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せいゆう丸釣行記

2019-05-31 03:11:00

昨日・一昨日とのっぴきならないご用ができちゃって、2日沖行きをお休みしちょりました。

 

堀切峠から見える沖の海の色は群青色(グランブルー)に変わってて、いよいよ黒潮が近づいて来ているのを肌で感じられますねえ。

 

 

 

そんでもって昨日は、とある海岸で作業をするにあたって、単純なんですが結構難しい作業の手はずを快くしてくださった土木女子とお会いすることになりました。

 

その女性は、去年の台風の高波で海岸近くを走る国道の路肩が崩落し、海岸に擁壁を築いて護岸しながら路肩を復旧する工事を請け負った土木建設会社の社員さんだそうで、時間があったのでいろいろお話を伺うと、お好きなことの中にラジコンと写真撮影があるそうで、仕事の中にその特技を活かしておられるご様子だ。

 

ヘルメットをかぶり作業服を着てビシっと土木女子然としたルックスをきめておられたが、ずいぶん小柄なんだけど実に愛くるしいお顔をなさってて、笑顔がとっても素敵な女性でありました。

 

 

 

お若い女性が土木の現場で活躍しておられる姿を拝見すると、時代も随分変わってきたものだなあと思ってしまうが、もう既に 「土木=男の世界」 の時代ではなくなってきているんだろうね。

 

自分が大好きなぺちゃくちゃのおしゃべりに嫌がることなくお付き合いしてくださったが、どうやらご自宅が県北らしく通勤のため時には朝5時頃家を出ることもあるそうで、それって若い女性にとってとても大変なことだと思うけど、屈託なく 「ケタケタ」 と笑い飛ばしておられるご様子に、心の内側の強さをひしひしと感じた次第であります。

 

そんな 「土木女子」 の姿を拝見して、日本の土木業界はまだまだ大丈夫なんだろうと思えたし、今まで男だけの世界と思われてた分野に女性がもっともっと進出することで、真の男女雇用機会均等の理念に合致することになるのではないかとも思えましたね。

 

人手不足を理由に安直に外国人労働者に労働力を求めるのではなく、素晴らしい能力を有した女性を積極的に発掘して、その能力を十分に活かせる環境を整えてやることこそが、今本当に国に求められてる重要案件だと思いますがね。

 

 

 

昨日は結局その土木女子さんのおかげで滞りなく作業を終えることが出来ましたが、人生には色々と 「まさかの坂」 って奴が現れるものでして、そんな時に電話やメールで応援してくださったり、実際に動いて助けてくださるお方達に深く感謝する一方、離れた場所で面白がって成り行きをニヤニヤして見ている輩の存在も、こんな時には意外と鮮明に見えてくるものですがね。(笑)

 

 

 

という訳で今日からまた沖に出ますが、明後日あたりから低気圧が通過したりして海に出られなくなる日が多くなる気配ですけど、そんな時は橋の下の天然ドックでムツゴロウ状態になって、泥の上でドタバタと作業をあれこれしましょうかねえ。


2019-05-30 03:07:00

日南の南郷はおふくろの里で、自分がまだ若かりし頃、栄末港に船を係留していた時期もありました。

 

今、栄末港を訪れるとすっかり寂れてしまい、祖父母が暮らしていた家も既に取り壊されてて、昔の面影はすっかり無くなってしまったのは寂しいけど、幸いにも写真やビデオにその当時の思い出が記録されているのはありがたいことですねえ。

 

 

 

ところで最近、目井津港の道の駅がえらく元気が良くて、自分も両親を連れて海鮮料理を食べによく行きますが、およそ2週間前だったかなあ、連休明けで道の駅のレストランが閉店しててがっかりしてたら 「鈴之屋」 の看板が目に入り、4台しか停められない駐車場に滑り込んで 「鈴之屋定食」 をオーダーしてみた。

 

出てきたお料理は寿司桶の中に入ったカツオの漬けをメインとした海鮮料理でしたが、その漬けのタレがメチャ美味しくて店内で販売していた 「漬けのタレ」 を思わず購入してみたけど、それが大正解でありました。

 

 

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先日93歳の誕生日を迎えた親父殿がこのタレをもの凄く気に入ってくれて、自分でセニアカーに乗ってとことこスーパーに買い物に行き、カツオやシビの刺身を買ってきてはこのタレをかけて漬けにして美味しく食べてみたいです。

 

ネギや胡麻や生姜などの薬味を添えれば、本当に風味豊かな 「漬け」 が出来上がるので、もし日南に行かれることがあったら是非このタレを買い求めて、自宅で美味しい 「漬け」 を楽しまれると良いでしょう。

 

たまたまなんだろうが、昨日の宮日新聞にこの鈴之屋のタレの話題が載ってましたよ。


2019-05-29 03:10:00
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最近野良猫のノラが嫁さんをもらったみたいですが、その嫁さんのまあブサイクなことと言ったら、ホント例えようが無いですわ。

 

見てよこのブッサイクな嫁さんの顔を!

 

 

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思わず 「ププッ」 と吹き出してしまいますがね。

 

痩せこけてて、血尿気味で、皮膚病を患ってる哀れなノラには、こんなブサイクな嫁さんしか来ないのだろうかねえ。(笑)

 

それでもノラはこの嫁さんを可愛く思ってるらしく、自分からもらった朝ごはんを横取りされても文句言わずに仲良く食べてますわ。

 

 

 

さてさて、震度5弱の地震があってからおよそ20日経ちましたが、エバが釣れてた時に地震に遭遇したという内容の動画をユーチューブで見た若者達がこの間に延べ100人はやって来たようだけど、動画に影響されやすい昨今の若者のチョイ浅い行動を垣間見たような気がしましたねえ。

 

何を考えてやって来たのか面白そうだったので、目の前を行き交う 「にわかなんちゃってルアーマン」 達に話を聞いてみると、皆さん動画に映ってた国道の橋を目印にやって来ただけで、特に事前の情報収集無しになんとなく来てみて、ルアーをとりあえず投げてみた程度のようでありました。

 

そして口を揃えて言ってたのが動画の中の 「エバ爆釣」 のテロップに惹かれてやって来たということでしたわ。

 

 

 

その動画をあらためて見てみると、丁度上げ潮の時だったけど確かにエバの小さいのが数匹釣れて、エバの子がルアーを良く追いかけていたみたいなんだが、それをテロップで 「爆釣」 と表現したものだから 「めちゃくちゃエバが居て、そこはいつでももの凄く釣れる場所」 と受け止められたようなんだなあ。

 

自分が知ってる範囲内ではあるが、実際に釣れたのは5月18日にこの欄で紹介した 「チャイロマルハタ」 だけで、ほとんどの皆さんは 「投げて、巻いて、ハイお疲れ様でした。」 だったようだ。

 

所詮若者のお遊びなんだから、特に目くじら立てて文句を言う必要はないけど、でもね、彼等の行動を見ていると 「アラブの春」 とか 「イスラム国の盛衰」 がこうやって起きたのかもなあと、少しばかり不安になりましたがね。

 

 

 

いつの時代でもそうなんだろうが、経験が少なくて判断材料に乏しい若者にとって、ある種偏った考えに共感を覚え傾注していく危うさが付きまとうのは仕方ないとしても、最近ではSNSなどで情報の伝達があまりに早過ぎて、熟慮する時間が無いがために、いきおい短絡的な行動に及んでしまわないかと、ちと心配しているところであります。

 

実際、昨日の小学生無差別殺傷事件においても、 「死にたいやつは、一人でどこかで勝手に死んでしまえ!」 的な浅い発想の投稿が殺到したそうだが、いわゆる 「炎上」 という、思慮深さに全く欠ける思いつきでの意思表示が、何か不幸なことを勃発させてしまわないかと心配になりますがね。

 

匿名で無責任な言いたい放題がまかり通るようになった良くないこの時代に、それをどうやって思い止めさせたり撤回させたり出来るのかを、真剣に皆で考えんといかんわな。

 

 

 

あれあれ、グダグダ書いてたら出立の時間になったのでもう止めますが、今日は海の回復が1日早くなったみたいなので、夜明けの堀切峠から観察して判断しないといけませんねえ。


2019-05-28 02:45:00

あいやー!驚いたなあ。

 

元海洋生物だったらしい 「タコ釣り名人」 さんは、お魚釣りの達人であることは重々承知してますが、加えて操船の達人だったとは恐れ入ったわ。

 

 

 

昨日は南風が強くてとても釣りになる状態でなかったのでお休みにしましたが、 「近場でちょっと釣りをしてきますわ。」 と出て行かれたお船もいたけど、間もなくして帰って来られたので釣りどころでなかったのでしょう。

 

自分は何度もこの手の天気で痛い目に合ってるので、前日から沖行きの中止を決めてましたが、仕事の関係でお休みがこの日しかないとなるとどうしてもそうなっちゃうのだろうね。

 

 

 

そんでもって 「タコ釣り名人」 さんには午前9時に来ていただき、レンタル艇の 「はたはた君」 で入出港のレッスンを行いましたが、驚くほどお上手な腕前でありました。

 

操船に慣れてるかどうかは船をまっすぐ走らせてみればすぐ分かるものでして、上手な方は船の進路が変わるやいなや、すぐに当て舵をしてまっすぐ進路を確保するけど、慣れてないと当て舵が遅くなって右に左に蛇行運転が始まるのであります。

 

自分のように毎日お船を動かしていると 「次にどういう風に動かすか?」 と意識することなく勝手に手が動いてしまうけど、そうなるまでは一旦頭で考えて、次に脳から手に命令が行くみたいなので、どうしてもタイムラグが生じちゃうんだな。

 

「タコ釣り名人」 さんは昔船に乗ってた経験があるとおっしゃってましたが、レッスンしながら 「そうだろうなあ」 と思いましたね。

 

早ければ明日波の状況が良ければだけど、伊比井の海水浴場沖でキス釣りをされる予定のようですが、浅瀬や暗岩にさえ気を付ければ自分が付いてなくても大丈夫でしょう。

 

 

 

ところで昨日レッスンしながら気が付いたことがあったのですが、それは船の舵というものは 「プロペラの推進力によって生み出される」 ということを、皆さんなかなか理解出来ないということであります。

 

 

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そのことが顕著に分かるのが帰港して岸壁の定位置に船を付ける時でして、はたはた君の場合旋回性が極めて良いので、エンジンをデッドスロー(最低速)に保ちステアリング(ハンドル)を右に一杯切ったまま進んでくればクルリと回って定位置に到着するのだけど、ほとんどの船長さん達はなぜか途中でシフトレバーを中立にして舵で曲がろうとするものだから曲がりきれなくなって、慌ててリバース(バック)に入れたりステアリングを右に左に回したりして、最後には訳が分からなくなってしまうみたいなんだなあ。

 

 

 

「プロペラの推進力が無くなった時点で船はほとんど舵が効かない状態になる」 ということを理解してないから、岸壁に近づくと恐いからなのか何となくシフトを抜いてしまうみたいなんだけど、今度避難港に入って来た時、シフト及びスロットルレバーを一切触らずに定位置まで船を進めてみると良いよ。

 

 

 

もしもだね、シフトレバーを中立にして惰力で動いてても舵を効かしたいのなら、おそらく畳1枚位の面積の広い舵を別に取り付けないと駄目だろうねえ。(笑)

 

 

 

そして係留してある隣の船と方向が同じになった時点で初めてシフトを中立にして、水の抵抗を利用してジワジワ岸壁に近づいて最後の最後にリバースにギヤをちょこんと入れて岸壁に当たらないように停止すれば良いのよ。

 

でもね、間違っても速度を落とさないまま進入してきて、おもむろにリバースにギヤを入れて、スロットル(アクセル)を吹かして止まろうとしたら絶対に駄目だよ。

 

もしそんな悪い癖を付けてしまうと、リバースにギヤが入らなかった時には岸壁に激突するし、リバースに入れたつもりが間違ってフォワード(前進)に入ったままになってるのに気が付かず、行き足を止めようとしてスロットルを吹かしてしまうと更に加速して岸壁に衝突して、とんでもない大事故になっちまうんだなあ。

 

最近頻繁に発生しているけど、高齢者がブレーキ踏んだつもりが、アクセルを踏みっ放しになって大事故を起こすことと同じことになるんだわ。

 

あくまでもデッドスローで岸壁に近づいて水の抵抗で徐々に船足を落として、最後の最後にちょこんとリバースに入れて完全に停止する練習を何度もしたほうが良いね。

 

 

 

そして絶対に忘れていけないことは、 「避難港の中では絶対にスロットルレバーに触れない」 ことであります。

 

 

 

入出港が上手くいかなくて、パニクってスロットルを吹かして、さらに状況を悪化させる光景を時々見かけますが、避難港の中ではスロットルレバーには絶対に手を触れないようにしてくださいな。

 

 自分でさえ、避難港に入る直前にデッドスローしたまま最後までスロットルレバーには触ること絶対無いんだよ。

 

そうでないと皆さんが港に帰って来る度に、いつも冷や冷やして見らんといかんごとなるからね。(笑)

 

 

 

さてと、今日はあいにく大雨のお天気のようですが、明日は急速に回復するみたいだけど、豊後水道からボワリと降りてくる北風が吹くみたいなので、夜明けの堀切峠からの観察で、行くかやめるかを決めることになりそうですねえ。


2019-05-27 02:57:00
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どうやら沖の深場のマダイが活性化してきたようで、マダイ餌釣り専門の 「あさぎり」 が、一昨日に続いて昨日も良型のマダイを釣り上げてました。

 

 

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いつも思うのだが、わざわざ餌釣りなどせずにマキ・シャカしてればこの釣果の数十倍のトン単位で釣れたのだろうが、でもね、ゆったりまったりの餌釣りはやっぱりのんびりしてて楽しそうだね。

 

 

マキ・シャカ船で釣りをされてるルアーマンのお姿を遠目で見ると、目の色変えてルアーを落としては巻き上げる作業を必死にされてるみたいだから、ゆったりまったりとした 「風情」 はみじんも感じられず 「格闘」 という言葉がぴったりだわね。

 

やっぱり 「釣り」 と言うよりも 「スポーツ」 なんだろうなあ。

 

来年の東京オリンピックが実に楽しみなのであります。(笑)


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