インフォメーション
秋のスイーツが恋しくなる季節にカフェの店内がスイーツ一色に染まるイベント「Sweets Fun! スイーツファン2013」が、10月12日(土)に、「アーキテクトカフェ汐留」にて開催される。当日は、「ラ ヴィエイユ フランス」木村成克シェフや「ソルレバンテ」藤田統三シェフなど、人気シェフのデモンストレーションのほか、スイーツジャーナリストによるトークショーやセミナー、バター作り体験など、ワークショップも行われる。
フィリピン 2013年10月4日(金曜日)
ハラル対応の飲食店普及を、観光業界が提言[観光]
フィリピン旅行代理店協会(PTAA)は、フィリピンはイスラム諸国からの観光客を誘致するため、ハラル(イスラム教徒向け)食品とレストランの普及を進める必要があるとして、政府に対応を求めている。3日付ビジネスミラーが伝えた。
PTAAによると、国内でハラル対応のキッチンを備えているホテルはヘリテージ・ホテル、マニラ・ホテル、リゾーツ・ワールド・マニラ、シャングリラホテル・マカティの4カ所だけ。特に中・高級レストランでハラルに対応した料理を提供する店が少ない。
カバルザ会長は2日、こうした状況がマレーシアなどイスラム諸国からの観光客を誘致するチャンスを台無しにしていると指摘。関連業界がハラル部門を強化する必要性を強調した。また、政府が業界の取り組みを支援するため、イスラム教徒に人気の観光地を中心に、イスラム教の戒律に従って加工処理された製品に対する認証の基準を緩和し、多くの事業者がハラル認証を受けられるようにすることなどを提言した。
シンガポール 2013年10月4日(金曜日)
日系ラーメン店、FC見本市で提携先模索[経済]
フランチャイズやライセンスに関する展示会「フランチャイジング・アンド・ライセンシング(FL)アジア2013」が3日、マリーナ・ベイ・サンズ(MBS)で開幕した。今年で8年目を迎える展示会には日本を含む20カ国・地域から約150社・団体が出展。日系ではラーメン店を展開するウィズリンク(広島市)や、東京で毎年開かれている展示会フランチャイズ・ショーを主催する日本経済新聞社などが参加した。
ウィズリンクは昨年11月に海外1号店となるラーメン店「ばり馬」を繁華街オーチャード地区の商業施設に開業した。1号店は直営店だが、年内をめどにマレーシア・クアラルンプールにフランチャイズ(FC)形態で進出する予定。タングリング店店長を務める江口順爾氏はNNAに対して「海外でのFC出店はクアラルンプール店が初。今後シンガポール以外のアジア地域ではFC展開を加速させたいと考えており、今回出展した」と話す。
FLアジア初日には、すでに多くの飲食関連業者などが同社ブースを訪れており関心の高さがうかがえた。「5割はシンガポール人、2割がマレーシア人、1割はオーストラリア人」(江口氏)という。
ウィズリンクは、日本ではばり馬を含む4ブランドでFC62店を展開。このうちばり馬は42店に上り、FC事業で豊富な実績を持つ。同社のFCは、冷凍スープを店舗で解凍するなどほとんど仕込みをせずに出せるのが特徴の一つ。日本で作ったスープはこれまで厳しい輸出入規制の関係で海外への出荷が難しかったが、先ごろ輸出しやすいよう改良したスープが完成。これを機に海外でのFC展開に弾みをつける。このほかFC事業には、▽店内で製麺する▽日本製のたまりじょうゆを使う▽店舗設計・内装はウィズリンクのデザイナーが担当する▽現地需要にあったメニュー作りを支援する▽日本式の接客研修を施す――ことが含まれる。
日本と同様に海外でもFC化を推進できるビジネスモデルと考えており、将来的にはマレーシアのほかインドネシア、タイ、ベトナムでFC店を出店する計画。ばり馬は「濃厚とんこつしょうゆラーメン」を売りにしており非ハラル(イスラム教徒向け)だが、マレーシアやインドネシアなどのイスラム圏でも中華系を中心に本場の味を求める消費者の潜在的需要は大きく商機があるとみている。
シンガポールでは12月に中心部ノベナに国内2番目の直営店をオープン予定。2016年には東南アジアで30店の出店を目指す。域内各国でほぼ同じ出店数を見込む。
■東京FCショーに誘致
東京で毎年開かれているフランチャイズ・ショーを主催する日本経済新聞社は、今回初めて出展した。同社文化事業局の長谷川研二プロデューサーによると、フランチャイズ・ショーでは過去数年で海外から参加する出展者や、海外でFC展開を目指す日本の業者の参加が増えている。FLアジアへの出展でフランチャイズ・ショーの知名度向上を図り、将来的には域内業者の集客・出展誘致につなげる狙いだ。
FLアジアの会場では、インドネシアやマレーシアといった日本市場に関心のある域内の飲食店や教育サービス業者などから照会が寄せられた。
3月に開かれた今年のフランチャイズ・ショーでは、過去30年近い歴史の中で初めて海外マッチング・相談コーナーを設けた。飲食業を中心に日本への参入を狙う海外の企業が増加していることから、フランチャイズ・ショーの来場者(約3万人)に占める外国人の比率を現在の1%(300~400人)から2倍の2%に引き上げたい考え。将来は同社が窓口となり、日系企業が海外の展示会・見本市に出展するのを後押しする役割も果たしたいという。
FLアジアは5日まで開催。飲食やファッション、美容・スパ、教育、医療、高齢者ケアといった業者・団体が参加した。出展者全体の66%をシンガポール企業が占めており、残りはマレーシア、米国、韓国、オーストラリアなどの企業。シンガポール、マレーシア、韓国、米国は国別のパビリオンを開設している。
EU News 419/2013
2013/10/01
来る11月10日から3日間、欧州委員会のダチアン・チオロシュ農業・農村開発担当委員が欧州の35の生産者団体代表と日本を訪問します。生産者らが誇る製品はいずれも欧州各地の高品質な逸品ばかりで、著名な製品としてはフランスのバイヨンヌ産生ハム、ポルトガルのマデイラ・ワイン、ドイツのミュンヘナー・ビール、英国のウェスト・カントリー・ファームハウス・チェダーなど、珍しい製品としてはキプロス共和国のキプロス・ロクム、チェコ共和国でビール生産に使用される特殊原料のザーツ産ホップ、またギリシャのヒオス島特産でマスティハ(マスティック)の木から抽出される樹脂(お菓子、健康食品やリキュールなどに使用される)など実に多岐にわたります。
28の加盟国で構成される欧州連合(EU)は変化に富んだ肥沃な地域であり、数世紀に及ぶ伝統と語り継がれた文化(ノウハウや味覚)に基づきながらも、現代の高い品質水準や消費者需要に応えうる、原産地と深く結びついた高品質な特産品を生み出しています。独自で多様な飲食料品の保護継承はEUの農業品質政策の中でも重要項目です。EUのチオロシュ欧州委員は「今日、限定生産地域内で語り継がれたノウハウに基づいて生産され、地理的表示(GI)製品に認定された食品およびワインなどアルコール飲料は3,200種類以上にも及びます」と語っています。
EUは、消費者が国内外の市場で製品の見分けができるよう、確かな品質を持つ本物の製品を特定し保護すべく、品質認証制度を制定しました。製品パッケージに表示された品質認証マークは、その製品が厳格な規格に基づいて生産された本物であることを保証するものです。
今回の来日の目的は欧州の高品質な製品に対する日本の消費者の方々の興味を喚起し、多様な美食の世界を知っていただくことです。チオロシュ委員は「これらGI製品は欧州を代表するグルメ製品です。世界でも名高い飲食料品の美味しさを日本の皆さまに提供します。ぜひ限られた食通の方々だけでなく、多くの方にお楽しみいただきたいと願っています。今回来日した目的はまさにそのためで、これら認証マークの認知度を高め、ヨーロッパの高品質製品を日々の料理でも楽しんでいただくために“ヨーロッパの本物の美味しさ、確かな品質”というテーマで数々のプロモーションイベントを企画しています」と話しています。
日本とEU間の自由貿易協定(FTA)交渉が進行中の今日、この訪問は双方向の関係強化を促進する良い機会となるでしょう。日本にとってEUは3番目の重要な貿易相手国です。また欧州において日本食への関心が高まっている中、日本の対欧州農産物輸出額は230億円(1億8,000万ユーロ)となっており、今後も増加する見込みです。
3日間の来日スケジュールは後日お知らせします。
この件に関するお問い合わせ先:
欧州連合 “Tastes of Europe”キャンペーン事務局
(株式会社旭エージェンシー内 担当: 山本/上野/高木)
agri@asahi-ag.co.jp Tel:03-5574-7890
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