Welcome

Information

せいゆう丸釣行記

2018-09-29 03:11:00

午前1時過ぎからいろいろ書いてたけど、突然固まってフリーズしてしもた。

 

多分ウイルスに感染してしまったのでしょうが、別のPCに載せ替えてみます。

 

今日のこの欄はお休みします。

 

ショックだわ!


2018-09-28 02:44:00

一昨日の出来事ですが、橋の下でまつかさの整備をするため暗いうちから内海に向かいましたが、どうやら台風の進路がこちらに向かうことが決定的になったからでしょうが、漁船のエンジン音が 「ドロッ ドロッ」 と聞こえたので漁港に目をやると、なんと一斉にこちらの避難港に向かって来るではないか。

 

「こりゃエライこっちゃ!」 ということで急いでせいゆう丸のエンジンを掛けて、横にまつかさを繋いだままギリギリ漁船がやって来る前に港の中に逃げ込むことが出来ました。

 

漁船が避難してしまうとロープを対岸に張り巡らせるので、到底港の奥に入ることが出来ずに泣きを見なきゃいけなくなるのですわ。

 

 

 

ということで雨が降っていたこともあり、以前つらつらと軽く目を通してた 「ジェロントロジー宣言  知の再武装で100歳人生を生き抜く」 というタイトルの書物をじっくり読んでおりました。

 

この本の著者は 「サンデーモーニング」 のコメンテーターとしてしばしば出演される 寺島実郎氏で、現在は多摩大学学長をされてるそうな。

 

このお方、民主党政権時代に鳩山さんの外交ブレーンを務められてた関係で評判はあまり良くないみたいですが、評論内容はかなりまともな印象がある。

 

最近自分も還暦を迎えてそろそろ老後の事を考える年になったということもあり、こういった類の本が目に付くようになりましたが、でもまあ知識として頭の中に貯蔵しておけばそのうち何かの役に立つかも知れないと思い、時々強烈な睡魔に襲われながらもじっくり読み通しましたわ。

 

 

 

この欄をご覧になってるお方にはあまり役に立つ情報では無いかも知れませんが、他にネタが無いので仕方なくチョロリと書いてみます。

 

 

「ジェロントロジー」 は普通 「老齢学」 と訳されるそうですが、寺島氏はそれを敢えて 「高齢化社会工学」 と訳するようにしてるそうで、以前この欄で過去に 「超高齢化社会がもたらす静かなる有事」 に関する聞きかじりの内容を書いたことがありましたきましたが、これから確実に到来する超高齢化社会に対して社会のシステムがどうあるべきかを示した内容のこの本は確かに読みごたえがありました。

 

いつの間にか人生100年と言われ始め、定年を迎えても残りの人生が40年もあると意識しなくてはならなくなった昨今でありますが、ここ数年で急激に平均寿命が著しく伸びたわけでもないのに何故そう言われ始めたかを考えますと、恐らく高齢化社会の弊害が顕著に現れてきたことによるものと思われます。

 

日本の人口は1億2800万人をピークに減り始めているものの、今の時点では数字的にはそれほど問題になるものではないものの最近業種によっては 「人手不足」 が表面化してきたのは、明らかに 「働き手」 が少なくなってきたことによるものでしょう。

 

総人口の減少以上に 「働き手」 の減少が著しくなってきたため、介護・運送・建設等々の現場で人手不足が起こり始めているのでしょうが、何故そうなるのかと考えた時行き着く答えは多分 「定年」 であります。

 

 

 

サラリーしていて50歳過ぎたお方はそろそろ 「定年」 を意識し始めると思いますが、 「早く定年来ないかなー。」 と漠然と定年の到来を待っていらっしゃるお方も多いことでしょう。

 

自分たちが若い頃は、良い大学を出て良い職業に就いて定年迎えて老後は悠々自適な生活を送ることが理想の人生と教えられてきた気がするが、時代は変わり寿命が伸びて定年後の人生がもの凄く長くなり、高齢者が増え続け社会保障の先行きが不透明になってくると、悠々自適な老後の夢は幻だったのだと気が付かされる訳であります。

 

まだまだ体力・気力・知力ともに充実している年齢なのに、理不尽にもバッサリ退場と切り捨てられる 「定年」 によってどれほどの人材が賞味期限の烙印押され廃棄されるのだろうかと思うと実にもったいないお話で、そうした古いシステムがわざわざ有能な 「働き手」 を減らしているのは疑問の余地はないでしょう。

 

では何故定年が来るのを待ち望む人が多いのかを考えると、長年働き続けて悠々自適の老後を夢見ていることも有りましょうが、定年を迎えると継続雇用になっても所得が半減したり仕事の内容の変更で不満で生じたりで 「割りが合わん」 と思いつつ公的年金が支給される65歳までしぶしぶ働いて隠居を目指しているものと思われます。

 

ところが農業とか漁業とか自営業のお方にはそもそも 「定年」 の概念が無いから 「働けるまで働く」 という実に明快な目標を立てて仕事をなさってるので、多分年齢を重ねてもイキイキ仕事をされておられるのでしょうが、世の中にはまだまだ働けるのに活躍する場が全然無くて本来の力を発揮できない人は凄く多いと思いますがね。 

 

こう考えると遠い昔に作られた給与体系だったり定年制だったりの社会システムが、今の時代にそぐわなくなったにも関わらず厳然と生き残ってることに一番の問題があり、 「年金生活で悠々自適」 の夢は、実ははかない夢であることを若いうちに教え込み、働ける間は働くというごくあたりまえの生き方を身に付けるようにすれば超高齢化社会になっても大騒ぎすることも無いのではなかろうか。

 

 

 

大昔の国労のような労働組合に属してたお方達には 「働くなんぞ卑しいことだ」 とか 「権利で飯を食うのが理想」 といった間違った考えをお持ちだったようだが、自分の得意分野でずっと仕事が出来るのは随分幸せなことでありまして、ある年齢に達したら奈落の底に落とすような定年制度を一刻も見直して、その人に合った仕事量が選択出来るような鷹揚な環境になると良いと思いますがね。

 

若きに多く配分し、子育てが終わったお方にはそれなりの給与で長く勤めてもらう給与体系にすることが求められるけど、お役所特有の 「そのあたりはなかなか」 的にぐずぐずしてたら、本当に取り返しがつかなくなっちまいますよ。

 

 

 

さてと明後日には台風24号が直撃しそうですが、多少東側に反れると油断してはいけないと思います。

 

今から内海に向かって最後のロープ縛りと片付けと草刈りなどして1日を過ごすとしましょうかね。


2018-09-27 04:16:00

寝坊したので台風の進路予想の情報だけ。

 

 

gsm_wa_w_86.03Z30SEP2018.png

 

これが30日(日)正午の位置で

 

 

gsm_wa_w_88.09Z30SEP2018.png

 

これが同じ日の午後6時の予想位置になってます。

 

 

 

気象庁の予報円はまだ広くなってるようですが、これは偏西風に台風が乗るタイミングでスピードの問題のようで、九州南部上陸は間違いないと考えて良いでしょう。

 

940ヘクトパスカルくらいの勢力と、どデカイ大きさの台風なので、そんなのがまともに突っ込んできたらエライことになるでしょう。

 

残された日にちは3日あるので、最悪のことを考えて準備しないといけませんわな。

 

電気が途絶え水も来ない電話も通じにくくなることを想定して、出来るだけの準備しておきましょう。

 

特に浄水場がやられて水が来なくなったらトイレにも行けないので、当日までに風呂に水をたっぷり貯めて、そこら辺にあるペットボトル全部に水を満タンにしてベランダにでも置いておけば足しになりますわよ。

 

 

 

今日は親宅に行って発電機を持って行ってセットしてきますが、停電になってもテレビだけは映るようにしてやらないと、老人はすることなくてもの凄くストレスが溜まってしまうからねえ。


2018-09-26 03:04:00

今年のように気温が高かった夏は、凪ぎで沖に出られる時を除いて作業らしい作業が出来ませんでした。

 

やりたいことや、やらねばならない整備や修理は山ほどあるのですが、汗だくになり茹でダコみたいに顔を真っ赤にしてまでもしなきゃならない訳でも無いのでずっと先送りにしてましたが、ここ数日のように涼しくなってくると体が自然に動いてきますがね。

 

 

 

で、昨日行った整備はアウトドライブのギヤオイル交換でありました。

 

img_7.jpg

 

 

これは借り物のアウトドライブの写真ですが、プロペラの後部の丸く膨らんだ部分から上部の小さな丸い点検窓の部分にデフ・ギヤオイル(90#)が約3リットル入っており、自分は1年に1度交換するようにしてます。

 

そこまでの頻度で交換しなくても良いそうですが、稼働が多いので敢えて早く交換するようにしてますが、いかんせん船齢40年近くのせいゆう丸なものでコーンクラッチの滑りが出て来ているせいなのか、出てきたオイルは鉛黒色してましたわ。

 

オイルを抜く時にはプラグを外すだけで特に問題ないけど、入れるときは専用のオイル注入機を使って下プラグ穴から圧注入するのですが、そんな専用注入機を持つはずないのでチョイと工夫して上から入れちゃいました。

 

ギヤオイル(90#)はオイルの中でも相当硬いオイルで、冬場は固くてギヤケースの中になかなか入ってくれないのですが、今回はギヤオイルを缶ごとカセットコンロで80度近くまで熱してサラサラにして、上部のオイルレベル点検棒の穴から注入しましたが、30分位で作業は完了しましたわ。

 

冬場はドライブのギヤ自体が冷たくなってるので温めたギヤオイルがギヤに触れて固くなり、なかなか内部に入ってくれない事態になりますが、夏場だとそんなことは起こらずに楽々作業を終了することが出来ましたね。

 

 

 

と、読んでおられると簡単に作業が進んだように感じられるでしょうが、実際は満潮時の夜明け頃に港にやって来て、まつかさとせいゆう丸を横繋ぎにして、橋の下に移動して向きを反転してイカリやロープで船を固定して、潮が引くのをじっと待って、それからの作業になるから、結局作業が終了したのは午後3時頃で、完全に1日仕事になりました。

 

掛かった経費はナフコで購入したギヤオイル代が2,000円程度で済みましたが、ドックしたりもしくはクレーンで船を吊ってこの作業を外注したら、それこそ目ん玉が飛び出るくらいの金額になるでしょうねえ。

 

自分の労力さえ厭わなければ、橋の下の天然ドックのありがたさを改めて痛感しますがね。

 

 

 

さてと今日も涼しいようなので、まつかさのドライブの点検してみようかと思っております。

 

潮が引くのを待つ間の時間は、ベッドでゴロリとなって読書に使えるので、これがまたすごく楽しいひとときなんですなあ。

 

 

 

さてとそろそろ半額ハンティングしながら内海に向かうことにしましょうかねえ。


2018-09-24 15:46:00

昨日の夕方時点でのヨーロッパ中期予報の台風の予想進路を3枚貼り付けます。

 

 

render-gorax-green-009-6fe5cac1a363ec1525f54343b6cc9fd8-6WnJkj.png

 

28日の予想位置

 

 

 

render-gorax-green-008-6fe5cac1a363ec1525f54343b6cc9fd8-Xhk0R2.png

 

 

29日の予想位置

 

 

 

render-gorax-green-006-6fe5cac1a363ec1525f54343b6cc9fd8-jxWQVz.png

 

30日の予想位置であります。

 

 

一方GPVでは中国大陸に上陸する予想をしてたので、スパコンの計算能力をもってしても、今のところはハッキリ分からんということなのでしょうねえ。

 

 

 

今年は台風がとにかく多くて、お休みを余儀なくされた日がメチャ多かったですなあ。

 

出港率が3割台の超厳しい月もあったけど、それでもこうして生き存えてるのが不思議なくらいですが、借金ゼロ・食料品は半額品しか購入しない・コンビニや自販機は利用しない・外食はしない等々の努力で、どうにかこうにか生活が出来ております。

 

もし今もサラリーしていたら 「なんて惨めな生活を・・・」 と自分のことを蔑んだろうと思いますが、立場変われば見える風景も変わりまして、給料やボーナス貰って無駄なお金を浪費していた過去の自分を振り返り 「なんて哀れな生活してたんだ?」 と思うようになりましたね。

 

自分という人間が、組織の中でたった1個の歯車に過ぎないことに敢えて疑問を持たないようにして、とりあえず会社に行って仕事をしていれば一定のお金が振り込まれ経済的に安定してた面はあったけど、いかんせん時間が限られてたし、仕事に好きとか嫌いの感情を持ち込めなかったことも大きなストレスになってた気がします。

 

組織を離れて5年ほどの苦しい時期を経て、今こうして晴れて自由人になれましたが、ハズキルーペじゃないが 「見える世界が変わりました!」 であります。

 

好きなことだけをやって嫌いなことは避けて通れる、時間はいくらでもあるから好きなだけ自由に使える、いつも面白そうなことを考えていられる、沢山のお方とお話出来る・・・等等、実に人間らしい生活が出来るようになったことには感謝しないといけませんなあ。

 

 

 

人から時々 「船長は欲が無さ過ぎ」 と言われることがありますが、 「豚に真珠」 「猫に小判」 のことわざのとおり必要無ければ 「いらない」 なのでして、生きていくのに最低限に必要なお金があればそれでもう十分でして、これ以上不必要なお金を求めることはしたくないですねえ。

 

今振り返りますとサラリー根性を払拭するのに5年の月日を要しましたが、どこかの時点で 「ストン」 とそれが背中から落ちてしまったようで、もうサラリー時代の夢を見ることはすっかり無くなりました。

 

まあ、これからも体が続く限り海のガイドのお仕事を続けるつもりですが、沢山の爺っちゃま達の夢を乗せて楽しむためにもまだまだ沢山のポイントを開拓しないといけませんわな。

 

 

 

自分の夢はとにかく 「自分の技術を向上させたい!」 この一点でありまして、操船技術・イカリ打ち・機械整備・漁場開拓などの技術を毎日〃磨きたいと常に思っております。

 

毎日安定してお刺身が確保できるようになるのが、自分の着地点と思ってるのですわ。

 

自然相手だからなかなか難しい目標ではあるけど、流行りに流されず自分のスタイルを貫き通せるように努力し続けないといけないね。

 

 

 

さてと、今日はせいゆう丸とまつかさのドライブオイル交換しようかと思いますが、随分涼しくなってきたので結構仕事がはかどるんじゃないかな。

 

 


1 2 3 4 5 6 7