インフォメーション

2012-03-24 15:23:00

北海道中小企業家同友会とかち支部は、シンガポールで開催した十勝の食材紹介イベ
ントを機に、販路拡大に本腰を入れる。同会が海外で同様のイベントを開催したのは
初めて。地元の飲食店、食品関連業者などを集めた商談が景気となって、「手応えの
ある」10件近い交渉が進んでおり、将来的にシンガポールで十勝産品の常設販売につ
なげたい考えだ。(シンガポール&ASEAN版編集長・今野至)


2012-03-24 15:21:00

食料の権利に関する特別報告官(Special Rapporteur on the right to food)で
あるオリビエ・ド・シューター(Olivier De Schutter)氏は、グローバル化した食
糧システムと西洋風の食事の拡大により、10億人規模の人が栄養不良になっている一
方で同規模で10億人規模の人が肥満になっていると警告した。


【背景】
 ド・シューター氏は国連人権理事会に報告書を提出し、「我々の食糧システムが疾
病者を生み出している」と警告しました。同時に「食物への権利」とは、適切な量の
食糧にアクセスできるだけでなく、バランスのとれた栄養を摂取できることも重要で
あると強調しました。

 日本では時折、TV番組や記事で「○○が肥満に効果あり!」と発表されると、翌
日にスーパーでその品物が売り切れてしまう…というフードファディズムの話もそう
ですし、先進国が金にまかせて世界から食材を購入するものだから、農作物は遍在し
ていても市場を通して食糧が偏在してしまう状況まで、食糧システムがねじれている
…ということを言いたいのでしょう。
 それは、どこか、「不健康な」システムだからです。

【元記事】
 UN expert warns of global public health disaster caused by unhealthy foods
  http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=41470&Cr=food&Cr1=


2012-03-14 00:17:00

【2月29日 AFP】南アフリカ・西ケープ(Western Cape)州の農園。赤く茂ったルイボスの枝を農場労働者たちが鎌で刈り取っていき、日なたに並べて乾燥させる。

 こうして作られるルイボスティーは、世界で増え続けるルイボスティー・ファンの喉をうるおしている。だが、農園がいま最も懸念しているのが、ルイボスが依存する繊細な生態系を破壊しかねない気候変動だ。

 ルイボスティーの年間輸出量は、過去13年間で4倍にも増えた。健康上さまざまな利点があると考えられ、すっきりした味わいも手伝って、ルイボスティーは多くの国々で今はやりの飲み物となっている。カフェインを含まず、タンニンの量も極めて少ない。

 ルイボスが育つ地は、世界でも西ケープ州のセデルバーグ(Cederberg)山脈一帯だけだ。この乾燥した砂だらけの土地では、植物はほとんど育たない。ルイボスだけが繁茂し、土壌中の微生物と共生している。これまで、オーストラリア、米国、中国でルイボスの栽培が試みられたが、いずれも失敗に終わっている。

■温暖化と乾燥でルイボスは絶滅?

 ウィレム・エンゲルブレヒト(Willem Engelbrecht)氏は、西ケープ州・クランウィリアム(Clanwilliam)近くにあるルイボスティー農場「Groenkol Rooibos Tea Estate」を父から受け継いだ。同氏は、この10年間に天候が極端に変わったと感じている。

 もともと、この地域は厳しい気候条件下にあった。冬には気温が氷点下まで下がる一方、夏の気温は48度まで上がる。だが、エンゲルブレヒト氏によると、このところ夏はますます暑く、冬は一層、乾燥するようになっており、これに合わせて農法も変更せざるをえなくなっているという。

 だが、このまま気温の上昇が続けば、エンゲルブレヒト氏のような農園経営者の手にも負えなくなり、6億ランド(約65億円)規模のルイボスティー産業そのものが危機に陥る恐れがある。

 南アの科学産業研究会議(Council for Scientific and Industrial ResearchCSIR)の予測によると、今後の100年間で西ケープ州は厳しい気候変動の影響に見舞われる。大半の地域で気温が3度上昇し、乾燥化も進む。同州だけでなく、南アの内陸西部や沿岸地域の未来図も明るいものではないという。


■ルイボス産業関係者たちは前向き

 それでも、ルイボスティーで生計を立てている人々は、前向きな姿勢を保とうとしている。

 ルイボスティー産業は好景気に沸き、生産高は年間1万2000トン。うち半数が輸出されている。ティーカップ48億杯分の需要を満たすには十分な量だ。同産業は推定4500人の雇用も生みだしている。

「世界各国で人気を確立したルイボスティーだが、ルイボスの生産地は、ごくわずか。だから、この産業は相乗的に成長するはず」と話すエンゲルブレヒト氏。同氏ら経営者にとって重要な問題は、気候変動でルイボスが絶滅する前に、ルイボスティーのブームが、あとどれくらい続くのかということだ。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2861435/8554198

 


2012-03-14 00:08:00

【3月2日 AFP】欧州連合(EU)が新たに導入した家禽愛護規定に、仏菓子職人らが悲鳴を上げている。フランスの菓子製造業者で作る全仏鶏卵産業組合(National Union of Egg Industries and ProfessionalsSNIPO)は1日、新規定を満たさない数か所の養鶏場が生産を中止したため鶏卵価格が高騰しているとして、早急な対策を取るよう訴えた。

 フランスでは、EU産卵鶏福祉指令(European Union Welfare of Laying Hens Directive)に基づき、鶏をバタリーケージという狭いかごの中で飼育する方法が今年1月1日から禁止され、この規定に反する養鶏場が一時生産中止に追い込まれたことから、卵不足が起きている。

 鶏卵の1週間当たり生産量は10%(約2100万個)減少し、その結果、2月の鶏卵価格は前年10月比で75%高騰した。SNIPOは「この不均衡で深刻な状況は2012年いっぱい続く可能性がある」と声明で警告。仏政府に対し、鶏卵の「生産量回復のための早急な例外的臨時措置」を求めた。

 SNIPOは、このままでは菓子類やケーキ、菓子パン、ブリオッシュなどを値上げせざるを得なくなるほか、生産中止と従業員の一時解雇を強いられることになるかもしれないと警告している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/economy/2862104/8579729

 


2012-03-14 00:01:00

香港政府が福島を含む5県からの食肉(卵を含む)輸入をまもなく解禁する見込みだ。
香港を訪問していた鹿野道彦農相が4日、香港政府食品・衛生局の周一嶽(ヨーク・
チョウ)局長との会談後明らかにした。双方は近く合意する。鹿野農相は滞在中、「
日本食品展in Hong Kong」の会場を訪れ異例の“トップセールス”を行うなど、日本
産農産物の最大の輸出先である香港重視の姿勢をアピールした。(香港&華南版編集
長・安部田和宏)


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