インフォメーション

2015-10-21 11:33:00
無印良品は、飲食店「Cafe&Meal MUJI」の2号店を17日、台北市のショッピングモール・美麗華百楽園(ミラマー)にオープンさせた。来月初めには、3号店が台南市の新光三越デパート西門店で開幕する予定。昨年末にオープンした1号店・台北阪急店は予想以上の人気で、今年の売上は4000万元(約1億4822万円)を見込む。ミラマー店はファミリー向けの店舗設計とセットメニューを導入し、年間売上目標は2000万元(約7411万円)。台南店には初めて書籍売場「MUJI BOOKS」を導入するほか、地元食材を活かしたメニューを打ち出すなど、出店地域に合わせた店づくりを行う。三店舗の合計売上は今年8500万元(約3億1496万円)を見込む。来年はさらに2~3店舗を出店する考えだ。無印良品は現在全国に41店舗、今年の業績は前年比20%増の34億元(約125億9854万円)を目指す。

2015-10-21 11:31:00

香港  2015/10/20(火曜日)
鹿児島美食フェア、知事がトップセールス[食品]

鹿児島県は19日、香港島・アドミラルティーにある5つ星ホテル、アイランドシャングリ・ラ香港の日本料理店「なだ万」で「鹿児島美食フェア」のオープニング式典を開いた。式典に参加した伊藤祐一郎・鹿児島県知事は、「鹿児島には豊かな食材や自然がある。フェアを通じて知名度を上げたい」と意気込んだ。

鹿児島県産の黒牛やかごしま黒豚、ブリなどの食材を使用した鹿児島美食フェアは、なだ万できょう20日から11月30日まで実施する。期間中は、県産の高級食材を使った特選ミニ懐石を通常料金の3割安で提供。県産の焼酎も通常より安くする。

オープニング式典では、薩摩大使で日本食普及の親善大使でもある、なだ万の木浦信敏・社長が、鹿児島産のブリを刺身にして盛り付ける実演を行った。

旅行会社に勤める香港人男性は、「鹿児島県は3回訪れたことがある。九州の中でも魅力的な食材が多い」と、ブリの刺身に舌鼓を打った。

鹿児島県かごしまPR課貿易振興係の川村和彦・係長によると、鹿児島県産の黒毛和牛、養殖ブリは日本一の生産量を誇る。「匠の技を持つなだ万の調理技術で、県産食材の魅力を強く発信したい」と語った。



<香港>


2015-10-21 11:26:00

中国  2015/10/20(火曜日)
伊藤忠が越境EC事業を始動、日本製品販売へ[商業]

伊藤忠商事は19日、中国の複合企業である中国中信集団(CITIC)や、タイ財閥大手のチャロン・ポカパン(CP)グループなど複数企業と、上海市の中国(上海)自由貿易試験区(上海自貿区)を拠点とした中国でのクロスボーダー電子商取引(EC)事業の開始に向けて合弁契約書に正式調印したと発表した。新たに立ち上げる予定のECサイトを通じ、11月にも日本製品を中心とした商品を中国で試験的に販売する。

伊藤忠は4月にCITIC、CPグループのほか、通信キャリア中国大手の中国移動通信集団(中国移動)、上海市政府傘下の上海市信息投資(上海信投)の4社と、上海自貿区を拠点とするクロスボーダーEC事業への参入で基本合意していた。伊藤忠を含めた5社はクロスボーダーEC事業の本格開始に先駆けて、11月にもECサイトで食品や日用品を中心に約250アイテムの販売を試験的に始める。サイトの名称や本格開始の時期など詳細は明らかにしていないが、中国EC最大手の阿里巴巴集団(浙江省杭州市、アリババ)などを参考に、本格開始後は取扱品目を増やしていく計画という。

伊藤忠によると、中国のクロスボーダーECの市場規模は、2013年の約767億元(約1兆4,400億円)から、18年には約1兆元まで急拡大が見込まれている。<上海>


2015-10-17 11:21:00

マクドナルドが「大胆値上げ」で目指すもの

ビッグマックは370円に統一

マクドナルドは200円の低価格ハンバーガーを投入し、顧客の呼び戻しを狙う

「とにかくわかりづらい」――、2007年から非難の的だったマクドナルドのメニュー価格がやっと変わる。日本マクドナルドは10月15日、それまで地域によってバラバラだった価格を26日から一本化すると発表した。

マクドナルドは2007年から全国6つの区域(現在は9つ)に分けて、人件費や家賃にあわせた「地域別価格制度」を導入している。

たとえば看板商品の「ビッグマック」は単品価格が330~400円となっている。地域的な偏在が大きいため、ホームページから価格のリストも消されている。今までは商品の価格を知るには店舗に行くしかなかった。

ビッグマックは370円に統一

地域別価格制度を導入してから、店舗を訪れた顧客から「価格がわかりにくい」という不満の声が多く上がっていた。それでもマクドナルドがこの制度を維持し続けた理由は、人件費や家賃が高い都心などの地域だけで価格転嫁できるメリットがあったからだ。

2007年の導入からすでに9年経ったが、業績はどん底に落ちて、ようやく戦略の転換に着手したようだ。26日からは、全国約3000店の価格体系を統一し(特殊立地約40店を除く)、ビッグマックの価格は370円に一本化される。

会社側は「地域別価格制度の廃止ではない」(広報)と説明するが、全国99%の地域で同一価格帯となるため、実質的な廃止といえる。

 
次ページ目玉は200円という低価格

http://toyokeizai.net/articles/-/88454?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2015-10-16

 


2015-10-17 11:17:00

香港の吉野家が福島県産の食材を使用していると現地のネット上で噂が広まりました。これに対して香港吉野家は非難の声明を出します。「私たちは憤怒している。福島の米と野菜は一切使っていない」と。

 デマに対して事実で反論することには何の問題もありませんが、その表現から福島県産の食材を自分たち自身も否定的に見ているかのような印象を与えており、現地法人と言えども日本人にとっては逆の意味で衝撃的です。

 ところが情報を追っていけばいくほど、別の問題点が見えてきましたので、今回はこのテーマについて、いつものように動画を見ながら、考えてみたいと思います。

 ネット動画はアイデアの宝庫、それでは今週もいってみましょう。

「福島産は使っていない」の衝撃

 何があったのか、簡単に整理しておきましょう。

 ・香港で吉野家をフランチャイズ展開する香港吉野家が10月12日、フェイスブックの公式ページで「香港の吉野家では福島県産の米と野菜は一切使っていない」とする声明を発表した。

 ・これは「香港吉野家が福島の農業再生のため福島県産の米を使用している」等という現地SNSで広まっていた噂に対する反論で、「悪意のある中傷だ」として警察に通報したという。

 ・また香港吉野家は、実際に使用している米は中国・黒龍江省の黒土土壌で栽培した「日式珍珠米」、牛肉は米国産であるとして、すべての食材について厳格な品質管理を行っていると強調している

 その表現はまるで、福島県産なんて使う訳がないだろうとでも言うかのような強く否定的な雰囲気を漂わせるものですから、衝撃を受けた人も少なくないだろうと思います。

 そしてこの時、日本人であれば多かれ少なかれ疑問を抱くのではないかと思うのです。

 「そんな言い方、ないんじゃないの?」と。

 「現地法人であれ、吉野家なのに、どういうこと?」と。

 ところが、調べていくと、驚きはさらに続くことになります。

 まずは、この動画をご覧ください。

「福島産なし、安全食材」 香港で吉野家がポスター

 実はこれ、2014年3月のニュース動画です。香港吉野家は、2014年にも「福島の米を一切使っていません」というポスターを店頭に張り出してニュースになっています。

 今回と同様、ネット上の噂に対する利用客の懸念払拭を目的としたものとされているのですが、この時は、日本の吉野家ホールディングス(HD)が香港吉野家にポスター撤去を要求し、日本から社員を現地に派遣して撤去を確認するなどの対応が報じられています。

 と、ここで疑問が生まれるのです。それは、なぜ同じデマが広がるかということよりも、吉野家ではなぜ現地法人との間で、摩擦を生むような対応が繰り返されるのか、ということです。

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