インフォメーション

2011-11-06 14:46:00
飲み物に関する世論調査


 時事通信社では、2011年7月7日から10日にかけて、無作為に選んだ全国20歳以上の男女個人2,000人を対象に、「飲み物に関する世論調査」を実施した。この調査は、調査員による面接聴取法により実施し、1,321人から回答を得た。前回の調査は、2010年9月に実施している。

1.ふだんの飲み物の購入
 ふだん、どのような飲み物を購入しているかを聞いたところ、「お茶類(緑茶、紅茶、麦茶など)」が最も多く、61.7%であった。次いで、「牛乳」44.0%、「コーヒー」41.3%、「水(ミネラルウォーター)」40.8%が4割台で続いている。
 前回調査と概ね傾向は変わらないが、「水(ミネラルウォーター)」の割合が4ポイント高くなり、「スポーツドリンク」が3ポイント、「炭酸飲料」が4ポイント低くなっている。(図1)

図1



 次に、飲み物を購入していると答えた人(1,265人)に、どこで購入しているか聞いたところ、「スーパー」が最も多く76.8%、次いで「コンビニ」が48.0%となっている。以下、「自動販売機」が31.5%、「ドラッグストア」が22.7%、「ディスカウントストア・ホームセンター」が14.3%となっている。
 前回調査と比べると、「コンビニ」「自動販売機」の割合が4ポイント、「ドラッグストア」の割合が3ポイント高くなっている。(図2)

図2



2.ミネラルウォーターの購入
 ふだん、ミネラルウォーターを飲料用などとして購入しているか聞いたところ、「いつも購入している」は19.1%、「ときどき購入している」は23.8%で、これらを合わせた「購入している」人の割合は42.8%である。一方、「あまり購入していない」は17.0%、「まったく購入していない」は37.5%で、これらを合わせた「購入していない」人の割合は54.6%である。
 前回調査と比べると、「購入している」が2ポイントとわずかではあるが増加した。(図3)

図3



 購入している割合を性別に見ると、今回調査では男女差は見られない。前回と比べると、女性で6ポイントの増加となっている。
 年代別に見ると、購入している割合は、30歳代(51.3%)を最高に、20歳代(49.2%)、40歳代(47.4%)で5割前後となっている。50歳代(41.8%)、60歳代(40.5%)、70歳以上(32.5%)と年代が上がるほど、購入している割合は低くなっている。また、前回との比較では、全年代で割合が増加しているが、30歳代で5ポイントの増加となっている。(図4)

図4



3.ミネラルウォーターを購入する理由、購入しない理由
 ミネラルウォーターを購入していると答えた人(566人)に、購入する理由を聞いたところ、「おいしい・飲みやすいから」が最も多く41.9%、以下、「水道水に不安を感じるから」30.0%、「水道水はおいしくないから」25.4%となっている。(図5)

図5



 購入理由の中で、「水道水に不安を感じるから」は男性(24.8%)に比べ女性(36.1%)が11ポイント高く、水道水に対する不安は女性で顕著にあらわれている。
 一方、ミネラルウォーターを購入していないと答えた人(721人)に、購入しない理由を聞いたところ、「水道水に不安を感じないから」が最も多く39.3%、以下、「浄水器を使っているから」25.4%、「麦茶やウーロン茶などを飲んでいるから」22.1%、「水道水もおいしいから」20.5%となっている。(図6)

図6


http://www.crs.or.jp/backno/No648/6482.htm

 


2011-11-03 18:45:00

穀物全体、油糧種子の生産量は高水準にあるものの、消費量の増加から、い
ずれも期末在庫率は低下する見込み。
 北半球では夏作物の収穫が概ね終了し、2012/13年度の冬作物の作付けが本格
化。南半球では夏作物の作付けが始まる。
 穀物全体の期末在庫率は20.2%と前年度(20.7%)を下回り、FAOの安全在庫水
準(17~18%)を上回る見込み。

≪主な品目別の需給≫
(1)小麦
  生産量は前年度の減産から回復して消費量を上回り、期末在庫率は上昇する
見込み。

【生産量】
  681百万トン(+5.1%)
【消費量】
  674百万トン(+3.2%)
【期末在庫率】
  30.0%
  ・米国の2012/13年度の冬小麦は、高温乾燥による土壌水分不足で、作付け
    の遅れや生育への懸念。
  ・ロシア、ウクライナの2012/13年度の作付けは終盤。ウクライナは輸出税
    撤廃(小麦、とうもろこし)。一方、ロシアは輸出税導入を検討。
  ・EUの2012/13年度の冬小麦の作付けは、スペインを除き概ね順調。
  ・西豪州を中心に豪州は豊作の見込み。一部の州で収穫開始。
  ・作付けが遅れたカナダでは収穫が終了。作柄は概ね良好。

(2)とうもろこし
  生産量は史上最高を更新するものの、旺盛な飼料用需要等から消費量を下回
り、期末在庫率は低下する見込み。

【生産量】
  860百万トン(+3.8%)
【消費量】
  867百万トン(+2.9%)
【期末在庫率】
  14.2%
  ・米国では収穫が終盤。期末在庫率は、引き続き低水準(6.8%)。
  ・中国は史上最高の生産量となるも、旺盛な畜産物需要による飼料用消費量
    の増加から、輸入を継続の見込み。
  ・アルゼンチンで作付けが本格化。ブラジルでも作付け開始。
  ・ウクライナ、EUでは天候に恵まれ、収穫は概ね終了。

(3)米
  アジア諸国での収穫面積増加等により、生産量は史上最高を更新して消費量
を上回り、期末在庫率は上昇する見込み。

【生産量】
 461百万トン(+2.2%)
【消費量】
 458百万トン(+2.2 %)
【期末在庫率】
 22.2%
 ・タイの洪水の被害は中部まで及び、今後収穫期を迎える雨季作の農地に被
   害。
   一方、灌漑施設があれば年中作付け可能で、担保融資制度の再導入による
   高い作付け意欲から、洪水収束後には作付けが増加する見込み。
 ・他の東南アジア諸国でも洪水等で、稲に被害。

(4)大豆
  旺盛な搾油用需要等から、消費量は生産量を上回り、期末在庫率は低下する
見込み。

【生産量】
  259百万トン( ▲ 2.1%)
【消費量】
  262百万トン(+ 4.2%)
【期末在庫率】
  24.1%
  ・米国では生産量は減少するが、好天で収穫は進捗し終盤を迎える。
  ・中国は旺盛な大豆(搾油用)需要で輸入は増加するも、アルゼンチン、ブ
    ラジル等の輸出増により米国の中国向け輸出は減少見込み。
  ・ブラジル、アルゼンチン等の南米で、作付け開始。

詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「海外食料需給レポート」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/index.html
でご覧ください。

 ※海外食料需給レポート10月号(P20~P21)では、タイの洪水による米への
   影響を取り上げておりますのでご覧ください。


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