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2017-07-23 09:54:00

2017/07/17(月)

力の源HDと日系ピザ店、一風堂を出店へ

外食事業を展開する力の源(もと)ホールディングス(福岡市)は14日、ベトナムでイタリアンレストランを展開する日系ピザフォーピース(Pizza 4P’s)とライセンス契約および資本提携に関する基本合意書を締結したと発表した。8月中旬に契約を締結する予定で、来年初旬をめどに博多ラーメンチェーン「一風堂」を出店する計画だ。

この契約に基づき、力の源は、同社が所有するノウハウや商標を用いてベトナムで一風堂を設置、運営する権利をピザフォーピースに付与する。契約期間は5年で、自動的に更新される。力の源は、「ピザフォーピースは飲食店舗の運営力や店舗開発力を兼ね備えていることに加え、代表者を含め経営幹部の多くが日本人であるため、日本の文化や商習慣の理解はもとより、事業を進める上でのコミュニケーションも円滑に進められると判断し、基本合意に至った」と説明している。

また、今月末にシンガポールに設立予定のピザフォーピースの親会社フォーピース・ホールディングスに5,000万円を出資する予定。フォーピースの資本金は300万シンガポールドル(約2億4,300万円)の予定で、力の源の出資後の持ち分比率は2.22%となる見通しだ。

力の源は、6月末時点で海外12カ国・地域に飲食店69店舗を展開している。事業の一つとして、海外で一風堂を展開しており、直近では、4月にミャンマーの最大都市ヤンゴンに同国1号店をオープンした。

ピザフォーピースは2011年5月にホーチミン市で創業し、企業としては15年9月に設立された。資本金は515億1,800万ドン(227万米ドル、約2億5,500万円)で、社長の益子陽介氏が80%、シード・コム(SEED COM)が20%出資する。現在、ホーチミン市、ハノイ、中部ダナン市の3都市に6店舗を展開している。

 


2017-07-16 09:11:00

シンガポールでも日本の「弁当」が定着しており、地元のスーパーやコンビニ
などで「Bento」として売られています。ただ、一般的には、各店舗とも日本と
比べて売場面積は小さく、種類も多くはありません。
その一方で、シンガポールでよく利用されているのが、飲食店での「持ち帰り」
です。シンガポールにはホーカーセンター(屋台街)やフードコートといった
飲食店街が数多くあり、1食240円くらいからできたてのおいしい料理を食べら
れることはもちろん、「テイク・アウェイ」と言えば(注:「テイク・アウト」
とは言いません。)容器に入れて持ち帰ることもできます。このため、昼食・
夕食時にはたくさんの人でにぎわいます。
そこで、ここでは「弁当」と「持ち帰り」を「外食・中食」の一つと捉えて、
シンガポールの「外食・中食」事情についてご紹介します。

1 食費の3分の2が「外食・中食」
 統計によると、シンガポール家庭での食費における「外食・中食」の割合は
 3分の2を占めており、日本(3割)のほぼ2倍にのぼります。
 「シンガポーリアンは家ではあまり料理をしない」ということをよく見聞き
 しますが、調査結果にもその傾向がよく表れています。

2 5世帯のうち4世帯が共働き
 「外食・中食」の割合が高い要因の一つとして、「共働き世帯が多いこと」
 があげられます。民間のアンケート調査によると、シンガポールの共働き世
 帯の割合は84%で、5世帯のうち4世帯が共働きとなっています(日本は48%)。
 冒頭で述べたように、ホーカーセンターなど安くておいしい飲食店街の充実
 もあり、お互い忙しい中で料理をするよりも、「外食・中食」を利用しよう
 ということが背景にあると考えられています。

このように家ではあまり料理をしないシンガポーリアンですが、料理への関心
が低いというわけではないようです。
2015年にオープンした日本食の料理教室「ABCクッキングスタジオ」には、
20~30代の女性を中心に多くのシンガポーリアンが通っています。関係者の方
に聞いたところ、「ケーキ作りなど料理を余暇として楽しんでいる方がほとん
ど」とのことで、料理との関り方が日本とは少し異なっています。
このようなシンガポーリアンの間でどのように家庭での料理が広がりをみせる
のか、今後も目が離せません!

                  (シンガポール事務所所長補佐 中山)


2017-07-16 09:09:00

ニューヨークの子どもたちも、学校に「お弁当」を持っていきます。ニューヨ
ークの学校には小学校から高校まで一般的に食堂(カフェテリア)があり、生
徒はカフェテリアで昼食をとりますが、カフェテリアで提供されるランチを食
べるか、「お弁当」を持参するか自由に選択できます。「お弁当」と言っても
ジップロックやタッパーウェアに昼食を入れてきている子が多く、最近はニュ
ーヨークでも「Bento box」という名前は浸透してきているものの、お弁当箱の
利用は一般的ではありません。

お弁当の中身はというと極めてシンプルで、サンドイッチやビスケット、また
はクラッカーとチーズとハムがセットになった市販のパックといった、通常温

めないで食べるものが中心になっています。いずれもフォークやスプーンを使
わない「フィンガーフード」です。デザートとしてはリンゴを持ってくること
が多いのですが、リンゴの皮をむく習慣がないため、小さなリンゴをそのまま
持ってきて丸かじりしています。

通学の際には、きれいな柄やアメリカンコミックのキャラクターの絵が描かれ
た、そのままピクニックに出かけられそうなかばん「Lunch bag」に入れてくる
子もいますが、スーパーで購入した際に商品を入れてもらうような茶色い紙袋
(これもLunch bagという名で売られています)に入れている子も少なくなく、
紙の袋を手に持って登校します。

さて、日本のお弁当や給食に比べれば、とても簡単な昼食ですが、アメリカの
子どもはこんなお昼で足りるのでしょうか。心配はいりません、アメリカの学
校はランチの前に持参したお菓子や果物を食べる「スナックタイム」がありま
す。日本の子どもが聞いたらうらやましがりますね。

                  (ニューヨーク事務所所長補佐 会沢)



2017-07-13 11:26:00

飲食店もお客も満足する、
ありそうでなかったグルメサイト 
グルメサイト「ヒトサラ」・前篇

飲食店の予約/顧客台帳サービスとしてNo.1のシェアを誇る株式会社トレタの代表・中村仁氏に、飲食店向けのお勧めのITサービスを独断で選出し、解説してもらう連載の新シリーズです。
今や誰もが使っている「グルメサイト」は、飲食店にとって頼もしい味方であると同時に、悩みの種にもなりえる存在です。今回は、そうした矛盾を生じさせずに飲食店もお客も満足する唯一のサービス、「ヒトサラ」について詳しく解説します。
(構成:谷山宏典)

グルメサイトが抱える根本的な課題とは?

 飲食店を救う次のITサービスは、もしかしたら飲食店関係者の方々にとってもっとも身近なサービスかもしれません。それは、お客様にとってはお店選びのツールであり、飲食店にとっては集客サービスである、「グルメサイト」です。

 お客様が飲食店の情報を入手しようとするとき、テレビや雑誌を見たり、知人・友人からの紹介(クチコミ)のほか、インターネットのグルメサイトでお店の情報を検索するのはもはや当たり前の行動です。それゆえ飲食店の側としても、毎月一定額を支払ってグルメサイトに自店の情報を掲載することは、税金や家賃を支払うのと同じぐらい当たり前の出費になりつつあると言えるでしょう。

 グルメサイトには、大きくわけて2つのタイプがあります。

 1つは「ガイド型」です。このタイプはオーソドックスなグルメサイトで、ユーザーはエリア、ジャンル、価格帯、目的などの条件から検索をかけて、自分のニーズに見合ったお店を簡単に探し出すことができます。サイトの運営は、お店から掲載料をもらうことで成り立っています。『ぐるなび』『ホットペッパーグルメ』がその代表です。

 サイトの収益として、店舗情報の掲載料ではなく、サイト経由で予約が成立した際の手数料をとっている『オズモール レストラン予約』『一休.comレストラン』『Open Table』もありますが、それらのサイトも本連載では「ガイド型」に分類します。

 グルメサイトのもう1つのタイプは「クチコミ型」です。実際にお店に行ったユーザーが自由にレビューや感想、写真をアップしていくグルメサイトで、多くのユーザーからのクチコミが集まれば集まるほど、情報の精度や密度が上がり、サイトの規模も大きくなっていくのが特徴です。ユーザーのクチコミがベースなので広告との相性が良いのですが、近年は一部のユーザーや店舗を有料会員とする収益モデルも確立し、グルメサイトとして安定した収益と運営体制を実現しています。『食べログ』や『Retty』がクチコミ型の代表です。

 1996年に『ぐるなび』が誕生して以来、日本ではさまざまなグルメサイトが登場し、サービス内容も進化・充実してきました。

 しかし、グルメサイトが多様化して成熟している現在にあっても、グルメサイトに満足している飲食店はあまり多くないように思います。

 その理由は、「飲食店にとっての理想のグルメサイトがまだ存在しないこと」。つまり、飲食店が「自分たちの理想とするお客様と出会うため」にグルメサイトを利用するのだとしたら、それを実現してくれる媒体がまだまだ少ないという点にあります。

 たとえば従来のガイド型グルメサイトは、飲食店からの掲載料で運営しています。飲食店がお金を支払って情報を掲載する以上、ガイド型グルメサイトは基本的に「飲食店の言いたい放題」になりがちです。なぜなら飲食店がグルメサイトにお金を支払って自店情報を掲載する動機は「集客」ですから、少しでもお客様の関心を引くようなことを謳いたくなるからです。中には、多少「盛りたくなる」お店だってあるでしょう。

 結果として、そのサイトには「こだわりの食材」「最高のおもてなし」「くつろぎの空間」など、お店がそれぞれの思いで語る美辞麗句が並ぶことになってしまいがちです。しかし、実際にそのお店に足を運んでみたら実態とはまるで違った、というトラブルは少なくありません。

 ガイド型グルメサイトは基本的に飲食店の利益を最優先する立場ですが、この立場が行きすぎてしまうと、「アテにならない美辞麗句が並ぶグルメサイト」となってしまい、ユーザーにとっては「信用できない」サイトになってしまう危険性をはらんでいます。こうなってしまうと、誠実に情報を掲載している飲食店にとっても、せっかく集客を期待して掲載料を支払っているのに、思ったほどの集客効果が得られないということになりかねません。


2017-07-13 11:23:00

畳や座布団、日本庭園など日本の伝統文化に囲まれてコーヒーを楽しめるスターバックスが、京都市内に誕生した

京都二寧坂ヤサカ茶屋店は、築100年の木造家屋を改修して作られた


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