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2014-09-03 18:23:00

タイ  2014/09/02(火曜日)
CPFの鶏肉工場、ムスリム団体が視察[食品]

食品最大手ジャルーン・ポーカパン・フーズ(CPF)のスパチャイ上級副社長は、外務省が先ごろ主催した東南アジア諸国向けのタイ企業説明会の一環として、ムスリム団体が同社の鶏肉加工工場の視察に訪れたことを明らかにした。1日付プーチャッカーンが報じた。

視察の対象となったのはバンコク東部ミンブリ地区の第2鶏肉加工工場。同工場はハラル(イスラム教徒向け)食品の加工を特に重視しており、従業員の60%以上をイスラム教徒が占める。昨年5月にノルウェーの国際認証機関デット・ノルスケ・ベリタス(DNV)から持続的生産の可能な製品としての認証「ProSustain Standard」を取得したこと、商品の生産履歴の追跡が可能なトレーサビリティーシステムを導入していることなどを説明した。

CPFの昨年のイスラム諸国向け鶏肉輸出額は3億7,500万米ドル(約390億円)。今年は前年比6割増の6億米ドルまで伸びる見通し。主な輸出先は、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタール、オマーン、マレーシア。