・インド、タイ等で減少
(4)期末在庫率
18.5%(対前年度差 3.0ポイント減)

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、アルゼンチン等で減少するものの、ブラジルで現地通貨の下落に伴う輸
出競争力増から収穫面積が増加し史上最高が見込まれることから、世界全体では前
年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量は、中国、アルゼンチン等で増加
することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回るものの、期
末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
3億1,901万トン(対前年度比 0.1%増)
・ブラジル等で増加、アルゼンチン等で減少
(2)消費量
3億1,404万トン(対前年度比 4.5%増)
・中国、アルゼンチン等で増加
(3)期末在庫量
7,928万トン(対前年度比 3.1%増)
・米国等で増加、アルゼンチン等で減少
(4)期末在庫率
25.2%(対前年度差 0.4ポイント減)