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東京が世界一のグルメ都市に、米誌ランキング
2015.09.07 Mon posted at 12:01 JST
(CNN) 米誌サブールが選ぶ世界グルメ都市のランキングで、東京が「世界ベストフードシティー」に選ばれた。
同誌は授賞理由について、東京では幅広い値段であらゆる種類のおいしい料理を楽しむことができると指摘。日本食にとどまらず、フランス料理やイタリア料理の質も高いと評価している。
部門別ではドイツのベルリンがベジタリアン部門で、米ロサンゼルスがカクテル部門でそれぞれ世界一に選ばれた。
グルメ旅行部門は子羊やムール貝の産地として有名なアイルランド沿岸部が受賞。中東は「誰もが愛するグルメトレンド」賞、チリのサンティアゴは「次のグレートフードシティー」賞を受賞した。
同誌はまた、注目すべき新しい食のトレンドとして、ゴマやハーブをブレンドした中東のスパイス「ザータル」や、レストランが敷地内や周辺地域で生産された食品のみを利用する「0キロメートルムーブメント」を挙げている。
マレーシア 2015/09/09(水曜日)
ハラル対応のしょうゆラーメン開発:ゼンショー、ムスリム市場攻略を強化[食品]
牛丼レストラン「すき家」を展開するゼンショー・ホールディングス(東京都)は、新メニューとして新たにハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)対応のしょうゆラーメン3種を投入する。マレーシア市場向けに開発したもので、鶏がらだしを使ったスープが特徴。既存の牛丼などと同価格帯に抑え、ハラルラーメン導入によるメニューの拡大でマレー系市場の攻略を強める。
マレーシア法人ゼンショーフーズ・マレーシアの小野光一社長によると、ゼンショーは日本では別ブランドを通じてラーメンを展開している。マレーシアでも人気のあるラーメンを、インスタントではなく、ムスリム(イスラム教徒)向けにもリーズナブルに提供したいとの考えから投入を決めた。
3種は基本の「トーキョー・ラーメン」のほか、鶏チャーシューを増やした「トーキョー・チキン・ラーメン」、半熟卵の入った「ネギタマ・ラーメン」。価格は牛丼の並サイズと同じ8.4リンギ(約233円)からとなる。日本で提供する製品をベースに、アルコール成分の入った調味料を使わないなどの工夫を重ねてマレーシアで再開発した。ラーメンは現在、マレーシア・イスラム開発局(JAKIM)にハラル認証の取得を申請中で、遅くとも来月には認証が取得できる見通し。鶏肉と麺の主要原材料はマレーシアで調達し、スランゴール州プタリンジャヤのセントラル・キッチンで加工している。
田中英実マネジャー(工場・購買・品質担当)によると、7月から各店舗で順次導入を開始し、8月末に全店舗での導入を完了した。現地の顧客からは「鶏チャーシューが中華の鶏料理に似ている」といった声が聞かれるなど好評を得ているという。
すき家の海外店舗では既にタイやブラジル、メキシコなどでラーメンの販売を開始している。
■新メニュー積極展開
田中マネジャーによると、同社はマレーシアの既存5店舗に対するハラル認証の取得を昨年11月に完了した。認証取得完了までは新メニューの投入ができなかったが、今後は積極的に新メニュー投入を進める。新メニューのハラル認証取得は、工場での生産に対して約3カ月、店舗での提供に対してさらに約3カ月がかかるという。
また既存メニューに対しても、「チーズ牛丼」のチーズを3種類に増やしたり、卵入り牛丼「温玉牛丼」のたれをスパイシーソースに変えたりするなどの変更も加えたほか、セットメニューにみそ汁を追加するなどしている。
■今後はモールへの出店も加速
小野社長は、今後は客足が多い首都圏の大型商業施設などに積極的に出店していく計画とした。過去1年で競合となる日系の飲食店が複数出店したことについて「牛丼の認知度を高めるという意味ではプラスでもある」とコメントし、マレーシアの日本食市場の拡大に期待を寄せた。
ゼンショーは2012年6月に100%子会社「ゼンショーフード・マレーシア」(スランゴール州プタリンジャヤ)を設立してマレーシア市場に進出。同州スバンジャヤUSJの商業施設「タイパン・ビジネス・センター」内に同11月にすき家の1号店をオープンした。現在はこのほか商業施設「サンウエーギザ」に隣接する施設「コタダマンサラ・アウトレット」や、行政都市プトラジャヤにある商業施設「IOIモール」などに店舗を構えている。マレーシアでのハラル関連のノウハウを生かして、インドネシアにも進出しており、現在3店舗を展開している。
台湾 2015/09/09(水曜日)
「えびそば一幻」台湾1号店、11日正式オープン[商業]
ラーメン店チェーン「えびそば一幻」を運営するおおくら山フードカンパニー(札幌市)は11日、台北市信義区に同店の台湾1号店をオープンする。えびそば一幻の海外出店は2カ国・地域目。
複合商業施設「NEO19」の1階に営業面積約50坪・48席の店舗を設けた。同店のラーメンは甘エビの頭から出汁を抽出した独自開発によるスープが特徴で、日本の店舗同様、「えびしお」「えびみそ」「えびしょうゆ」の3種類の味が選べる。スープはストレートの「そのまま」、とんこつスープをブレンドした「ほどほど」、「ほどほど」にコクを足した「あじわい」の3タイプに、台湾店のみで提供するあっさり目の「台湾淡麗」を加えた4タイプを用意。台湾淡麗は、日本人に比べて薄味のスープを好む台湾人の嗜好(しこう)に合わせたという。
えびそば一幻を統括する林直樹総店長は台湾出店について、NNAに対し「2011年7月に開店した新千歳空港店を訪れる台湾人が予想以上に多く、台湾にも出店してほしいとの要望がかねて寄せられていた」と述べ、昨年、台湾のパートナー企業からオファーを受けたことで出店が具体化したと話した。甘エビとタレは日本直輸入で、麺は台湾現地企業と試作を重ね、日本の店舗で提供しているものとほぼ同じ製品を開発。営業時間は当面、午前11時から午後11時だが、林総店長は「場所柄、深夜も人通りが多いため、将来は24時間営業も検討したい」とした。
えびそば一幻は09年10月創業。現在、北海道に2店、東京都に1店、神奈川県に1店を展開し、今年5月にはインドネシアの首都ジャカルタ郊外に開業したイオンモールに海外1号店を出店した。