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上海市の工商などの関連部門は2日、煮込み豚骨スープの問題で注目を集める味千ラーメンに対する初歩的調査の結果を明らかにした。それによると、スープの元となる濃縮スープは豚骨エキスを主要成分としており、これは山東省泰安市のある食品メーカーが生産したものだという。また同市工商関連部門が、虚偽の宣伝の疑いで味千ラーメンへの調査を行っている。>>【特別企画】味千ラーメンの豚骨スープ事件 中国で物議をかもし出す
調査によると、味千ラーメンの濃縮スープの主成分は豚骨エキスで、生産したのは山東省泰安市にある泰安京日丸善食品工業有限公司。豚骨エキスは上海市の西蓋米食品(上海)有限公司に運ばれた後、調味料が加えられて、スープの元となる濃縮スープに生まれ変わる。
同市食品薬品監管部門によると、豚骨エキスは複合調味料の一種であり、現時点では食品の安全性に関する潜在的なリスクは確認されていないという。また同市工商関連部門によると、味千ラーメンの広告内容は商品のカルシウム含有量などに関して消費者に誤解を与える可能性があり、同部門は現在、虚偽の宣伝の疑いで味千に対する調査を進めているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年8月3日
http://j.people.com.cn:80/94476/7458867.html
日本の明治乳業は、生産を日本からオーストラリアに移すと発表し、オーストラリア産の輸入乳幼児用粉ミルクが日本産に代わって次々と中国市場に入っている。
記者が乳幼児用粉ミルクを販売する数店舗を訪れたところ、済南市内で売られている明治乳業の粉ミルクの多くが日本産であることがわかった。生産日は多くが2010年下半期で、2011年1月のものもわずかにあった。その後、あるショッピングサイトで明治乳業の粉ミルクを検索すると、100店舗以上の明治乳業の粉ミルクを扱うネットショップが見つかった。そのうちの80%以上が「震災前の在庫」という言葉を添えて販売している。
「現在仕入れる明治乳業の粉ミルクは全てオーストラリア産だが、各ショップにはまだ多くの在庫が残っている」と、オーストラリア産の明治乳業の粉ミルクを販売するベビー用品店の経営者は話す。
現在市場で売られている明治乳業粉ミルクの震災前の在庫の多くは、賞味期限が2012年2月から5月で、中には2011年末までのものもある。賞味期限が迫っているため、震災前の商品の価格は下がっている。
「明治ステップ缶850グラム」を例にすると、多くの店頭で「1缶購入につき2--3缶プレゼント」のキャンペーンが行われている。1缶あたりで計算すると160潤オ180元になる。一方、ネットショップでは最も安くて60元、少し高くても148潤オ160元で売られている。東日本大震災の発生後、同商品は一時308元まで値上がりしたが、4カ月後の今は最大80%安くで販売されている。
ところが、販売店の値下げキャンペーンに対する消費者の反応はいまいちだ。店頭とネットショップの販売員は、「ほかの粉ミルクメーカーと比べて、明治乳業の販売状況は理想的ではない。生産日が販売の妨げになっている」と口をそろえる。
明治乳業粉ミルクを販売する多くのネットショップは、「賞味期限切れ間近」を商品紹介の目立つ位置に表示する。生産日が2011年1月の商品は148元に値下げ。同商品の通常価格218元前後だ。100元以上の値下げについて、多くのオーナーは「買いだめが災いした」と嘆く。
「これらの商品の生産日は2010年5月で、あと1--2カ月で賞味期限が切れる。売れるだけ売りたい」と、あるネットショップの経営者は話す。「日本で地震が発生したとき、多くの人が買いだめした。価格をつり上げて金儲けをしたいと考えていたが、在庫切れのときに多くの消費者が他のメーカーに変え、価格が高いときにあまり売れず、現在は値下げしても賞味期限が迫り、もっと買う人がいなくなった。これらの商品が多かれ少なかれ手元に残ることは間違いない」。同様に、買いだめし、今は投げ売りをする販売店は少なくない。「新商品の生産地が変わり、手元にある在庫はもっと市場を失ってしまった」と嘆く多くのオーナーは、生産地を変えた粉ミルクの発売後に状況が少しでも改善されることを望んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月2日
欧州系のプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社アパックス・パートナーズは先月26日、中国の高級ビュッフェレストランの金銭豹を買収したことを明らかにした。米ペプシグループも5月初めに、香港で上場する火鍋チェーンの小肥羊を買収する計画があることを明らかにしている。海外資本は中国の外食消費という市場を非常に高く評価しており、あるアナリストの推計によると、第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)期間に中国外食産業の売上高は2倍に増えるという。
ここ数年の外資による中国の外食産業・食品・飲料品の有名ブランド買収リスト。
日時 | 被買収者 | 買収者 | 取引の経緯の順 |
2011年7月 | 金銭豹 | アパックス・パートナーズ | 取引は完了していない |
2011年7月 | 徐福記 | ネスレグループ | ネスレ側が17億ドルで徐福記の株式の60%を買収し、現在、商務部の審査結果を待っている。 |
2011年6月 | 水井坊 | ディアジオ | ディアジオが1億4千万元で水井坊の大株主・全興集団の株式を49%から53%に買い増し、承認を得た。 |
2011年5月 | 小肥羊 | ペプシグループ | ペプシ側が45億6千万香港ドル(約452億円)で小肥羊の株式を27.3%から93.2%に買い増し、現在、商務部の審査結果を待っている。 |
2011年4月 | 銀鷺食品 | ネスレグループ | ネスレ側が銀鷺の株式の60%を買収し、価格は明らかにされず、現在、商務部の審査結果を待っている。 |
2010年11月 | 福達食品 | ハインツグループ | ハインツ側が1億6500万ドルで福達の株式を100%取得し、承認を得た。 |
2010年11月 | 康師傅 | アサヒビール | アサヒ側が435億円で康師傅の6.5%の未公開株を買収し、取引を完了させた。 |
2010年11月 | 重慶ヒ酒 | カールスバーグ | カールスバーグ側が23億8500万元で重慶ヒ酒の株式を17.46%から29.71%に買い増し、承認を得た。 |
2010年2月 | 雲南山泉 | ネスレグループ | ネスレ側が雲南山泉の株式の70%を買収し、価格は明らかにされず、承認は得た。 |
2009年5月 | 青島ヒ酒 | アサヒビール | アサヒ側が6億7千万ドルで青島ヒ酒の株式の19.99%を買収し、取引を完了させた。 |
2009年3月 | 匯源果汁 | コカコーラ | コカコーラが179億2千万香港ドル(約1775億円)で匯源の発行済み全株式を買収し、商務部の承認を得られなかった。 |
2004年1月 | 粤海ヒ酒 | カールスバーグ | カールスバーグ側が5億8千万香港ドル(約57億円)で粤海ヒ酒の株式の21%を買収し、取引を完了させた。 |
2004年6月 | 哈爾濱(ハルビン)ヒ酒 | アンハイザー・ブッシュ | アンハイザー・ブッシュは51億香港ドル(約505億円)で哈爾濱ヒ酒の株式の99.66%を買収し、取引を完了させた。 |
2001年10月 | 四川豪吉 | ネスレグループ | ネスレ側は中国2位のチキンエキス生産ブランドである四川豪吉の株式の60%を買収し、取引を完了させた。 |
「人民網日本語版」2011年8月2日
http://j.people.com.cn/94476/7458382.html
恒都肉牛場は15000匹の肉牛を飼育可能な中国で飼育規模最大の牧場である。
ここではすべての肉牛の耳に黄色いカードをつける。これは牛の「身分証」で、いつでも牛の成長情況を記録できる。
飼育小屋には、専門の音楽が放送され、午後、夕暮れになると1日遊んでいた牛は休み始める。飼育小屋には軽音楽が流されている。
今、この牧場では200万元を投資してマッサージシステムを導入した。牛が柵の上に入り、マッサージマシンに近くと、自動でマッサージが始まる。
よい生育環境はもちろん、牛に与える飼料も贅沢である。新鮮な牧草の他、中国名酒「五糧液」「瀘州老窖」やおからなどが与えられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月1日
http://j.people.com.cn:80/94475/7457008.html
味千ラーメン スープの原料・豚骨エキスは泰安で生産
上海市の食品監督部門は2日、「味千ラーメン」に対する初歩的調査の結果を発表し、濃縮スープの原材料である豚骨エキスが山東省泰安市で生産されていることを明らかにした。
また、上海の各調味料卸売市場での取材により、「荏原食品公司」という企業が味千ラーメンに豚骨スープを供給していることが明らかとなった。この情報はすでに関連部門により実証されている。食品監督部門は今後、濃縮スープの成分検査も行う予定で、調査結果はまもなく公表されるという。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月3日
http://j.people.com.cn:80/94689/95912/7459406.html