インフォメーション

2016-05-27 10:05:00

中国  2016/05/26(木曜日)
《日系進出》ローソン、武漢にきょう3店舗[商業]

コンビニエンスストアのローソン(東京都品川区)はきょう26日、湖北省武漢市でローソン3店舗を同時オープンする。同社によると、中国中部地域に日系コンビニが出店するのは初めて。

地場小売り大手の中百控股集団(武漢市、中百集団)傘下の中百超市と今年2月にエリアライセンス契約を結び、同社が展開しているコンビニをローソンとしてリニューアルオープンする。3店舗はいずれも24時間営業で、食品や日用品などをそれぞれ2,400~2,600アイテム取り扱う。

武漢市内では6月にさらに3店舗をオープンさせ、年内に10店舗まで増やす。湖北省では同市を中心に3年で200店、5年で500店を出店する計画で、将来的には中部地域の他省への展開も目指す。武漢市は中部地域最大の経済都市で、若い世代を中心にコンビニへの需要が高まっているという。

ローソンの中国国内の店舗数は2016年4月末現在、上海市や北京市などの685店舗に上る。


2016-05-27 10:02:00
北海道から南九州まで日本全国のグルメや工芸品を集めた物産展が19日、桃園市のショッピングセンター「タイモール」(台茂購物中心)で始まった。41店舗が出展し、本場の味を台湾の消費者に伝える。
お目見えするグルメは、北海道の海鮮天ぷらや北海道の洋菓子店「ルタオ」のチーズケーキ、岡山市の惣菜店「ミートはしぐち」の唐揚げ、東京名物のハローキティ人形焼など。一部商品は実演販売される。
工芸品では、京都の浴衣、陶器、職人手作りのひょうたんランプなどが登場。また、コケ玉の展示・販売などを行う「奥入瀬モスボール工房」(青森県)によるコケ玉作り体験教室も開催される。
会期は今月30日まで。(中央社フォーカス台湾)

2016-05-27 09:59:00

マレーシア  2016/05/23(月曜日)
石川県の食と工芸品、9社が売り込み[社会]

石川県の企業9社による「石川フェア」が20日、マレーシア・クアラルンプールの伊勢丹KLCC店で開幕した。石川県の食品と伝統工芸品が並んだ会場には大勢のマレーシア人が詰め掛け、思い思いの品を買い求めていた。

石川県の企業有志がマレーシアで県産品プロモーションを行うのは、昨年5月に引き続き2回目となる。ブリのたたきなど海産物加工品を取り扱う宮商(金沢市)、金沢豆冨(同)、海道物産(同)、金沢カレーのゴールドカレー(同)、みその高澤醸造(羽咋市)、漆器の岡田や漆器(加賀市)の6社は、昨年に引き続いての出店。加賀棒茶の良縁堂(金沢市)、和菓子の中田屋(同)、揚げ物の笠井食品(同)の3社が初参加した。

初参加した良縁堂は、金沢棒茶や玉露など日本茶を試飲販売した。中村友香・本店アドバイザーは、「多くの方に味と香りを褒めていただいた。反応は思ったよりもいい」と述べ、売れ行きに期待を示した。

宮商の釜親良裕常務によると、来場するマレーシア人の購買力は高く、高価格の商品も販売は好調だという。「今後は、海外通販の可能性も探りたい」と述べた。干し小エビを試食したマレー系マレーシア人の女性会社員(27)は、「歯ごたえ、風味がとてもいい。家族と一緒に味わいたい」と話し、袋詰めセットを購入していた。

石川県シンガポール事務所の成田満所長は、今回のフェアが「石川県の知名度を高め、マレーシア人旅行者を同県に呼び込む一助になる」と、期待を示した。「石川フェア」は30日まで開催される。


2016-05-21 22:39:00

マレーシア  2016/05/19(木曜日)
KL市内で日本料理の講習会を開催=農水省[食品]

日本の農林水産省は、18~19日にマレーシアのクアラルンプール(KL)市内で日本産食材を使用した料理の講習会「Taste of Japan」を開催した。和食「日本橋ゆかり」(東京都中央区)の料理人、野永喜三夫氏が講師を務め、日本料理の基本となるだしの取り方や魚のさばき方、盛り付けなどを実演した。

初日の18日には、地元の飲食店関係者やメディアなど50人程度が参加。野永氏は、日本食の基本となる包丁の使い方やだし汁の取り方のほか、日本食が四季の変化を取り入れていること、食材に感謝して骨まで残さずに調理することなどを説明。参加者らは熱心に耳を傾けた。

試食では、愛媛産のブリを使いマレーシアで好まれる甘辛い味付けを意識したカレー風味の「ブリじゃが」、地元料理で多く使われる空芯菜のペーストと日本産ホタテのだしやうどんを加えた冷製スープ、揚げたブリとパクチーなどを巻いた太巻きを提供。

さらに、ムスリム(イスラム教徒)が多い国柄、アルコールを含むためイスラム教でタブーとされるみりんや料理酒を使わずにうま味を出す照り焼きのタレの作り方などを紹介。地元で飲食店を経営する参加者からは、「ハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)対応があり、メニュー作成に苦慮していたが、新しいアイディアをもらえた」といった意見が出た。

今月4~5日には、ベトナム・ホーチミン市でも野永氏による同様の講習会が開催された。

 


2016-05-21 22:38:00

タイ  2016/05/19(木曜日)
食品商談会、山梨産のワインや和牛をアピール[食品]

 



田中屋グループ(山梨県甲州市)傘下で発酵食品製造や酒類輸入販売をタイで手掛けるアサンサービスは18日、タイのバンコクで「第5回アサンサービス商品展示会」を開催した。3回目の参加となる山梨中央銀行は県内9社の出展を支援。各社がワインや和牛など特産品をアピールした。

山梨中央銀行の担当者によると、タイでは日本食レストランが増加傾向にあることを背景に、県からの食品輸出量も年々増えているという。タイは酒類の輸入関税が高いことから、「今回のイベントを機にまとまった注文を獲得し、輸送コストの削減につなげたい」と語った。

日本酒・リキュールを製造・販売する萬屋醸造店(富士川町)は、2014年からタイへの輸出を開始。現在の輸出量は当初比3倍に拡大している。中でも販売に力を入れるのは、富士川町産のゆずを使用した日本酒ベースのリキュール「ゆずず」。甘めでアルコール度数8%と飲みやすいことから、タイ人からの反応は上々だという。今後も百貨店や飲食店に売り込み、富裕層をターゲットに販売を拡大していきたい考えだ。

ワインを製造・販売するルミエール(笛吹市)は、市場調査のために初参加した。山梨県産の甲州ぶどうを使用した「ハッピーアワー甲州」など、甘めの味わいを好むタイ人向けの商品を選んだ。同社の担当者によると、タイでの販売価格は日本の約6倍。「タイが早く環太平洋連携協定(TPP)に参加して、関税が撤廃されることを願う」と期待を示した。

食肉加工を手掛けるオオタ総合食品(昭和町)は、市場調査と輸入業者を模索するために初めて参加した。同社の担当者は「タイの富裕層の間で健康志向が拡大しているので、脂肪分が少ない赤身などを中心に販売していきたい」とコメント。飲食店などに売り込み、月200万円の売り上げを目指す。

同イベントはタイや日本全国から約50社が参加し、きょう19日まで開催。期間中は、前回の400人を上回る500人のバイヤーが来場する見込み。


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