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2015-09-11 08:15:00

台湾  2015/09/09(水曜日)
「えびそば一幻」台湾1号店、11日正式オープン[商業]

 



ラーメン店チェーン「えびそば一幻」を運営するおおくら山フードカンパニー(札幌市)は11日、台北市信義区に同店の台湾1号店をオープンする。えびそば一幻の海外出店は2カ国・地域目。

複合商業施設「NEO19」の1階に営業面積約50坪・48席の店舗を設けた。同店のラーメンは甘エビの頭から出汁を抽出した独自開発によるスープが特徴で、日本の店舗同様、「えびしお」「えびみそ」「えびしょうゆ」の3種類の味が選べる。スープはストレートの「そのまま」、とんこつスープをブレンドした「ほどほど」、「ほどほど」にコクを足した「あじわい」の3タイプに、台湾店のみで提供するあっさり目の「台湾淡麗」を加えた4タイプを用意。台湾淡麗は、日本人に比べて薄味のスープを好む台湾人の嗜好(しこう)に合わせたという。

えびそば一幻を統括する林直樹総店長は台湾出店について、NNAに対し「2011年7月に開店した新千歳空港店を訪れる台湾人が予想以上に多く、台湾にも出店してほしいとの要望がかねて寄せられていた」と述べ、昨年、台湾のパートナー企業からオファーを受けたことで出店が具体化したと話した。甘エビとタレは日本直輸入で、麺は台湾現地企業と試作を重ね、日本の店舗で提供しているものとほぼ同じ製品を開発。営業時間は当面、午前11時から午後11時だが、林総店長は「場所柄、深夜も人通りが多いため、将来は24時間営業も検討したい」とした。

えびそば一幻は09年10月創業。現在、北海道に2店、東京都に1店、神奈川県に1店を展開し、今年5月にはインドネシアの首都ジャカルタ郊外に開業したイオンモールに海外1号店を出店した。