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せいゆう丸釣行記
昨日の朝は寒いくらいでしたねえ。
お昼もさほど暑くなくこんな快適な日は俄然お仕事をする気になりまして、昨日はキャビンのお片づけをしてました。
お船のキャビンは自分の生活の場でありまして、自宅はかあちゃんの城だから自分は夕方帰って焼酎飲んで寝るだけで、1日のおよそ半分の時間をお船で過ごすから、我が家はせいゆう丸ということになりますわな。
そんでもってとりあえずベッドのお布団と毛布を天日干しするため、よいしょよいしょと抱えて船首付近に広げてましたら、なにやら黒い昆虫のような物体がカサコソ慌てた様子でデッキを右往左往しているではないか。
立派なゴキブリさんが天日に干されて慌てて逃げ出したようであります。
そういえばせいゆう丸のキャビンの中には、ロープをつたって入って来たと思われるフナムシさんがここかしこに闊歩されてますが、たまにシルエットは似ているが色が微妙に茶色の昆虫を見かけてましたが、フナムシさんに混じってゴキブリも生息していたのね。
自分は朝・昼と船内でご飯を作って食べるからそのおこぼれを主食にしていたようで、お掃除しながらフマキラーを吹きかけてゴキブリ撲滅運動をやっておりました。
さらに先日はたはた君の魚探が不調だったので修理・整備をして動くようにして、港の中をトコトコ走って感度調整も無事完了。
で、先日から気になってたせいゆう丸のエンジンルームに侵入して来る海水の入口を調べることにしました。
と言うのも、せいゆう丸は船齢が約40年と古いお船だからどこからか分からないけど海水が侵入して来てましたが、今までは数日に1回ボンプで汲み出す頻度だったのが、最近毎日汲み出さないといけなくなったので 「やばいなあ。」 と思っておりました。
魚探の発信機を外付けしてる関係でその取り付けネジの穴がFRPを貫通して海水が滲み出てるのかとか色々疑ってましたが、昨日徹底的に調べてみたら何と右舷船尾の船底の角が岸壁とこすれてクラックが生じたらしく、エンジンルームの端っこから海水が 「こんこん」 と湧き出てたのが判明したのでありました。
「こりゃエライこっちゃ!」 ってんで、慌てて橋の下の天然ドックに移動させ、船尾を浅い方に向けてロープで固定して今日に備えましたが、とりあえずコーキングで対処することにしますわ。
良く良く考えて見ますと、乗り降りする岸壁は垂直でなく少し斜めになっていて船に乗り降りするには便利なんですが、船底の角が当たってこすれやすくなってたから防舷材をぶら下げてたけど、たまに当たっていたのでしょうかねえ。
今日の干潮は午前10時近くだから、砂地にお座りした船底にコーキング材を塗布して、エンジンルームの角もコーキング材を充填する予定です。
昨日今日と 「青北」 が吹いて海は白波が立ってますが、明日が非常に微妙な感じなものでチョイと悩んでますが、危ない判断だけはしないようにしますわね。
昨日は辛かったなあ。
朝一でよそのお船に潟を乗っ取られてて出鼻をくじかれ、一昨日予習で探索してた数箇所の候補地が一晩でもぬけの殻になってたし、西風は予想以上にガンガン吹いて沖に行けないしで、1日のスケジュールがことごとく潰れてしまい次第に崖っぷちに立たされる感じでありました。
そのうち風が少し緩んできたので思い切って沖のアジの巣床に行ってみたものの、悪いことに全くのお留守状態に完全に気落ちしてしまい、しかも上り潮の激流ときたもんだからテンション下げ下げになっちまった。
イカリを打つことなくチダイの里に足を伸ばしたけどやはり上り潮の激流で、100号の錘が真横に流れてしまいお手上げ状態に。
仕方ないので南の潟に行ってみたけどお魚の反応がほとんど無くて、しかも上り潮と北風のバランスが微妙に崩れるものだからお船があちらこちらしたり、イカリ綱がお船の真下になっちまって綱を釣ってみたりと散々でありました。
で、最後の最後のお願いということで潟に着けてみたら、丁度潮目がやって来てかなり速い下り潮に変わったと思ったら、サビキ仕掛けにデカアジがパクパクし始めたではないか。
9回裏2アウト逆転タイムリーヒットでありました。
8時間洋上を漂って最後の1時間でこの釣果だから、釣りは諦めてはなりませんなあ。
メジナのような黒いお魚は 「トビハタ」 というハタの仲間で超高級魚であります。
めったに釣れるお魚ではありませんで昨日は4匹釣れてたが、さぞかし美味しいお刺身だったでしょうなあ。
さてさて、いよいよ 「青北」 の季節になったみたいで、今日から多分1週間は沖には行けないでしょう。
台風シーズンが終わったと思ったら、もう今度は 「青北」 に悩まされる季節に突入してしまいましたねえ。
そしてどうした訳か最近週末に出られないことが多くて、 「またか!」 とサラリー諸氏が嘆いておられる姿が思い浮かぶけれど、週末に人数をまとめて稼ぎたいお方はもっと頭が痛いことでしょうなあ。
危機管理がなってなくて高コスト体質にどっぷりと浸かっていると、次第に流行りが廃れきた時、ボディーブローのようにじわじわ効いてくるものですがね。
お休みということで、そろそろ港に出立して橋の下の天然ドックであれこれ修理・整備でもしましょうかねえ。
お金を掛けない生活してるとやらなければいけないことが多すぎて、もの凄く忙しいですわ。
「貧乏暇なし」 のことわざを意味を、この年になってようやく理解出来るようになった今日この頃でございます。
最近流行りの時間を小切るタイラバのお船が多くなった気がするけど、釣果ブログを拝見していると決して釣りまくってる訳では無さそうに思えるが、マダイ餌釣り専門船 「あさぎり」 は相変わらず絶好調のようです。
昨日も 「今から出ていきますわ。」 のメールが入ったのが午前10時半頃。
帰って来られたのが確か4時頃だったと思いますが、ゆらゆらと海の上でゆったりまったりと漂いながらこれだけのマダイを釣ってこられたようです。
クーラーボックスがでかいので分かり辛いけど、一番デカいのは3kgあるらしく、2人で13枚の釣果だったらしい。
愛媛のマキ・シャカの釣り船でこれくらいのマダイを釣る船は知ってるけど、宮崎のマキ・シャカの船でこれだけの釣果を出すタイラバ船は先ず無いですね。
たまに1~2匹のマダイがまぐれで釣れて、ドヤ顔の写真を撮って 「釣れまくり!」 と勇ましいブログを書くタイラバ船はあっても、これだけコンスタントにマダイを釣る船に自分も初めて出会いましたわ。
この 「あさぎり」 の船長さんはビジネス(稼ぎ)に徹してるマキ・シャカのお船とは全く違って、のんびり釣りを楽しむお方だから、安心してマダイ釣りを楽しませてもらうはずだよ。
自分がこうして紹介するのは 「気軽に気楽に海のお遊びを楽しむ」 という自分の理念に合致するからでありまして、マダイをゆっくりと餌釣りしてみたいと願う釣り師がいらっしゃれば是非乗ってみると良いと思いますよ。
便と称する流行りの釣りとは全く違う、本当に面白い海の遊びを楽しめると思いますがね。
昨日はたはた君は魚探のトラブルに見舞われ可哀想な釣りになっちまったが、せいゆう丸の隣に船を着けて何とかお刺身をゲットできたようです。
魚探の不調の原因は分かりませんが、明日からしばらくお休みになりそうなので、しっかりこの間に対策する予定です。
昨日は風も吹かず絶好の釣り日和になったので、沖のアジの巣床にまっしぐら向かいました。
潟はガタガタと悪い状態が続いているようで、お友達の漁師さんや漁友に聞いてみると近頃かなり苦戦しているみたいなので、昨日は激流覚悟で迷うことなく沖に行きましたがどうやら正解だったようです。
昨日の出港時間は7時。
いつもの潟のポイントを探索したけどあまりパッとした感じで無かったので沖を目指して船を進めたが、いつ激流に遭遇するかドキドキしながら目的地に向かったものの、船速がほとんど変わらず現地に到着。
わずかな北風で下の潮は緩い上りの状態で魚影がボワリと出たので期待しながらイカリを打ったが、思いの外下の潮が上っているようで、じわりじわりと船が北東方向へ流されて群れから離れてしまい、もう一度打ち直して目的の場所にピタリと着けられました。
昨日は天秤が良かったようでポツリポツリではありましたが、デカアジにチダイにクロエバにサバと、結構彩りよく一晩のお刺身が楽しめる程度に釣れてくれましたわ。
お天気はこの先良さそうですが、強烈な北風が今夜から吹くみたいで、沖に出られるのはどうやら今日までのようです。
またまた1週間近く沖に出られない感じですがね。