インフォメーション
牛乳の基準の内容をめぐり、南部・北部の地方乳業協会担当者同士が、ネット上で熱い議論を戦わせている。今回、衛生部が公式サイトで新基準をはっきり示したが、国民の懸念は完全に払しょくされていないのが現状だ。なかには「牛乳を飲むのなら水を飲んだ方がましだ」と牛乳の安全性に今も疑念を抱いている人もいる。
http://j.people.com.cn:80/94475/7425456.html
<国際的な穀物等の需給の見通し(2011/12年度)>
消費量の増加から、穀物全体、油糧種子の期末在庫率は低下する見込み。
北半球では冬作物の収穫期、春作物の生育期に入り、作柄への影響等今後の
天候に注視。
穀物全体の期末在庫率は 18.6%と前年度(19.5%)を下回り、FAOの安全在庫
水準(17~18%)に近づく見込み。
○主な品目別の需給
(1)小麦
生産量は前年度より増加するが、消費量を下回り、期末在庫率は低下する見
込み。
【生産量】664百万トン(+2.5%)
【消費量】667百万トン(+1.2%)
【期末在庫率】27.6%
◇ロシアは7月1日以降、輸出禁止を解除する予定。
◇ウクライナは6月4日に輸出割当解除。7月1日以降は輸出税導入予定。
◇高温乾燥であったEU北西部(仏、独、英)は、6月に入り降雨があったが、
成熟期を迎えた冬小麦の作柄の改善には遅すぎたとみられる。
◇米国の冬小麦は、乾燥による作柄悪化の懸念があるが、オクラホマ州等で
収穫が始まる。春小麦は、例年より作付けが遅れ、作柄への影響が懸念。
◇カナダのマニトバ州等では一部で洪水等により作付け放棄。
(2)とうもろこし
生産量は史上最高を更新するものの、消費量を下回り、期末在庫率は低下す
る見込み。
【生産量】866百万トン(+5.6%)
【消費量】872百万トン(+3.0%)
【期末在庫率】12.8%
◇米国では作付けや生育に大幅な遅れ。6月に入り好天で一部作柄が改善。
◇米国の期末在庫率は、引き続き低水準(5.2%)。
◇アルゼンチンの2010/11年産は、乾燥で生産量が減少。収穫は終盤。
◇ブラジルの2010/11年産の大豆の後作である冬とうもろこしは、6月中旬
の降雨で乾燥の影響が緩和。
(3)米
アジア諸国での収穫面積増等で生産量は増加するものの、消費量を下回り、
期末在庫率は低下する見込み。
【生産量】456百万トン(+1.4%)
【消費量】458百万トン(+2.4%)
【期末在庫率】20.7%
◇中国では揚子江中下流域の干ばつ、洪水の影響で、生産への影響懸念。
◇米国では長粒種の生産量減少見込み。
(4)大豆
生産量は消費量をわずかに下回り、期末在庫率は低下する見込み。
【生産量】263百万トン(▲0.3%)
【消費量】263百万トン(+2.9%)
【期末在庫率】23.4%
◇米国では作付けが大幅に遅れたが、作柄は概ね前年度並み。
◇米国では中国向けの旺盛な輸出需要で、期末在庫率は低水準(5.8%)。
◇中国で大豆(搾油用)需要の増加から、輸入が史上最高となる見通し。
詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html
内「海外食料需給レポート」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/index.html
でご覧ください。
東日本大震災とそれに続く津波により、日本の水産品産業と食品輸出産業は大きなダメージを受けた。日本の駐上海総領事館によると、日本の水産品輸出は地震の影響から徐々に回復しつつあり、4月11日に輸入が停止された日本産水産品が最近上海市場に出回るようになったという。
ロサンゼルスで地元の味として人気のファーマーズ・マーケットがロサンゼルス国際空港(LAX)のターミナル5にも出店することになりました。
ロサンゼルス国際空港公団のコミッショナーは、この度、ファーマーズ・マーケットとの10年契約を結び、人気の店舗、Mr. Marcel, aka monsieur marcel, T & Y Bakery, Magee's House of Nuts, Light my Fire spices, Ultimate Candy Company, Bennett's Ice Cream and Three Dog Bakery, Loteria! Grill, The Coffee Bean & Tea Leaf などからの食品を販売することを発表しました。
LAXでは、増え続ける旅行者のために、ロサンゼルスに数ある人気のセレブリティ・シェフ・レストランなどの中から、地元の味を代表するLAXにふさわしい店舗として、ファーマーズ・マーケットを選びました。新しい店舗は2012年に完成する予定です。
都市部の人口増加や北部の干ばつにより中国の水不足は深刻だ。これを商機にするには部材の使い方についての提案力が問われる。
水処理膜というと“部材売り”の典型であるかのように思われがちだ。だが自社開発品で各種の水処理膜を取りそろえ、「膜のデパート」とも呼ばれる東レによると実態は逆である。
「使い方を提案しないと膜は売れない」(房岡良成水処理事業部門長)
注文を受けて、膜をプラントに納入すれば終わりというわけではなく、膜をどう組み合わせれば顧客の問題解決になるかという提案から、洗浄方法の指導といった保守の面や技術面まで、同社は支援する。
東レは2009年7月、中国藍星份と水処理事業の合弁会社「藍星東麗膜科技( TMBC )」を設立した。合弁会社では各種の膜の輸出入や販売を手掛けるが、主力の逆浸透(RO)膜は現地生産に踏み切った。
RO膜は年率20%以上成長
世界の人口約69億人のうち、生活用水を含む飲料水が日常的に得られない人は9億人、下排水の処理など衛生設備がない人は26億人いるといわれ、水問題の解決は世界的な課題だ。なかでも中国を、「世界最大の潜在市場」と東レは位置づける。
中国では都市部で人口増加により水需要が急増する一方、北部では干ばつの影響で水不足問題が起きている。東レによれば、中国の水処理市場はRO膜だけでも年率20%以上の成長を続けており、2014年には500億円市場になる見込みだ。ここで、30%のシェア獲得を目指す。
山東省青島市や河北省唐山市曹妃甸などに建設中の造水量が1日当たり5~10万tに達する大規模なプラントに対し、合弁工場で製造したRO膜の納入が決まっている。海水を淡水化し、飲用レベルに変える。
とはいえ、中国で生産するRO膜は「ハイエンド製品ではなく、汎用品になったもの」と房岡部門長は話す。汎用品レベルのRO膜は既にコスト競争にさらされており、現地で生産する方が得策だと判断した。
言い方を変えれば、「汎用化した製品のラインをいつまでも持たず、日本では常に最先端のものを作り続ける必要がある」(房岡部門長)。
水処理に関する同社の研究拠点は滋賀県にあるが、上海とシンガポールにも研究所を設けている。海外の研究所の役割は、膜そのものというよりも、顧客のニーズに合わせた膜の使い方の研究だ。水質やポンプの圧力によって最適な膜の組み合わせがそれぞれ変わるためである。
海外研究所や国内外の営業部隊からの情報はすべて滋賀の研究所に集約する。海外への知財流出を防ぎ、日本での革新的な膜の開発に生かす。
「いずれは膜だけではなく、周辺のサービスやノウハウもビジネスにしたい」と房岡部門長は言う。