インフォメーション

2013-08-07 09:32:00
8月5日、問題のあるDumex製品を棚卸しする上海のスーパー。

 中国国家質量監督検験検疫総局が5日に明らかにしたところによると、ニュージーランドはさらに2種類の乳幼児用粉ミルクの品質問題を報告し、消費者に食用を控えるよう提案した。人民日報が伝えた。

 NZ乳業最大手のフォンテラのCEOは北京で5日昼、問題のある商品を48時間以内に回収すると約束した。コカ・コーラ社はすでに雲南省・広西チワン族自治区・広東省に販売したパイナップル味の乳飲料の回収を始めた。上海聯華スーパー傘下の世紀聯華、聯華スーパー、華聯スーパー、快客便利の約5000店は、問題のある12ロットのDumex製粉ミルクをすべて棚卸しし、密封作業を行った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年8月6日

アボット製粉ミルク ボツリヌス菌汚染の疑いで自主回収

 中国国家質量監督検験検疫総局は5日夜、在中国ニュージーランド大使館から、「NZ乳業最大手のフォンテラがアボット(上海)貿易有限公司向けに生産した2ロットの乳幼児用粉ミルクに、ボツリヌス菌汚染のリスクが存在する」という内容の報告を受けた。中国国家質量監督検験検疫総局はアボットに対し、主体責任を負い、関連商品を回収し、中国人消費者の健康を保護するよう求めた。新華社が伝えた。

 アボットは同日夜に声明を発表し、2ロットの商品を自主的に回収し、処分することを決定したと表明した。回収対象の商品はアボット幼児喜康力(3段階)900グラム缶で、ロットナンバーは287834K402と287844K402、生産時期は今年5月2日。アボットは、2ロットの商品は計7181箱に達し、約112箱がすでに販売されたほか、残りの7069箱はすでに隔離・密封されたと発表した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年8月6日


2013-08-07 09:28:00

タイでシェア1位の日本の醤油メーカーは?と聞かれたら、多くの日本人は「キッコーマンでしょ」と答えるだろう。ところが、この問題の正解は「ヤマモリ」。三重県に本社を置く同社は、日本でのシェアは数%、7~8位にとどまる。

 日本ではキッコーマンやヤマサ醤油などの後塵を拝しているヤマモリが、タイでは50%以上と圧倒的なシェアを握るようになった秘密を、バンコクで探った。

 タイは今、空前の日本食ブーム。首都バンコク中心街のショッピングセンターは、どこも日本食レストランのチェーンで溢れている。こうしたチェーン店の味を陰で支えているのが、ヤマモリだ。

 ヤマモリがタイで高シェアを握っている理由は大きく分けて2つある。

 1つ目は、いち早く現地工場を立ち上げ、コストを削減したこと。ヤマモリは1997年にタイで醤油を販売し始めたが、工場を立ち上げたのはなんとその2年前の95年。現地の企業にタイでの事業展開を打診されて調査に訪れたところ、予想以上に日本食が浸透しており、市場拡大の可能性を感じたため、一気に工場建設まで決めてしまった。

 日本の企業は一般的に、市場調査を兼ねて試験的に海外で販売をしてみて、需要があることを確認してから現地生産に踏み切るパターンが多い。だが、ヤマモリはその逆をいった。

 ヤマモリの醤油の販売価格は、500ミリリットルで60~70バーツ弱(約200円)と、日本とあまり変わらない。物価の割に高く感じるかもしれないが、スーパーマーケットなどで横に並ぶ日本製の醤油はその2~3倍はする。

 同業のキッコーマンはシンガポールの工場からタイに輸出しているため、ヤマモリは輸送コストなどで優位に立つ。

 タイに進出している日系の食品メーカーは「日本のメーカーは味などにこだわりがあるのはいいが、価格が高すぎ、コスト競争力が求められるタイではなかなか手を出しにくい。そんな中、ヤマモリは現地の需要にうまく対応している」と話す。

現地の味に合わせない

 価格は現地の需要に合わせているが、こだわって決して変えていないのが、味。これがヤマモリの第2の強みだ。

 タイの現地工場では、日本の日本農林規格(JAS)にのっとって、醤油を生産している。薄口醤油は日本で製造したものを輸入すると、輸送の時間がかかるため、1週間から1カ月で変色してしまうが、現地生産しているヤマモリからであれば、日本と同じ味、同じ品質のものを調達できる。

 記者もタイで製造されたさしみ醤油で刺身を食べてみたが、違いは分からなかった。

 タイ料理は甘味や酸味が強いが、現地の好みにはあえて合わせない。タイ販社のヤマモリトレーディングの藤田智行マーケティングマネジャーは「現地の味に合わせず、日本の味を維持しているからこそ今の価格で売れる」と話す。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130801/251798/?mlmag&rt=nocnt

 


2013-08-07 09:26:00

米コーヒーチェーン大手のスターバックスはベトナム1号店オープンからちょうど半年となる1日、ホーチミン市1区で2号店を開店した。

2号店はナムキーゴイキア通りとグエンズー通りの交差点に位置するオフィスビル「プレジデント・プレイス」1階に出店。統一会堂(旧南ベトナム大統領官邸)や中央郵便局、ノートルダム大聖堂、ベンタイン市場、市人民委員会などの観光スポットからほど近い。60平方メートルほどの室内スペースに加え、屋外にも飲食スペースを用意した。

2日付サイゴンタイムズなどによれば、香港マキシムズ・グループの現地法人で、スターバックスとライセンス契約するコーヒーコンセプツ(ベトナム)のパトリシア・マルキース社長は顧客コンセプトについて、1区のニューワールド・ホテル・サイゴンに隣接する場所に出店した1号店は主に家族連れなどのグループ客をターゲットとしているのに対し、2号店では1区で働くビジネス客の来店を見込んでいると説明した。

■3号店もHCM市

マルキース社長は1号店の売り上げと1日当たりの来客数についてのコメントは避けたものの、「これまでの成果には満足している」と地元メディアに語った。また、今後も引き続き全国の主要都市に展開する方針を表明したが、出店ペースや店舗数などの詳細は明らかにせず、「3号店もホーチミン市内に開店する計画だ」とのみ明かしている。


2013-08-03 10:20:00

穀物全体の生産量は、前年度より増加して消費量を上回り、期末在庫率は上昇す
る見込み。穀物全体の期末在庫率は前年度を上回る見込み。<FAOの安全在庫水準
(17~18%)>
(1)生産量:24.24億トン(前年度比+7.7%)
(2)消費量:23.94億トン(前年度比+4.6%)
(3)期末在庫率:19.3%(前年度差+0.5ポイント)

【品目別の需給見通し】
<小麦>
 生産量は、米国、インドで減少するものの、ロシア、EU、豪州等の増加で、世界
全体では前年度より増加。生産量は消費量を下回り、期末在庫率は低下する見込み。
(1)生産量:698百万トン(前年度比+6.5%)
(2)消費量:700百万トン(前年度比+2.9%)
(3)期末在庫率:24.6%(前年度差-1.0ポイント)
・米国の生産量は、2012年秋以降の乾燥や2013年3月からの凍害の影響による収穫
面積の減少から、前年度を下回る。
・ロシアの生産量は、高温・乾燥の影響が見られるものの、収穫面積の増加及び単収
の上昇から前年度の減産をほぼ回復。
・EU、豪州の生産量は、収穫面積の増加及び単収の上昇から前年度を上回る。

<とうもろこし>
 生産量は、米国、EU、中国、ウクライナ等の増加で、世界全体では前年度より増
加し史上最高。生産量は消費量を上回り、期末在庫率は上昇する見込み。
(1)生産量:960百万トン(前年度比+12.3%)
(2)消費量:932百万トン(前年度比+7.9%)
(3)期末在庫率:16.2%(前年度差+1.9ポイント)
・米国の生産量は、コーンベルトの高温・乾燥の影響により単収が低下した前年度に
比べ増加し史上最高。期末在庫率も上昇。
・中国、ウクライナの生産量は、収穫面積の増加及び単収の上昇から共に史上最高。
・アルゼンチンの生産量は、史上最高の前年度を上回り、ブラジルの生産量は史上最
高の前年度をやや下回る。

<米>
 生産量は、インド及びタイ等東南アジアの増加で、世界全体では前年度より増加し
史上最高。生産量は消費量を上回り、期末在庫率は上昇する見込み。
(1)生産量:479百万トン(前年度比+1.9%)
(2)消費量:476百万トン(前年度比+1.4%)
(3)期末在庫率:22.7%(前年度差+0.2ポイント)
・インド、タイの生産量は、単収の上昇等から前年度を上回る。
・米国の生産量は、収穫面積の減少から前年度を下回る。
・中国の生産量は、単収が低下するものの、収穫面積の増加により前年度を上回り史
上最高。

<大豆>
 生産量は、パラグアイ、中国で減少するものの、米国、ブラジルで史上最高、アル
ゼンチンで増加することから、世界全体では前年度を上回り史上最高。生産量は消費
量を上回り、期末在庫率は上昇する見込み。
(1)生産量:286百万トン(前年度比+6.7%)
(2)消費量:271百万トン(前年度比+4.5%)
(3)期末在庫率:27.4%(前年度差+3.6ポイント)
・米国の生産量は、コーンベルトの高温・乾燥の影響により単収が低下した前年度に
比べ増加。期末在庫率も大幅に上昇。
・ブラジルの生産量は、収穫面積の増加及び単収の上昇から史上最高。
・中国では、生産減と需要増により、輸入量が増加。


詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「海外食料需給レポート」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/index.html
でご覧ください。


2013-08-03 10:11:00

 米国農務省は、7月11日(現地時間)、2013/14年度の3回目の世界及び主要国の
穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとおりです。
-2013/14年度の穀物全体及び大豆の生産量は消費量を上回る見込み-

1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
24億2,403万トン(対前年度比 7.7%増)
(2)消費量
23億9,346万トン(対前年度比 4.6%増)
(3)期末在庫量
4億6,260万トン(対前年度比 7.1%増)
(4)期末在庫率
19.3%(対前年度差 0.4ポイント増)

《主な品目別の動向》
〈小麦〉
 生産量は、米国で乾燥等の影響により減少となるものの、ロシア、カザフスタン、
ウクライナ等旧ソ連諸国や、EU、豪州、アルゼンチン等で増加となることから、世
界全体で前年度を上回る見込み。また、消費量もインド、ロシア等で増加。世界全体
の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
6億9,780万トン(対前年度比 6.5%増)
・ロシア、EU、カザフ等で増加、米国、インドで減少
(2)消費量
6億9,989万トン(対前年度比 2.9%増)
・インド、ロシア等で増加、米国で減少
(前月に比べ、中国で上方修正)
(3)期末在庫量
1億7,238万トン(対前年度比 1.2%減)
・中国、EU等で増加、インド、米国で減少
(前月に比べ、中国、米国等で下方修正)
(4)期末在庫率
24.6%(対前年度差 1.0ポイント減)

〈とうもろこし〉
 生産量は、米国で高温・乾燥の影響により単収が低下した前年度と比べて大きく増
加(+29.4%)し史上最高、旧ソ連諸国、EU、中国等でも増加となることから、世
界全体で前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量も、米国、中国等で増
加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年
度より上昇。
(1)生産量
9億5,984万トン(対前年度比 12.3%増)
・米国、旧ソ連諸国、EU等で増加、ブラジル等で減少
(2)消費量
9億3,243万トン(対前年度比7.9%増)
・米国、中国、旧ソ連諸国等で増加
(前月に比べ、EUで上方修正)
(3)期末在庫量
1億5,097万トン(対前年度比 22.2%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(4)期末在庫率
16.2%(対前年度差 1.9ポイント増)

〈米(精米)〉
 生産量は、インド、タイ、ベトナムで史上最高となるほか、東南アジアを中心に増
加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量
も中国、インド等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回
り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
4億7,869万トン(対前年度比 1.9%増)
・インド等で増加
(2)消費量
4億7,606万トン(対前年度比 1.4%増)
・中国、インド等で増加
(3)期末在庫量
1億802万トン(対前年度比 2.5%増)
・タイ等で増加
(4)期末在庫率
22.7%(対前年度差 0.2ポイント増)

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、米国で高温・乾燥により収穫量が減少した前年度と比べて増加
(+13.4%)し史上最高、ブラジルで収穫面積の増加により史上最高、アルゼンチン
で高単収と史上最高の作付面積により増加となること等から、世界全体で前年度を上
回る見込み。また、消費量もアルゼンチン、中国等で増加。世界全体の生産量は消費
量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
2億8,589万トン(対前年度比 6.7%増)
・米国、アルゼンチン、ブラジル等で増加
(2)消費量
2億7,053万トン(対前年度比 4.5%増)
・アルゼンチン、中国等で増加
(3)期末在庫量
7,412万トン(対前年度比 20.5%増)
・米国、ブラジル、中国等で増加
(4)期末在庫率
27.4%(対前年度差 3.6ポイント増)


詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「米国農務省穀物等需給報告」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_usda/index.html
でご覧ください。


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