インフォメーション

2011-07-14 10:23:00

 東日本大震災に伴う原子力発電所放射能漏れ事故は、香港の日本食レストランにも大きなダメージをもたらした。ある飲食店代表によると、20以上の店が放射能汚染問題で閉店に追い込まれたという。また、日本食チェーン店の現地店は安売りに走り、食材を全て日本から輸入している高級日本料理店は、とりわけ深刻な影響を受けている。ある店のオーナーは、売り上げは震災前のレベルにまだ戻っておらず、食材調達地を変えたためにコストがさらにアップしたとこぼしている。香港明報が報じた。

 震災は、数多くの死傷者をもたらしただけではなく、東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故をも引き起こし、周辺地域で取れる食品は、放射能汚染の恐れがあるため輸出停止となった。香港湾仔にある高級日本料理店「誠」の黄乃平董事は、「震災直後、香港の日本食レストラン業界は6割以上急激に落ち込んだ。その後4月の『暗黒シーズン』の下落幅は2、3割にとどまった。日本料理に対する顧客の信頼が回復するにつれて、5月と6月の売り上げはだんだん上向いたが、震災前に比べるとまだ1割低い。今はひたすら、『PR無用、防衛は最大の攻撃』のスタンスを保ち、顧客が戻って来るのを待つしかない」と話した。

 日本食レストランに対する香港市民の信頼アップを目的として、香港食品委員会と飲食業界がこのほど、日本の食品や日本の観光地の安全性を訴えるキャンペーン「日本式達潮祭:至安心」を開催した。イベントの開催を呼びかけた香港餐飲連業協会の黄家和首席は、「協会は食品安全講座を開催し、今後数カ月間、香港の全日本食グルメにレストラン優待券を配布する。また11月には1万人のラーメン試食イベントを開催、業界の再起を賭ける」と意欲を示した。

 黄首席によると、震災後4カ月が経過したが、日本食レストランの売り上げは、震災前に比べ1-3割低いままという。また、20店以上が閉鎖に追い込まれ、価格値下げに踏み切った日本食チェーン店もある。さらに、食材価格がここ数カ月高騰を続け、経営戦略の転換が迫られている。ブタ肉の価格はこの3カ月で3割アップ、砂糖や小麦粉などの原料も1年前に比べ3倍に上がった。一部の日本食レストランでは、うどんやラーメンのような調理済食品をメニューの主体に切り替えざるを得なくなった。(編集KM)

 「人民網日本語版」2011年7月12日

http://j.people.com.cn:80/94475/7437548.html

 


2011-07-14 10:20:00

香港日本料理店協会会長も務める味珍味(香港)の呉宝舜(フランキー・ウー)主席と、小売り「アピタ」などを展開するユニー(香港)の中村敏雄社長は11日、コーズウェーベイの香港日本人倶楽部で、「日本食品の東日本大震災後の落ち込みとその後の回復状況」と題して講演を行った。

呉主席は、香港では日本料理店が原発事故に伴う風評被害の影響を一番被ったとした上で、「業界としては基本的に震災前の売り上げに戻ったと言えるが、高級店は接待の自粛などもあり、まだ震災前の8割ほどしか回復していない」と述べ、震災後4カ月を経ても一部店舗の経営は依然として苦しい状況にあると明らかにした。

http://news.nna.jp/free/news/20110712hkd003A.html

 


2011-07-14 10:18:00

壱番屋(愛知県一宮市)は、9月にカレーライス専門店チェーン「カレーハウスCoCo
壱番屋」をシンガポールに初出店する。東南アジア諸国連合(ASEAN)ではタイ
に次いで2カ国目の進出となる。シンガポールでは2015年末をめどに20店までの拡大
を目指す。海外出店を進める戦略の中で、他の東南アジア地域への事業拡大も視野に
入れているという。(シンガポール&ASEAN版編集長・今野至)
http://news.nna.jp/free/news/20110712spd002A.html

 


2011-07-14 10:14:00

消費者は各ストアブランドの店舗や施設のどのような点に魅力を感じているのか。
「ストアブランド戦略サーベイ」では各ブランドの店舗や施設の魅力点(バリュードライバー)を50項目に渡って具体的に質問した。その50項目を内容ごとに大きく8つのグループに分け、まとめたものが「バリュードライバー8指標」である。それぞれの指標は4~9項目で構成され、各項目の評価(質問内容に当てはまると回答したパーセント)を合計し、項目数で割って算出した平均値をバリュードライバー8各指標のスコアとした。

バリュードライバー8指標は次の8分野になっている。
①売場作り(ハード)
売場作りのハード面(クリーンネスや品揃え、レイアウト等)を中心とした項目

②売場作り(ソフト)
わくわくする、ゆったりした気分になれる等ソフト面(心理的効果)を中心とした項目

③利便性
 生活者(コンシューマー)にとっての使いやすさ等利便性にまつわる項目

④接客サービス
 店頭で受ける接客サービスや応対に関する項目

⑤顧客リレーション
 客との長期的リレーション構築に欠かせないサービスや囲い込みなどの項目

⑥信頼性
 店舗・施設や商品・サービスに対する品質への信頼性や安心感などの項目

⑦プロモーション活動
 広告やHPなどの宣伝活動や店舗・施設に行くきっかけ作りに関する項目

⑧ブランドメッセージ
 ブランドが発するメッセージがいかに生活者へ伝わっているかを計る項目


スタバ、ユニクロ、マクドナルドが複数指標でトップ
 それでは、バリュードライバー各指標の上位3ブランドとスコアを見てみよう。
①売場作り(ハード)
 1)ユニクロ 19.9 2)東急ハンズ、ニトリ 14.8

②売場作り(ソフト)
 1)スターバックスコーヒー 11.5 2)東急ハンズ 10.1 3)無印良品 9.5

③利便性
 1)マクドナルド 44.2 2)セブン-イレブン 34.9 3)吉野家 33.3

④接客サービス
 1)スターバックスコーヒー 8.5 2)ユニクロ 7.6 3)ドコモショップ 7.2

⑤顧客リレーション
 1)マクドナルド 14.5 2)TSUTAYA 8.9 3)ミスタードーナツ 7.1

⑥信頼性
 1)スターバックスコーヒー 15.7 2)モスバーガー 13.5 3)高島屋 12.9

⑦プロモーション活動
 1)ユニクロ 20.1 2)マクドナルド 16.9 3)ニトリ 13.2

⑧ブランドメッセージ
 1)カルティエ 10.2 2)ティファニー、ブルガリ 10

スターバックスコーヒーが調査対象346ブランド中、3指標で1位、ユニクロとマクドナルドがともに2指標で1位、1指標で2位となったのが目に付く。複数部門での首位獲得は、スターバックスコーヒーなら居心地の良い店舗や気持ちの良い応対、信頼性、マクドナルドなら利便性や顧客を囲い込む魅力的なクーポンサービスといった具合に、ライバルを圧倒するようなセールスポイントを複数持っていることの表れ、と見ることもできる。
ベストテンまで広げると、スターバックスコーヒーは売場作り(ハード)とブランドメッセージで、ユニクロは売場作り(ソフト)、利便性、信頼性で、マクドナルドは接客サービスでもそれぞれランク入りした。一方、「場力PQ」の総合ランキングで1位だったモスバーガーは信頼性が2位とさすがに高評価だったものの、あとは接客サービスで8位に入った程度というやや意外な結果になった。
このほかの指標では、ブランドメッセージで高級ブランドが順当に上位3位までを独占し、ベストテンでも7つを占めた。そんな中、アンチ「既存ブランド」という基本コンセプトからネーミングされた無印良品が6位に入ったのが面白い。


「信頼」のモスバーガー対「便利さ」のマクドナルド
もう少し細かく、特定の業種の競合ブランドについて見ていこう。まず、モスバーガーが場力PQの総合ランキングで1位になるなど大躍進したファストフード。バンズに具を挟んだバーガースタイルのメニューを提供しているファストフード店の総合ランキング上位5ブランドについて、バリュードライバー8指標のスコアを比べてみよう。

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場力PQの総合ランキングでは「時間消費プレミアム」と「推奨意向」の2項目でモスバーガーに大きく水を開けられ、8位に終わったマクドナルドだが、具体的な魅力点に関する評価では、87.9%(全体3位)という非常に高い購入・利用経験者率を反映し、多くの消費者から幅広く支持を集めた。利便性と顧客リレーションで全ブランド中1位。2位に入ったプロモーション活動を加えた3指標の評価でモスバーガーを大きく引き離した。さらに、8指標を構成する50項目を見ると、利便性の「店舗・施設の立地がよい・アクセスしやすい」(57.3%)、「気軽に行く・立ち寄ることができる」(50.3%)、顧客リレーションの「クーポンや優待制度が魅力的」(44.6%)でも全体1位を獲得した。
また、接客サービスの「店員とのやりとりが楽しい」(6.6%)、プロモーション活動の「広告宣伝や企業活動の情報などをよくみかける」(23.2%)、「ホームページを見たくなるようなきっかけがある」(8.7%)、「ホームページを見るたびに新たな発見ができるように工夫されている」(2.8%)でも全体1位になり、合計7項目でトップだった。

対するモスバーガーはバリュードライバー8指標で前述の3指標に加え、売場作り(ハード)、接客サービスを含む5指標でマクドナルドに劣ったが、信頼性、ブランドメッセージ、売場作り(ソフト)では勝った。50項目では信頼性の「商品やサービスの質に信頼性がある」(25.2%)とブランドメッセージの「社会や環境に対する活動や取り組みに共感できる」(5.3%)で全体1位。特に、「信頼性がある」は並み居る高級ブランドを抑えての堂々たるトップで、作り置きをしない、生産者の顔が見える食材を使うなど、食の安心安全を強調した姿勢に多くの消費者の支持が集まり、商品の質の信頼性においては確固たるブランドイメージを築いている。

50項目をマクドナルド対モスバーガーに絞って比べると(数字は%)、「店舗の立地がよい」57.3対20.5、「気軽に行ける」50.3対22、「忙しい時に短い時間で用事を済ますことができる」52.5対14など、利便性の各項目でマクドナルドがモスバーガーを圧倒。また、プロモーション活動も「安さにひかれる商品・サービスがある」43.1対6.1、「広告宣伝などをよくみかける」23.2対9.7など、全項目でマクドナルドが上回った。価格面では「クーポンなどが魅力的」も44.6対7と大差がついた。モスバーガーは利便性や価格面の訴求力で劣ることが購入・利用経験が66.6%にとどまっている背景にありそうだ。

一方、モスバーガーは短時間で用事を済ますのは難しいが、「ゆったり・のんびりとした雰囲気で過ごせる」が17.8対8とマクドナルドを大きく上回り、気軽に立ち寄れない代わりに、そこで「非日常感を感じられる」との回答が3.5と、マクドナルド(1.4)に水をあけた。安売りや値引きをせず、調理法や食材にこだわった商品を提供することで、「そこで購入・利用することは価格以上の価値がある」と考える顧客の割合は14.1。マクドナルドは5.4で、フレッシュネスバーガーやケンタッキー・フライド・チキンも下回った。価格競争にくみしない物作りの姿勢が評価された結果、「信頼性がある」はマクドナルドの10.8に対し25.2とダントツの評価を獲得した。マクドナルドとは異なるポイントで魅力を発揮し、それが顧客の間で強く支持されていることがうかがえる。

安さ・便利さを前面に押し出すマクドナルドの戦略は認知度が高いが、安売りイメージは値上げ局面で客離れを招く恐れもある。今後、ブランド自体の価値をどう高めていくか。モスバーガーは圧倒的な信頼性などプラス面の評価をどうやってより多くの消費者に伝えていくか。PR戦略がカギを握る。ロッテリアやフレッシュネスバーガーは対照的な2ブランドに挟まれて埋没しないような個性を打ち出すことが課題になりそうだ。(ま)

http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/hits/2011/07/post-45.html

 


2011-07-14 10:11:00

第40回 アルザスワインコンクール
Palmares du 40eme Concours des Vins d’Alsace de Colmar
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AOCアルザスの2010年と2009年、クレマン・ダルザスの2009年、2008年、2007
年の品評会が6月24日にコルマールで行われ、約1,500点のワインが出品された。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2011/mm0711.html#committee-1

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モン・サン・ミシェル湾の養殖ムール貝がAOP取得
(国立原産地・品質研究所)
Les moules de bouchot de la baie du Mont-Saint-Michel obtiennent
 l’appellation d’origine protegee(INAO)
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モン・サン・ミシェル湾の養殖ムール貝が、AOP(原産地名称保護)を取得し
た。6月30日のEU官報に掲載された。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2011/mm0711.html#committee-2

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「南西地方の豚肉」が、IGP取得準備(国立原産地・品質研究所)
Le porc du Sud-Ouest sur la voie de l'indication geographique protegee
(INAO)
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INAOのIGP全国委員会は、「南西地方の豚肉」がIGP(地理的表示保護)を取得
するための仕様書を承認した。今後欧州委員会にて審査が行われる。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2011/mm0711.html#committee-3

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2010年の世界のワイン産業の概況(世界ぶどう・ぶどう酒機構)
Bilan OIV sur la situation du secteur vitivinicole mondial en 2010
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2010年のワインの生産量は1998年のレベルにまで減少したが、ワインの世界的
な消費は、前年に対し0.4%と微増となった。またワインの輸出量も7%増加した。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2011/mm0711.html#committee-4

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30年目のヴィネクスポの華々しい成功
Succes retentissant pour les 30 ans de Vinexpo
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6月19~23日、ボルドーで第16回ヴィネクスポが開催された。今年はヴィネク
スポ開始から30年の節目の年で、海外からの来場者数が記録的となった。海外
からの来場者のうち、3人に1人はアジアからの来場者であった。中国が、海外
からの来場者数で第一位の国となった。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2011/mm0711.html#committee-5

◆フランス情報◇◇
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世界ミュスカ・コンクール
Muscats du Monde 2011
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ミュスカ種から造った世界のワインを集めた品評会「ミュスカ・デュ・モンド」
(世界ミュスカ・コンクール)が開催され、出品された210点のワインから、
金賞25点、銀賞49点、合計74点が受賞した。

続きは以下で ↓
http://www.franceshoku.com/mailmagazine/2011/mm0711.html#france-1



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