インフォメーション

2012-06-23 18:19:00

世界最大の牛肉輸出国といえば、ブラジル、米国、オーストラリアが思い浮かぶ。過去10年間はこれらの3ヵ国のいずれかが1位の座を占め、昨年はオーストラリアが牛肉輸出量で最多を記録した。しかし今年は、どうやらランク外のインドに追い越される模様だ。USDAの推定によると、インドは152万5,000トン、 オーストラリアは142万5,000トン、ブラジルは135万トンで、米国は4位の123万6,000トンになっている。

しかしインドが輸出する牛肉は、他の輸出国のものとは少々違う。カラビーフと呼ばれる水牛(バッファロー)由来のもので、もっぱら骨抜きフローズン・バッファロービーフだが、この牛肉をUSDAは世界推定牛肉総生産量に算入している。牛頭数も同様の扱いで、インドは推定3億2,449万頭で、1億9,755万頭のブラジルを抜いて1位になっている。

※2012年6月4日 Cattle Buyers Weekly

2012-06-23 18:14:00

伊勢丹シンガポール・スコッツ店は25日にかけて「夏の北海道フェア」を行う。今月
末~来月初めにはタンピネス店でも開催する。伊勢丹シンガポール設立40周年を記念
したフェアの一環で、北海道から32社・団体が出展。日本国外で開かれる北海道フェ
アでは最大規模で、伊勢丹を含め海外で開かれる日本の物産展全体で売上高が最高を
記録している。今年は前年を約2割上回る230万Sドル(約1億4,200万円)を見込む。
(シンガポール&ASEAN版編集長・今野至)


2012-06-16 17:34:00

米国農務省は、6月12日(現地時間)2012/13年度の2回目の世界及び主要国の穀物・大
豆に関する需給見通しを発表した。その概要は以下のとおり。
 2012/13年度の穀物全体および大豆の生産量は消費量を上回る見込み。
  
1世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量:23億7,017万t(対前年度比 2.9%増)
(2)消費量:23億5,484万t(対前年度比 2.4%増)
(3)期末在庫量:4億7,766万t(対前年度比 3.3%増)
(4)期末在庫率:20.3%(0.2ポイント増)

≪主な品目別の動向≫
<小麦>
 生産量は、前年度、悪天候による被害を受けた米国やインド、中国で増産となるもの
の、凍害や秋から春にかけて乾燥の影響を受けた旧ソ連諸国、EUで減産となることから
世界全体では前年度を下回る見込み。
 また、消費量もインド等を除き前年度より減少。世界全体の生産量は消費量を下回
り、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
 6億7,206万t(対前年度比 3.2%減)
 米国、インド、中国等で増加、ウクライナ、カザフ、EU、豪州、ロシア、アルゼン
チン等で減少。
(2)消費量
 6億8,187万t(対前年度比 2.0%減)
 インド等で増加、EU、ウクライナ、カナダ等で減少。
(3)期末在庫量
 1億8,576万t(対前年度比 5.0%減)
(4)期末在庫率
 27.2%(0.9ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
 生産量は、ロシアで冬の凍害や春の乾燥の影響から下方修正。

<とうもろこし>
 生産量は、米国で作付面積増から、前年度を大幅に上回り(+20%)史上最高となるこ
と等から、世界全体でも史上最高の見込み。また、米国や中国の飼料用需要の増加等か
ら、世界の消費量も増加する見込み。世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前
年度より上昇。
 米国においても期末在庫率は13.7%と前年度(6.7%)より大きく上昇。
(1)生産量
 9億4,993万t(対前年度比 8.8%増)
 米国、アルゼンチン、中国、メキシコ等で増加、ブラジル等で減少。
(2)消費量
 9億2,339万t(対前年度比 6.4%増)
 米国、中国、EU、ブラジル等で増加。
(3)期末在庫量
 1億5,574万t(対前年度比 20.6%増)
(4)期末在庫率
 16.9%(2.0ポイント増)
(5)前月からの主な変更点
 生産量は、中国で作付面積増加により上方修正、消費量は、EUで飼料用需要増により
上方修正。

<米(精米)>
 生産量は、東南アジア諸国での増産等により、世界全体で史上最高となるも、イン
ド、中国等の消費量の増加から、世界の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は低下す
る見込み。
(1)生産量
 4億6,651万t(対前年度比 0.5%増)
(2)消費量
 4億6,674万t(対前年度比 1.8%増)
 インド、中国等で増加。
(3)期末在庫量
 1億0,416万t(対前年度比 0.2%減)
(4)期末在庫率
 22.3%(0.5ポイント減)
(5)前月からの主な変更点
 大きな変更はなし。

2世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、米国で単収増による増産、ブラジル、アルゼンチンでも史上最高の収穫面
積による増産から、世界全体では前年度より増加し、消費量を上回り、期末在庫率は前
年度より上昇する見込み。
 一方、中国の消費量及び輸入需要量の増加により、米国の期末在庫率は4.3%と、前年
度(5.6%)を下回り歴史的低水準。
(1)生産量
 2億7,103万t(対前年度比14.7%増)
 アルゼンチン、ブラジ、米国等で増加。
(2)消費量
 2億6,495万t(対前年度比 4.5%増)
 中国、アルゼンチン等で搾油用需要増加。
(3)期末在庫量
 5,854万t(対前年度比 9.7%増)
(4)期末在庫率
 22.1%(1.0ポイント増)
(5)前月からの主な変更点
 大きな変更はなし。


詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「米国農務省穀物等需給報告」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_usda/index.html
でご覧ください。



2012-06-16 17:31:00

モスバーガーを展開するモスフードサービスは、東部の商業施設タンピネス・モールに海外300店舗目となる新店舗をオープンした。

国内では27店目となる。同社の広報担当者はNNAに対して「シンガポールでは100%出資子会社のモスフード・シンガポールが日本本社とフランチャイズ契約を結び、店舗展開している」と説明。当地ではえびなど海鮮類を使ったメニューが人気で、シンガポール・オリジナル・メニュー「エビライスバーガー」などが定番商品となっている。また海外進出国の中でライスバーガーの商品数が一番多く、「親子ライスバーガー」「たこかつライスバーガー」「ホタテの小柱かき揚げライスバーガー」といった期間限定ヒット商品がある。

海外では出店攻勢を加速させており、店舗数を今年度中に330店舗にまで拡大する計画。出店先については「新規市場への進出も視野に入れているが、具体的な国・地域は未定」(同担当者)という。海外店舗の売上高比率は2011年度末に10%超だったが、19年度までに30%超に引き上げる。海外店舗数も1,800店にまで増やす意向だ。現在はタイ、インドネシア、オーストラリア、台湾、香港、中国、韓国で店舗展開している。


2012-06-16 17:28:00

福岡・佐賀両県の香港事務所は今週、香港城市大学専上学院(コミュニティー・カレ
ッジ)が日本語課程の学生向けに今年初めて開講した日本文化を学ぶ夏期集中講座に
それぞれ食材を提供した上、所長自ら学生たちに高品質の県産食品・食材、また県観
光をPRした。若き日本ファンに両県、また九州の魅力を浸透させようという試み。
食品・食材の輸出拡大や観光客・留学生の誘致強化につなげることを目指している。
(香港&華南版編集長・安部田和宏)


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