インフォメーション

2011-10-22 15:32:00

鹿児島県と日本貿易振興機構(ジェトロ)は18日、ホテル日航香港で「鹿児島県産食
品試食商談会2011」を開催した。毎年香港で開催されている同商談会は、今年で4回
目で、海外市場志向の高まりを反映して過去最大の22社・団体の商品が出展された。
主食から惣菜、調味料に至るまでバラエティに富む同県産食品を前に、現地バイヤー
からは活発な質問が飛んだ。(香港&華南版編集長・安部田和宏)
http://news.nna.jp/free/news/20111020hkd002A.html

 


2011-10-22 15:29:00

日本の小売業のベトナム進出の動きが活発になってきた。18日までに、高島屋がホー
チミン市に百貨店を出店する方向で最終調整に入っていることが明らかになった。7
月にはファミリーマートが現地に合弁会社を設立すると発表したほか、先週にはイオ
ンがホーチミン市人民委員会からベトナム1号店の投資ライセンスを取得したばかり。
ただ、小売業のベトナム進出に当たっては、不透明な規制など解決すべき課題も多い。
(ベトナム&インドシナ版編集長・野村智)
http://news.nna.jp/free/news/20111019icn001A.html

 


2011-10-22 15:25:00

洪水でサプライチェーンが被災し、店舗は直接の被害を受けていない飲食チェーンも
休業やメニューの見直しを迫られている。17日に浸水したバンコク北郊パトゥムタニ県
のナワナコン工業団地に工場を持つ8番らーめん、オイシ・グループ(OISHI)、
MKレストランなどが影響を受けており、今後こうした二次被害が広がっていくこと
も懸念される。(タイ版編集長・福地大介)
http://news.nna.jp/free/news/20111019thb002A.html

 


2011-10-22 15:23:00

ブラジルの新聞フォラ・デ・サンパウロは、米国は今やブラジルを抜いて世界1位の牛肉輸出国になったと報じている。ブラジル食肉輸出業者協会(ABIEC)によると、米国の牛肉輸出額は今年の1~7月期で30億6,000万ドルに達し、ブラジルの30億1,000万ドルを1.7%上回った。輸出量は米国が74万1,300トンで、ブラジルの62万7,600トンを18%上回った。

首位交代の理由として、ブラジルでは生産コスト上昇で儲からないため大手パッカーが輸出意欲を喪失した、国内経済の問題で米国産牛肉のほうが安い、米国がヨーロッパ、エジプトなど新たな市場向け輸出を始めたことが挙げられている。

※2011年9月26日 Meatingplace.com

2011-10-22 15:21:00

2011年における米国の加工用トマトおよびカリフォルニア州を中心とした秋季野菜等の収穫見通し

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最終更新日:2011年10月14日

 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)が先ごろ公表した2011年における米国の加工用トマトおよびカリフォルニア州を中心とした秋季野菜等の収穫見通しによると、全米の加工用トマトの契約生産量およびアスパラガスの生産量は、共に収穫面積が減少したものの1ヘクタール当たりの収量が増えたため、対前年比増加となった。春たまねぎの生産量は、収穫面積、収量ともに増加したが、夏たまねぎの生産量はほぼ前年並みと見込まれる。
 また、カリフォルニア州の秋季生鮮野菜は、ハネデューメロン、結球レタスおよびトマトの収穫面積が対前年比減少するも、ブロッコリーなどほかの秋季生鮮野菜は対前年比増加と見込まれる。

1.加工用トマトの収穫見通し(収穫面積、生産量等)

 2011年における全米の加工用トマトの契約生産量は、収穫面積が4%減少したものの、1ヘクタール当たりの収量が760キログラム増加したため、前年をわずかに上回る1156万7千トンと見込まれる。
 カリフォルニア州では、低温と多雨の影響により定植の開始が遅れたことにより、収穫作業は8月まで続いた。同州における加工用トマトの契約生産量は、前年並みの1106万8千トン、収穫面積は同4%減の104.0千ヘクタールと見込まれる。また、生産技術の向上や種苗の改良によって、1ヘクタール当たりの収量は、前年の102.09トンに対して4%増の106.41トンまで向上すると見込まれる(表1)。
 なお、インディアナ州の加工用トマトは、定植期間中に豪雨に見舞われたものの、前年と比べ作柄は良いと見込まれる。
加工トマト

2.アスパラガスの収穫見通し(収穫面積、生産量等)

 2011年における全米のアスパラガスの生産量は前年比8%増の3万9千トン、収穫面積は前年並みの11.3千ヘクタールと見込まれる。総生産高は、前年比7%増の9683万ドルと見込まれる。生産量のうち生鮮用は前年比2%増の3万1千トン、加工用は同42%増の8千トン、缶詰用は同48%増の4千トン、冷凍用は同34%増の4千トンと見込まれる。2011年の加工用等が大幅に増加しているが、これは、前年において天候不順により生産量が減少する中、仕向け先として生鮮用が優先されたため、前年の加工用が例年と比べ落ち込んだことが理由として考えられる。
 カリフォルニア州におけるアスパラガスの生産量は、収穫面積が前年比4%増、1ヘクタール当たりの収量が前年比3%減の3.81トンと見込まれることから、ほぼ前年並みの1万9千トンと予測されている(表2)。同州のうち、サリナス・バレーおよびサンホアキン・バレーでは、十分な雨量と気候に恵まれ、生育は良好で、7月中旬までには同州の大部分の地域で収穫が終了した。
 ミシガン州では、生育に適した気候が続いた。十分な降雨と適温により生育は良好で、収穫は5月から始まり6月下旬までに終了した。
アスパラガス

3.秋季生鮮野菜の収穫見通し(収穫面積)

 2011年のカリフォルニア州を中心とした秋季生鮮野菜における収穫面積の見通しは次のとおり。
(1)ブロッコリー
 カリフォルニア州では、品質は極めて良好で、前年比8%増の11.3千ヘクタールの見込みである。
(2)カンタロープメロン
 全米では、前年比11%増の5.9千ヘクタールと見込まれる。
 カリフォルニア州では、同4%増の1.9千ヘクタールと見込まれ、同州のサンホアキンバレーでは、ほ場整備および定植作業の準備が行われている。また、アリゾナ州では、同14%増の4.0千ヘクタールと見込まれ、収穫作業は10月中旬までフル稼働で行われる見込みである。
(3)にんじん
 生鮮用において、全米では、前年比30%増の8.7千ヘクタールと見込まれる。
 カリフォルニア州では、同30%増の8.7千ヘクタールと見込まれ、収穫作業中の同州ベーカーズフィールドの作柄は良好である。また、テキサス州では、前年並みの40ヘクタールと見込まれ、初秋の収穫に向けて定植作業が行われている。
(4)カリフラワー
 カリフォルニア州では、晩夏に天候に恵まれたため品質は良好で、前年比3%増の3.8千ヘクタールの見込みである。
(5)セルリー
 カリフォルニア州では、前年比4%増の3.2千ヘクタールと見込まれ、同州サリナスおよびサンタマリア地域では、収穫作業が進められている。また、同州オックスナードでは、品質は良好であり、11月より収穫作業が始まる見込みである。
(6)スイートコーン
 全米では、前年比12%増の4.7千ヘクタールの見込みである。
 フロリダ州では、ほ場整備および定植作業の準備が計画どおり行われ、秋には予定どおり収穫作業が始まる見込みである。また、カリフォルニア州では、同5%増の1.9千ヘクタールと見込まれ、夏季に天候に恵まれたため、作柄は良好、害虫や病気の発生も報告されていない。
(7)ハネデューメロン
 全米では、前年比12%増の1.5千ヘクタールの見込み。
 アリゾナ州では、同43%増の809ヘクタールと見込まれ、収穫作業は10月中旬までフル稼働で行われる見込みである。また、カリフォルニア州では、同10%減の728ヘクタールと見込まれ、同州サンホアキンバレーでは現在、ほ場整備および定植作業の準備が行われている。
(8)結球レタス
 カリフォルニア州では、前年比4%減の10.5千ヘクタールと見込まれ、同州サリナスバレーでは収穫作業が行われている。
(9)トマト
 全米では、前年比2%減の7.3千ヘクタールの見込みである。
 カリフォルニア州では、生育状況が良く、同2%減の4.9千ヘクタールと見込まれる。また、フロリダ州では、計画どおりにほ場整備および定植作業の準備が行われている。
秋季野菜

4.春たまねぎおよび夏たまねぎの収穫見通し(収穫面積、生産量等)

 2011年における全米の春たまねぎは、収穫面積が前年比14%増の12.0千ヘクタール、1ヘクタール当たりの収量は前年比12%増の36.43トンと見込まれることから、生産量は前年比29%増の43万7千トンになると予測される。このため生産高は、前年比52%減のトン当たり417ドルとなり、総生産高は、前年比38%減の1億8206万ドルと見込まれる。
 州ごとの生産量を見ると、テキサス州では前年比55%増の18万8千トン、ジョージア州では、収穫作業が4月中旬頃から始まり5月末までに95%程度の収穫が行われ、生産量は前年比30%増の13万5千トンであった。
 カリフォルニア州の春たまねぎの定植は、12月までに大部分の地域で始まった。生育期間中には低温と多雨に見舞われたことにより、同州における生産量は、前年並みの11万4千トン、1ヘクタール当たりの収量もほぼ前年並みの44.83トンと見込まれる。
 一方、全米の貯蔵用夏たまねぎの生産量は、1ヘクタール当たりの収量が前年をわずかに上回ったものの、収穫面積が前年比3%減の41千ヘクタールと見込まれることから、前年を下回る253万7千トンと見込まれる。
 カリフォルニア州の貯蔵用夏たまねぎの生産量は、収穫面積が前年比2%増の12千ヘクタールと見込まれるものの、1ヘクタール当たりの収量が同2%減の49.32トンと見込まれることから、前年並みの58万9千トンと見込まれる(表4)。なお、生育期の低温と多雨により、収穫作業が遅れている。
 また、オレゴン州は低温および多雨に、コロラド州は生育期にひょう害に、ミシガン州は生育期に多雨に見舞われた。ワシントン州は春に低温だったものの夏の気候に恵まれたことから収穫にあたり状況が改善したが、アイダホ州は低温および多雨に見舞われたことから収穫作業が遅れている。なお、ウィスコンシン州は品質が良いと見込まれている。
たまねぎ
【前田 絵梨 平成23年10月14日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)

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