インフォメーション

2014-09-09 10:25:00

 

 ダスティ・リッジは杖に寄りかかり、自分の番号が呼ばれるのを待っている。ここは食料支援施設フードバンク。首都ワシントンD.C.に暮らす62歳の彼女は、10年以上前から月に1度ここへ通っている。

 「56番の方」という声が聞こえると、リッジは食料庫に入り、来週必要な分の食品を選んだ。ピーマン、トマト、ケール、ドライチェリー。まるごとの鶏肉もかごに入れたが、缶詰のインゲンはやめておく。「塩分が多いからね」と彼女は言う。

 現在、アメリカでは何千万人もの人々が、フードバンクに頼って生活している。がんを治療しながら障がい者給付金で暮らしているリッジのような人物はその典型だが、受給者は年齢、学歴、収入も多岐にわたり、着々と増えている。

 そうした食料支援プログラム利用者の実態を、食料支援NPO「フィーディング・アメリカ」が調査、「ハンガー・イン・アメリカ(米国の飢え) 2014」として発表した。フィーディング・アメリカは、寄付によって集まった食料を全米の食料支援プログラムに分配するネットワークで、今回は6万を超えるその利用者を対象に調査を行った。

http://nationalgeographic.jp/nng/article/20140829/413355/?mail

 


2014-09-03 18:26:00

ノブ・マツヒサ(松久信幸)は母国日本で寿司づくりを学び、若き職人時代をペルーとアルゼンチンで過ごし腕を磨いていった。寿司店を数度開業し不運な結果に終わるが、やがてビバリーヒルズで「マツヒサ」、ニューヨークで「ノブ」を開店し成功する。マツヒサの常連客だった俳優のロバート・デ・ニーロが寿司店の共同経営を熱心に誘ったことで1994年のノブ開店に至った。いまでは17カ国で30数店舗を擁するホスピタリティ・グループへと発展を遂げている。HBRのシニア・エディター、アリソン・ビアードによるインタビューをお届けする。

 

――1店に集中するのではなく、多くの店舗を展開しているのはなぜですか。


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松久信幸
(まつひさ・のぶゆき)

「NOBU」「Matsuhisa」オーナーシェフ 1949年、埼玉県で材木商の三男として生まれ、父を7歳の時に交通事故で亡くす。14歳の時に兄にはじめて連れていってもらった寿司屋でその雰囲気とエネルギーに魅了され、寿司職人になると心に決める。東京の寿司屋での修業後、海外に出てペルー、アルゼンチン、アメリカでの経験を基に、和をベースに南米や欧米のエッセンスを取り入れたNOBUスタイルの料理を確立した。 1987年、アメリカ・ロサンゼルスにMatsuhisaを開店。ハリウッドの著名人たちを魅了し大人気となる。1994年、俳優ロバート・デ・ニーロの誘いに応えNOBU New Yorkを開店。さらに、グローバルに展開し次々と店を成功に導く。2013年4月、ラスベガスにNOBU Hotelをオープン。2014年現在、5大陸に30数店舗を構え、和食を世界の人々に味わってもらおうと各国を飛び回っている。 最新刊に『お客さんの笑顔が、僕のすべて!――世界でもっとも有名な日本人シェフ、NOBUの情熱と哲学』(ダイヤモンド社)などがある。

松久 私はチームワークが好きです。そしてノブのシェフたちは、私によき学びをもたらしてくれます。厨房の人たちは、ロンドン、ニューヨーク、フランス、イタリア、中国、フィリピンなどの出身ですから、日本出身の私は彼らからも学ぶのです。品質管理が保たれる限り、学び成長することは私にとって喜びです。目指すのはミシュランの星ではありません。お客さんが店にやって来る姿、そして夕食を楽しんでいる姿を、ただ見たいんです。

――どんな方法で品質を一定に保っているのでしょうか。

松久 新店舗がオープンする時に、私は必ずシェフの研修に立ち会います。1年のうち10カ月は出張していて、すべての店舗を訪問します。各店で検査と試食をして、シェフに意見を言います――「これは改善できるね」、あるいは「これは素晴らしい」と。

我々には全店に共通するノブ特製メニューがあり、共通の基本レシピが順守されています。同時に、各店舗にはそれぞれの国、都市、文化に見合ったオリジナル料理をつくる自由もあり、私と各地のシェフたちは一緒にそれを考案します。彼らがつくり、私が試食する。そして我々は常にコミュニケーションを取っています――何が起きているのか、どうなっているのか、と。昨日も私はニューヨーク店のシェフたちに、いくつかのことを教えてきたばかりです。

――では、やはり人材選びが非常に重要となるのでしょうか。

松久 店を開くのは簡単なんです。場所を見つけ、そこを美しく飾るために100万ドルをかければいい。でもひとたびオープンすれば、そこを幸せな場所にするのは誰でしょうか。料理し、皿を洗い、予約を受け付けるのは誰か。どんな構想にも必要なのは人です。人こそが、よい印象をつくり出すんです。ノブの最初の2~3店舗については、立ち上げの時に私自身が全員の面接をしたのですが、最初に訊いたのは「あなたはこの仕事が好きですか?」という質問でした。ともに働く人材として私が求めるのは、私と同じだけの情熱を持ち、ハングリー精神を発揮し、常にいま以上の何かを目指す人です。

 

http://www.dhbr.net/articles/-/2789


2014-09-03 18:24:00

ワイルドフラワーやロットネスト島、世界遺産のシャーク湾やパヌルル国立公園など、豊かな自然だけでなく、新鮮な食材も豊富な西オーストラリア州。是非味わっていただきたいベスト4をご紹介します。

西オーストラリア州の食体験ベスト4[1]マーガレットリバー(ワイン産地)
パースから南へ車で3時間、220を超えるワイン生産者と100以上のセラードアが点在する世界屈指の高級ワイン生産地のひとつです。

[2]新鮮なシーフード
12,000kmにわたって延びる西オーストラリア州の海岸は、みずみずしいシーフードの宝庫。州都パースからバスまたは電車で約30分の港町、フリーマントルの漁港はその日に獲れた新鮮な魚介類が楽しめる非常に贅沢な環境です。

[3]黒トリュフ
南西部の町マンジマップは南半球で最もトリュフの産出量が多く、その品質は本場ヨーロッパのお墨付き。豊かな森と気候がその宝石を作ります。食通の間では秘密にしておきたい世界一美味しい食材です。

[4]パースでのワインと夕食
近年パースには新しいレストランが次々とオープン。すでに名声を確立した人気店も多数あり、パースは今「ダイニングブーム」に沸いています。

西オーストラリア州の食とワインの魅力をもっと知りたい!そんな時はフード&ワイン・イベントへの参加もおすすめ。中でも、「マーガレット・リバー・グルメ・エスケイプ」は、オーストラリア国内外から最高峰のシェフやワイン生産者が集う、国際的にも注目されている一大イベントです。特設レストランやライブ演奏、ワイナリー巡り用のドライブ・コースなどグルメ好きにはたまらないイベントです。今年は11月21日(金)~23日(日)に開催されます。

「マーガレット・リバー・グルメ・エスケイプ」のホームページはこちら(英語)


2014-09-03 18:23:00

タイ  2014/09/02(火曜日)
CPFの鶏肉工場、ムスリム団体が視察[食品]

食品最大手ジャルーン・ポーカパン・フーズ(CPF)のスパチャイ上級副社長は、外務省が先ごろ主催した東南アジア諸国向けのタイ企業説明会の一環として、ムスリム団体が同社の鶏肉加工工場の視察に訪れたことを明らかにした。1日付プーチャッカーンが報じた。

視察の対象となったのはバンコク東部ミンブリ地区の第2鶏肉加工工場。同工場はハラル(イスラム教徒向け)食品の加工を特に重視しており、従業員の60%以上をイスラム教徒が占める。昨年5月にノルウェーの国際認証機関デット・ノルスケ・ベリタス(DNV)から持続的生産の可能な製品としての認証「ProSustain Standard」を取得したこと、商品の生産履歴の追跡が可能なトレーサビリティーシステムを導入していることなどを説明した。

CPFの昨年のイスラム諸国向け鶏肉輸出額は3億7,500万米ドル(約390億円)。今年は前年比6割増の6億米ドルまで伸びる見通し。主な輸出先は、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタール、オマーン、マレーシア。


2014-09-03 18:22:00

ブリティッシュ・コロンビア州のオカナガン地方は160軒以上のワイナリーが集まるカナダで有数のワイン産地です。美しい山々に囲まれ、広大なオカナガン湖を見下ろすように広がる葡萄畑は、言葉を失うほどの素晴らしい景色。そんなオカナガンではシーズン毎にワイン・フェスティバルが開催されます。なかでも葡萄の収穫時期と重なる秋のワイン・フェスティバルは、最大の規模。今年は10月3日(金)~13日(月)の11日間です。

オカナガン地方はワインの名産地であるフランスのボルドーやシャンパンで有名なシャンパーニュとほぼ同緯度の北緯50度線上に位置し、年間日照時間が2000時間を超える乾燥地帯で寒暖の差が激しいため、ブドウ作りには絶好の気候です。
その好条件の中で作られるオカナガン・ワインは、国内外のコンクールでの評価も高く、近年世界のワイン通の注目を集めています。ただ、生産量が多くないため、輸出どころかリカーショップに卸していないワイナリーもあり、当地でしか出会うことのできないワインがあるため、それを求めて国内外から足を運ぶファンが後を絶ちません。

 

ワイン・フェスティバル期間中は、オカナガン地域全体で、ワイン・テイスティングはもちろん、食事、クルーズ、ゴルフなどとセットになったイベントが多数開催されます。
イベントに参加できなくても、ぜひお勧めしたいのがワイナリーでの食事。ワイナリーのレストランから見える葡萄畑や湖など素晴らしい景色を眺めながら堪能するワインと食事は最高の贅沢です。

イベント参加はもちろん、食事だけでも予約が必要ですので忘れないようにしてくださいね。また期間中、ペンティクトンにある「BC VQA ワイン・インフォメーション・センター※」では、ワインの販売だけではなく、700種類以上を揃えたBC州のワイン・テイスティングが無料で楽しめます。

ワインに関するグッズも豊富なので、ワインと一緒にお土産にどうぞ。

 

● オカナガン・ワイン・フェスティバル公式サイト(英語)http://www.thewinefestivals.com/
● イベントの一覧とご予約はこちら(英語)http://www.thewinefestivals.com/events/index
● オカナガンのワイナリー情報とワイン・インフォメーション・センター情報は こちら

※VQA(Vintners Quality Alliance)とは、カナダのワインの品質認証基準であるとともに、原産地を保証しているものです。BC VQAとは、100%BC州産のブドウで生産され、品質基準を満たしているワインを指します。
ただ、小規模のワイナリーはVQAに加盟していない場合もあるので、VAQマークが付いていなくても必ずしも品質が条件を満たしていないわけではありません。ぜひこの機会に現地のワイナリーを訪れてお気に入りのワインを見つけてください。

 

【オカナガン地方への行き方】…━…━…━…━…━…━…━…☆

▼日本からツアーを利用する場合
オカナガンをじっくり巡るツアーを、エイチ・アイ・エスが企画しました!
● 詳細はこちら(H.I.S.のサイトに飛びます)

オカナガンの魅力がたっぷり詰め込まれたH.I.S.のパンフレットと、ブリティッシュ・コロンビア州観光局が発行する冊子「オカナガンの休日」をプレゼントいたします。 ご希望の方は こちら からご請求ください。

▼バンクーバーからレンタカーで行く場合
バンクーバーからオカナガンへは車で4~5時間。バンクーバーよりハイウェイ#1でホープへ。そこからハイウェイ#5を通ってメリットへ。メリット経由でハイウェイ#97cからケローナへ。滞在する場所としては街の規模が大きなケローナがお薦め。ワイナリーはケローナ周辺をはじめとして、南に位置するペンティクトン、ナラマタ、さらに南下してオソヨースへ向かう途中にたくさん点在しています。

▼バンクーバーからバスで行く場合
グレイハウンドなどの長距離バス会社を利用してケローナに行くことも可能です。ケローナまでの所要時間は約6時間。色々な割引もあるため費用の目安は往復100~195ドルです。

● グレイハウンド(英語)

▼バンクーバーから飛行機で行く場合
エア・カナダやウエスト・ジェットがケローナやペンティクトンへ運行。所要時間は約1時間。


ワイナリーは点在しているので現地の移動には車があると便利ですが、飲んだら運転はできません。現地のワイン・ツアーも上手に利用してくださいね。
● 自転車でまわるワイナリーツアーはこちら 
● その他現地ワイン・ツアーはこちら


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