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米国農務省は、11月10日(現地時間)、2015/16年度の7回目の世界及び主
要国の穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとお
りです。
-2015/16年度の穀物全体及び大豆の生産量は、消費量を上回る見込み-
1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
24億7,604万トン(対前年度比1.0%減)
(2)消費量
24億6,912万トン(対前年度比0.6%増)
(3)期末在庫量
5億6,548万トン(対前年度比1.2%増)
(4)期末在庫率
22.9%(対前年度差0.1ポイント増)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
生産量は、カナダでプレーリー西部の乾燥により減少、インド等でも減少す
るものの、中国、豪州、ウクライナ等で増加することから、世界全体では史上
最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量は、EU等で増加することか
ら史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は
前年度より上昇。
なお、豪州の生産量は、10月の高温乾燥型の天候による単収の低下から前月
より下方修正。
(1)生産量
7億3,298万トン(対前年度比1.1%増)
・中国、豪州、ウクライナ等で増加、インド、カナダ等で減少
(前月に比べ、EUで上方修正)
(2)消費量
7億1,737万トン(対前年度比1.5%増)
・EU等で増加
(3)期末在庫量
2億2,730万トン(対前年度比7.4%増)
・中国、米国、EU等で増加、インド、カナダ等で減少
(前月に比べ、中国等で下方修正)
(4)期末在庫率
31.7%(対前年度差1.7ポイント増)
〈とうもろこし〉
生産量は、中国等で増加するものの、EUで乾燥により減少、米国、ウクラ
イナ、ブラジル等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下
回る見込み。また、消費量は、中国、ブラジル等で増加するものの、EUで飼
料用需要が減少すること等から前年度を下回る見込み。世界全体の生産量は消
費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
9億7,487万トン(対前年度比3.4%減)
・中国等で増加、EU、米国、ウクライナ、ブラジル等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正、ウクライナ等で下方修正)
(2)消費量
9億7,116万トン(対前年度比0.4%減)
・中国、ブラジル等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、中国等で下方修正)
(3)期末在庫量
2億1,191万トン(対前年度比1.8%増)
・中国等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、中国、米国等で上方修正、ブラジル等で下方修正)
(4)期末在庫率
21.8%(対前年度差0.5ポイント増)
〈米(精米)〉
生産量は、米国で収穫面積の減少及び2011/12年度以来の低い単収、タイで
乾燥による収穫面積の減少及び単収の低下により減少することから、世界全体
では前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国等で増加することから史上
最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度
より低下し、2006/07年度以来の低い水準。
(1)生産量
4億7,350万トン(対前年度比1.0%減)
・タイ等で減少
(2)消費量
4億8,622万トン(対前年度比0.8%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
9,102万トン(対前年度比12.3%減)
・タイ、インド等で減少
(4)期末在庫率
18.7%(対前年度差2.8ポイント減)
2.世界の大豆需給の概要(見込み)
生産量は、アルゼンチン等で減少するものの、ブラジルで現地通貨の下落に
伴う輸出競争力増から収穫面積が増加し史上最高が見込まれることから、世界
全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量は、中国等で増
加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、
期末在庫率は前年度より上昇。
なお、米国の生産量は、主にアイオワ州、イリノイ州、ミネソタ州の単収の
上昇から前月より上昇修正。
(1)生産量
3億2,102万トン(対前年度比0.7%増)
・ブラジル等で増加、アルゼンチン等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量
3億1,233万トン(対前年度比4.4%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
8,286万トン(対前年度比6.8%増)
・米国等で増加
(前月に比べ、アルゼンチン等で下方修正)
(4)期末在庫率
26.5%(対前年度差0.6ポイント増)
