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2013-10-04 17:22:00

フィリピン  2013年10月4日(金曜日)
ハラル対応の飲食店普及を、観光業界が提言[観光]

フィリピン旅行代理店協会(PTAA)は、フィリピンはイスラム諸国からの観光客を誘致するため、ハラル(イスラム教徒向け)食品とレストランの普及を進める必要があるとして、政府に対応を求めている。3日付ビジネスミラーが伝えた。

PTAAによると、国内でハラル対応のキッチンを備えているホテルはヘリテージ・ホテル、マニラ・ホテル、リゾーツ・ワールド・マニラ、シャングリラホテル・マカティの4カ所だけ。特に中・高級レストランでハラルに対応した料理を提供する店が少ない。

カバルザ会長は2日、こうした状況がマレーシアなどイスラム諸国からの観光客を誘致するチャンスを台無しにしていると指摘。関連業界がハラル部門を強化する必要性を強調した。また、政府が業界の取り組みを支援するため、イスラム教徒に人気の観光地を中心に、イスラム教の戒律に従って加工処理された製品に対する認証の基準を緩和し、多くの事業者がハラル認証を受けられるようにすることなどを提言した。