インフォメーション
ニコル・ブリック貿易大臣、ステファヌ・ル・フォル農業・農産加工業・林業大臣、ギヨム・ガロ農産加工業担当大臣は、日本当局が30カ月齢以下のフランス産牛肉に対し、2013年2月1日付で輸入解禁を正式に決定したことを歓迎しました。
パリ、2013年1月23日
牛海綿状脳症の発生により、フランスおよびヨーロッパ連合(EU)諸国からの日本への牛肉の輸出は2001年より禁止されていました。以来、フランスは日本が独自にリスク分析をするために必要な技術的情報すべてを入手できるよう積極的に取り組んできました。日本当局は2012年10月、30カ月齢以下のフランス産牛肉について、リスクは無視できると最終的に結論づけました。
日本の厚生労働省の薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会・伝達性海綿状脳症対策部会は本日、フランス、オランダ、カナダ、米国の30カ月齢以下の牛肉について、規制を解除すると正式に発表しました。本決定は2013年2月1日に施行されます。これによって、フランスとオランダは他のEU諸国に先駆けて対日牛肉輸出を再開します。
フランスと日本は、日本向けの牛肉の生産と輸出にかかわる衛生条件を締結しました(衛生面での日本側要求事項、対日輸出プログラムと衛生証明書)。これらの必要書類やさまざまな行程については、2013年2月1日付でEXP@DONのホームページで確認できるようになるとともに、各施設が管轄の県当局に対日輸出認可を申請できるようになります。
フランスと日本はともに食に対する品質と衛生面に極めて関心が高い国です。長年にわたり待ち望まれた本日の決定は、フランスならびにEUの衛生問題に対する取り組みがもたらす安全の担保が日本で認められたことを意味します。今般の輸入解禁は、2012年11月29日の対外貿易のEU閣僚理事会においても、対日EPA交渉開始のフランスの同意を得るための議論のひとつになりました。
この輸入解禁は、アジア地域向けの農産加工品輸出拡大に力を入れる関係閣僚の意思に全面的に沿うものです。わが国の生産者は今や好機をとらえて、それ相応の態勢を整えなければなりません。
http://www.ambafrance-jp.org/article6205
日本と海外でラーメン店を130店以上展開するワイエスフード(福岡県田川郡)は1
日、マニラ首都圏マンダルヨン市で「一康流ラーメン」をプレオープンした。一康流
ブランドの出店は海外初。本格的な営業開始は4月以降を見込む。地場外食とのフラ
ンチャイズ契約を通じ、高級感漂う店舗を展開する。昨年末から相次ぎ進出した日系
ラーメン店との差別化を図り、中所得層以上のニーズを獲得する狙い。年内に首都圏
で3店舗増やす計画だ。(フィリピン版編集長・吉岡由夏)
味の素は1日、約13億円を投じ子会社の上海味の素アミノ酸(上海市松江区)が製造する医薬用・食品用アミノ酸の生産能力を倍増させると発表した。中国やアジア諸国の需要増に対応する。
上海味の素アミノ酸は1998年設立。全世界推定約3万トンの医薬用・食品用アミノ酸市場でトップシェアを保持する。今回の増産により、血中のアミノ酸濃度を測定して健康状態を明らかにする「アミノインデックスR」や、アミノ酸技術のバイオ先端医療分野への展開など、アミノ酸の用途の開発研究(R&D)や事業強化も同時に推進する。増産ラインからの供給は今年10月開始予定。<上海>
穀物全体の生産量は、前年度より減少して消費量を下回り、期末在庫率は低下する見
込み。
穀物全体の期末在庫率は18.6% と前年度(20.2%)を下回る見込み<FAOの安全在庫水準
(17~18%)>。
《主な品目別の需給》
〈小麦〉
生産量は、米国、インド等で増産も、旧ソ連諸国や豪州、EU等の減産で世界全体で
は前年度より減少して消費量を下回り、期末在庫率は低下する見込み。
(1)生産量
654百万トン( ▲ 6.2%)
(2)消費量
673百万トン( ▲ 3.5%)
(3)期末在庫率
26.2%
・旧ソ連諸国では凍害や乾燥等により生産減。
・豪州では収穫が終了。降雨不足等から、生産量は前年度を下回る見込み。
・インドでは史上最高の生産量となり、輸出が大幅に増加。
・米国で13/14年度冬小麦の初期生育に乾燥の影響懸念。
〈とうもろこし〉
生産量は、米国の高温・乾燥による減産等で、前月から下方修正され消費量を下回
り、期末在庫率は低下する見込み。
(1)生産量
854百万トン( ▲ 3.2%)
(2)消費量
867百万トン( ▲1.4% )
(3)期末在庫率
13.6%
・米国はコーンベルトの高温・乾燥により生産量が大幅に下方修正(274百万トン)され、
期末在庫率も低水準(5.6%)。
・中国では、天候に恵まれ史上最高の生産量を更新。飼料向け需要等は今後も堅調の見
込み。
・EUでは、南東部の高温・乾燥により前年度より減産見込み。
・収穫が開始された南米は、アルゼンチンでは降雨過多から乾燥傾向に転じるも前年度
より増産、ブラジルでも2年続きの豊作見込み。
〈米〉
生産量は、インドでの減産はあるも中国、東南アジアでの増産により世界全体では前
年度より増加したが、消費量を下回り、期末在庫率は低下する見込み。
(1)生産量
466百万トン(+ 0.2%)
(2)消費量
469百万トン(+ 2.4%)
(3)期末在庫率
21.7%
・中国、インドネシア、ベトナム等で単収の増加等から豊作見込み。
・インドではモンスーン到来遅れで減産。
・ベトナム、インド等で輸出競争。中国では輸入が増加。
〈大豆〉
生産量は、米国で降雨による高温・乾燥被害の緩和や、収穫が開始された南米の増産
見込みから世界全体では前年度より増加し消費量を上回り、期末在庫率は上昇する見込
み。
(1)生産量
270百万トン(+12.9%)
(2)消費量
262百万トン(+2.4%)
(3)期末在庫率
22.9%
・米国では、コーンベルトの高温・乾燥の影響が8月末以降の降雨で緩和。
期末在庫率は4.1%と低水準で推移。
・中国では、生産減に加え、旺盛な需要から輸入量が増加。
・収穫が開始された南米では、作付面積の増加に加え、アルゼンチンでは降雨過多から
乾燥傾向に転じるも前年度より増産、ブラジルでは天候に恵まれ史上最高の豊作見通
し。
詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html
内「海外食料需給レポート」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/index.html
でご覧ください。
セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)はきょう1日、北京市に食品専門スーパーマーケット「華堂商場食品館北京三里屯店(イトーヨーカドー食品館)」を開業する。セブン&アイが中国で展開するイトーヨーカドーでは初めての食品専門店舗となる。
イトーヨーカドー食品館は、上海市を本拠とする不動産大手の世茂集団が2011年、朝陽区に開業した商業施設「北京世茂百貨」の地下1階に設ける。営業面積9,000平方メートルで、輸入食品を充実させるほか、惣菜メニューや弁当などを取り揃えた日本の“デパ地下”方式を採用。周囲にはオフィスビルや高級マンションが立ち並ぶことから、可処分所得の高い外国人や富裕層をターゲットに据える。
イトーヨーカドー食品館の現店舗スペースには今年2月まで、イトーヨーカドーなど日中の3社合弁によるスーパー、北京王府井洋華堂(王府井ヨーカ堂)の三里屯店が営業していた。だが、北京王府井洋華堂がイトーヨーカドーの中国法人である伊藤洋華堂(中国)投資の傘下となるのに伴い、「王府井ヨーカ堂」ブランドの展開を終了。新たに「イトーヨーカドー食品館」を開店した。
セブン&アイ・ホールディングス東京本社広報グループは「今後、イトーヨーカドー食品館の販売状況を分析しながら、他地域での食品館展開も視野に入れたい」と話した。<北京>