インフォメーション

2014-05-04 22:49:00

シカゴのテクノミック社調べによると、2013年のハンバーガー業界は、牛肉以外のパティやグルテンフリーのバンズ、クラフトビールなどが成長をけん引したという。主要ハンバーガーチェーンの2013年の総販売額は推定720億ドル。名目ベースでは前年比1.2%増だが、物価上昇率を調整した実質ではマイナス成長。総店舗数は4万2853店舗で同1%増。

業態別にみると、ファストフードチェーンは697億ドル、同0.9%増の小幅な伸びにとどまった。これは「マクドナルド」(0.7%増)を始め、「ウェンディーズ」(1%増)、「バーガーキング」(1%減)の上位3社が伸び悩んだことが要因。一方で、シンプルなメニューとバリュープライスが特徴の「In-N-Out」、フローズンデザートが好評な「Culver's」や「 Freddy's Frozen Custard & Steak burgers」などは堅調な成長を遂げた。

ファストカジュアル業態は24億ドル、同10.4%増。「Five Guys' Burgers」は5%増と昨年(14%増)より伸び率は鈍化したが、「Smashburger」は2ケタ成長を達成。地方チェーンでは「Habit Burger Grill」「 Shake Shack 」「 BurgerFi」が非常に高い伸びをみせた。

成長したチェーンは、パティの高品質化やトッピング、バンズでの差別化に加え、クラフトビールやワイン、カスタマイズできるソフトドリンクなど飲料の品揃えを充実しているのが特徴で、テクノミック社では「消費者の健康指向を取り込んだブランドが成長している。品質による差別化の継続とメニューの革新努力が来店客の増加に繋がっている」と分析している。

 

※2014年4月9日 MeatPoutry.com


1 2 3 4 5 6 7