働く女性の増加や高齢化などを背景に、洗わずにそのまま食べられる利便性、食べるぶんだけ使えて価格が安定している経済性などが受け、カット野菜や野菜を組み合わせて袋詰めした「パッケージサラダ」の市場規模が拡大している(関連記事)。パッケージサラダを製造・販売するサラダクラブ(東京都調布市)によると、2004年に年間約50億円だった同社の売り上げは、2013年には206億円と9年間で約4倍に伸びている。特にここ2~3年の伸びが著しいという。

 そんななか、同社では2014年7月22日(北海道エリアは24日)に「これまでにない新しいカテゴリーのパッケージサラダ」の商品群を発売するという。それがパッケージサラダなどの野菜とあえるだけで簡単に具だくさんのサラダが完成する「野菜と和える具だくさんソース」だ。ラインアップは「クリーミーポテト」「クリーミーたまご」「やわらかごぼう」「やわらかチキン」の4品。大きな固形をそのまま残し、具の食感をしっかり味わえるのが特徴だという。

 パッケージサラダが急成長する今、同社はなぜ今こうした商品を発売したのか。これでパッケージサラダ市場はどう変わるのか。

 
「野菜と和える具だくさんソース クリーミーポテト(120g)」(参考小売価格128円)
[画像のクリックで拡大表示]
 
「野菜と和える具だくさんソース クリーミーたまご(120g)」(参考小売価格148円)
[画像のクリックで拡大表示]
 
「野菜と和える具だくさんソース やわらかごぼう(90g)」(参考小売価格148円)
[画像のクリックで拡大表示]
 
「野菜と和える具だくさんソース やわらかチキン(90g)」(参考小売価格168円)
[画像のクリックで拡大表示]
 
サラダクラブの売り上げはずっと堅調に伸び続けていたが、ここ2~3年は急激に伸びている。「導入期から成長期に入っている」(同社)
[画像のクリックで拡大表示]