インフォメーション

2011-11-12 17:30:00

米国農務省は、11月9日(現地時間)2011/12年度の7回目の世界及び主要国の穀物・大
豆に関する需給見通しを発表した。その概要は以下のとおり。
 2011/12年度の穀物全体及び大豆の生産量は消費量を下回る見込み。 

1世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
  (1)生産量
     22億8,008万t(対前年度比 3.6%増)
  (2)消費量
     22億8,397万t(対前年度比 2.5%増)
  (3)期末在庫量
     4億5,829万t(対前年度比 0.8%減)
  (4)期末在庫率
     20.1%(0.6ポイント減)

≪主な品目別の動向≫
<小麦>
  生産量は、米国で春小麦の作付面積の減少等から減産となるものの、前年度干ばつの
旧ソ連諸国で増産、インドで史上最高の豊作となること等から、世界全体では消費量を
上回る見込み。期末在庫率は依然、高水準を維持。
 (1)生産量
   6億8,330万t(対前年度比 5.3%増)
   ロシア、カザフスタン、ウクライナ、インド等で増加、米国、アルゼンチンで減少。
 (2)消費量
   6億7,683万t(対前年度比 3.6%増)
   EU、中国、インド等で増加。
 (3)期末在庫量
   2億0,260万t(対前年度比 3.3%増)
 (4)期末在庫率
   29.9%(0.1ポイント減)
 (5)前月からの主な変更点
   カザフスタンで生育期の天候に恵まれ生産量を上方修正。

<とうもろこし>
  生産量は、米国で夏期の高温・乾燥等により減産となるものの、中国等では天候に恵
まれ史上最高となり、世界全体でも史上最高の見込み。一方、中国の堅調な飼料用需要
等から、世界の消費量も増加して生産量を上回り、期末在庫率は低水準。米国において
も期末在庫率は6.7%と前年度(8.6%)より低下。
 (1)生産量
   8億5,899万t(対前年度比 3.7%増)
   ウクライナ、中国、EU、アルゼンチン、ブラジル等で増加、米国、エジプト等で減
   少。
 (2)消費量
   8億6,646万t(対前年度比 2.7%増)
   中国、ブラジル、EU等で増加、米国等で減少。
 (3)期末在庫量
   1億2,157万t(対前年度比 5.8%減)
 (4)期末在庫率
   14.0%(1.3ポイント減)
 (5)前月からの主な変更点
   生産量は、米国で単収の下方修正、メキシコで9月の寒波の影響によりそれぞれ下方
   修正、中国で収穫面積と単収の上方修正により上方修正。消費量は、中国、EUで飼料
   用需要増等により上方修正、米国で飼料用需要減により下方修正。
 
<米(精米)>
  生産量は、中国、インドで史上最高となること等から、世界全体でも史上最高の見込
み。
  なお、タイについては洪水の影響により雨季作が減産となるものの、乾季作の作付増
で緩和される見込み。中国、インド等で消費量が増加するものの、世界の生産量は消費
量を上回る見込み。
 (1)生産量
   4億6,095万t(対前年度比 2.2%増)
   インド、中国等で増加。
 (2)消費量
   4億5,833万t(対前年度比 2.4%増)
   インド、中国等で増加。
 (3)期末在庫量
   1億0,057万t(対前年度比 2.7%増)
 (4)期末在庫率
   21.9%(0.0ポイント増)
 (5)前月からの主な変更点
   中国で収穫面積の上方修正により生産量を上方修正、消費量を上方修正。

2世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、アルゼンチンで増加するものの、米国等で減少することから、消費量を下
回る見込み。なお、中国の需要は依然、高水準。
 (1)生産量
   2億5,891万t(対前年度比 2.0%減)
   アルゼンチンで増加、米国等で減少  
 (2)消費量
   2億6,103万t(対前年度比 3.8%増)…中国等で搾油用需要増加
 (3)期末在庫量
   6,356万t(対前年度比 7.0%減)
 (4)期末在庫率
   24.3%(2.9ポイント減)
 (5)前月からの主な変更点
   大きな変更なし。


詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「米国農務省穀物等需給報告」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_usda/index.html
でご覧ください。



2011-11-12 17:28:00

国連食糧農業機関(FAO)は水産養殖に関する報告書を発表し、貧困撲滅・食糧不
安への対処のために養殖の増進を要請した。

【背景】
 FAOの報告書『世界養殖2010(World Aquaculture in 2010)』によると2000年から
2008年までの間養殖による漁獲量は3240万トンから5250万トンに増加しています。
 水産養殖はアジア太平洋地域で盛んで、世界の養殖量の89.1%を担っています。ア
ジアではエビ類が多いのですが、ノルウェイやチリではサケがほとんどとなるなど、
地域により魚種が大きく異なっています。
 同報告書では、各国政府に水産養殖に長期的な投資を行うよう要請しています。

【元記事】
 Aquaculture has potential to cut poverty, combat food insecurity
 http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=40343&Cr=food+security&Cr1=


2011-11-12 17:24:00

米国や日本ではブームが衰えがちな共同購入クーポンサービスですが、中国ではそ
の市場は成長し続け、現在5,000を超える共同購入クーポン運営企業があると言わ
れています。今回は、これらの数ある企業の中から特徴的なものを紹介します。

http://markezine.jp/article/detail/14510

 


2011-11-12 17:15:00

「改革・開放」の申し子・新中間層

 

 今日の中国消費市場を牽引しているのは、1990年代に徐々に存在感を増し、現在も規模が拡大しつつある新しい社会中間層である。62年から75年までは中国のベビーブームの時代。わずか14年間に約2.5億人も生まれた。この2.5億人が中国のベビーブーマー世代である(中国の人口統計は中国国家統計局「中国人口統計年鑑」歴年版を参照)。

[画像のクリックで拡大表示]

 78年に中国では「文化大革命」の混乱で廃止となった大学教育が回復され、教育を重視する新しい時代となった。ベビーブーマー世代の一部は、厳しい進学競争をくぐりぬけ大学に進学。他は急速に普及した職業学校や技術学校に進んだ。この世代は、80年代に経済成長に必要な知識を学び、社会人になった90年代以降は文化大革命に振り回された前の世代を取って代わり、瞬く間に高成長の担い手となった。そして急速に拡大する大衆消費の主役にもなったのである。

 近年、新中間層の「行け行けドンドン」の勢いにも徐々に変調が見えてきた。「行け行けドンドン」という量的な成長ではなく、質の高い生活を求めたいという機運が高まっている。中国で環境や食品の汚染の摘発案件が激増していることには、まさにこうした社会背景があるのだ。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20111102/289361/?rt=nocnt

 


2011-11-12 17:10:00

JA秋田おばこ(大仙市、藤村正喜組合長)の2011年産輸出用あきたこまちの初出荷式が7日、同市四ツ屋のおばこライスターミナルで開かれた。輸出計画量は前年実績(640トン)より約100トン多い744トン。オーストラリアと香港など欧米やアジアの十数カ国に出荷する。

 同JAは08年から米卸売業の神明(神戸市)を通してあきたこまちを輸出。輸出用米は米粉用などと同様に「新規需要米」として扱われ、転作作物として作付けできる。

 今年は大仙市と仙北市、美郷町の農家や法人計104個人・団体が128ヘクタールに作付け。当初は1500トンの生産を計画していたが、福島第1原発事故による風評被害や円高の影響を懸念し、前年並みの水準に抑えた。

 式典では藤村組合長のあいさつに続き、JA関係者らがテープカット。あきたこまち1・8トンを積んだトラックが埼玉県本庄市にある神明の精米工場に向けて出発した。

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111108e

 


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