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せいゆう丸釣行記

2015-02-28 17:25:00

今朝電話で天気予報を確認したら波浪注意報が発令されていて、堀切から見た波はハンパなく高い。

というか、北東からの風波が崩れてグチャグチャになっているのが、まだうす暗い時間帯の中でも確認できるほど荒れている。

 

本日ご乗船予定のお客様には、海を見ながらやむなく釣行中止を連絡させていだきました。

 

明日はさらに荒天となるようですので、明日も釣行は無理であります。

 

もう春なんでしょうかね。

天気がクルクル変化しながら少しずつ暖かくなるのでしょうか。

 

 なんと2月も今日まで。

桜の季節も、もうすぐそこまで来ております。

 

ついこの前までジングルベルやらお正月やらで盛り上がり、その都度アホみたいに酒飲み過ぎてかあちゃんにどえらく怒られたのも既に2ヶ月も前のこと。

 

早いといえば早いのでありますが、この間一生懸命お魚を追い求めて頑張って出漁しましたが、多分地元の漁師より出勤率はかなり高かったのではないでしょうかね。

 

自分は通常釣ったお魚を市場に出荷するのではなく、生産者直売所に出品しておりますが、話によると最近全般的にアジの漁獲が優れないようで、今日も自分だけの出品だったようであります。

 

かあちゃんからの情報によると、このお店では午前10時には既に完売していたそうで、自分としてはとても嬉しいのですが、最近メディアで取り上げられているアジが獲れなくなったという報道がお魚の価格上昇に拍車をかけたら困るがなと思っております。

 

ご存知のとおり世の中には適正価格というものがありまして、生産者側としましては経費に労力+αがあればまあ良いのでありまして、一方購入する側とすれば価格と購入したい商品の価値がマッチすればなんら問題ないのであります。

その微妙なバランスに成り立っているのがいわゆる適正価格なんでしょうが、供給される物が過多であったり過少であったりするとそのバランスが崩れてしまい、適正価格が崩れてしまうんです。

 

確かに近年アジが釣れなくなった話はベテランの釣り師からよく聞く話ではありますが、数値的な根拠が無いためその判断が今自分にはできませんが、アジの価格があまりに高くなって高嶺の花になってしますと困りますね。

 

アジはアジ。なんといっても庶民の食べ物でありますので法外に高いのは御法度。でも、鮮度は命。

 

釣り上げた時の処理と鮮度で生産者を評価してもらい、多少なりとも高く購入して頂ければ、年間通して単価を変える必要は全然ないと思うのですけどね。

 

明日は完全オフ。

 

明日の午後、雨が上がったらまた内海港に出かけ、黒潮丸の整備と掃除を徹底的に実施したいと思います。

 


2015-02-28 02:09:00

とにかく1匹のアジを釣るのに苦労している状況なものですから、そのお話をさせていただきましたところ、Iさんもこの釣行記を見ていただく中で現状を理解いただいておりましたのでそういうことになりました。

 

お客様には魚を釣って、楽しんで、美味しく食べていただきたい自分としては常に思っておりまして、ここ数日の苦労を考えるとそうせざるを得ませんでした。

 

さて、天気予報ではあまり海況が良くないような伝え方でありましたが、ところが実際海に出てみるとかなりの凪ぎで、漁をするには楽チンな状態でありました。

 

ノーヒットのキリキリパーを終えていつものポイントにむかうことにしました。

 

金曜日は例の疫病神が出没する確率の高い日でありまして、ある情報筋から間違いなく出没するとの情報を得たので、迷ううことなく向かった訳であります。

 

この釣行記で何度も書いておりますが、自分はこのポイントに相当な愛着がありまして、一番乗りして最高の場所を確保するのをノルマの一つにしておりますので、疫病神に先を越されるわけいかないため、自然足がこのポイントに向くのであります。

 

潮は軽い上りのようで、南側になんか懐かしい魚影が魚探に映っている。

 

ここ数日お魚がラマダンに入ってから全然魚影が確認できなかったので、小魚かもと疑ったが形・格好がどう見てもアジの群れに見える。

 

とりあえずイカリを投入して船を固定させ仕掛けの準備をしていると、予想通り港から全速力でこちらに向かう疫病神の船が迫ってくる。

 

一目散にこのポイントというか自分の船にまっしぐらに向かってきて、ろくすっぽ探しもせずにせいゆう丸の風上側にイカリをドボンとやらかした。

 

自分は既にイカリを巻き上げ場所替えの行動に入っているので、後から来た船は常識的には先の船が落ち着くまで待つのであるが、この男にはそんな常識が通用しない。

 

ついにせいゆう丸の船長の怒りが爆発し疫病神の船に横付けして怒鳴り散らすことに。

 

ところがこの疫病の神様はキョトンとしていてなんで怒られているのか理解していないご様子。

 

「とにかく離れろ!」

 

この言葉に渋々移動を始めたが、ウインチが無いので自分のイカリ綱を揚げるために走り出したのだが、なんとせいゆう丸のイカリロープを引っ掛けたまま全速力で走って行くではないか。

せいゆう丸は数十メートル疫病神に引っ張られてしまったのでありました。

 

やっとお魚の群れの上に船を着けられたかと思ったら、このトラブルでおじゃんに。

 

2度目のブチ切れで疫病神を再度怒鳴り散らすことになり、血圧も最高に上がる。

 

3度目のブチ切れはいつの間にかスルスルと自分の船の上流にまた忍び寄ってきてもんだから、「どっかに行ってしまえーーーー」、と絶叫してしまいました。

 

さすがに居づらくなったのか疫病神は南の方に消えてしまいました。

 

つまらん時間を疫病神と共有してしまい、その間にお魚の群れは消えてしまいました。

 

しかし自分だけになったのでゆっくり探しておりますと新たな群れを発見して、終漁までに1件のお店に出せる程度は釣れてしまいました。

 

ようやくお魚のラマダンが明けるのでしょうかね。

 

サイズはほとんど中アジの大くらいで、デカチンはほとんどいませんでしたが、久しぶりのお恵みに感謝するとともに、今日乗船予定でしたIさんに悪いことしたなあと思った次第です。

 

海はやっぱり出てみないとわかりませんね。

 

帰港して Iさんに結果を報告したところ、「良かったですね」、と祝福していただき感謝した次第です。

 


2015-02-26 10:49:00

今朝はいつもの通り3時に起床し、貧漁ながらも昨日のアジ・サゴシ・タチウオを早朝お店に配達して内海に向かったのですが、だんだん雨が強くなり港に到着した頃は本降りとなっておりました。

 

2つの低気圧が北と南にきれいに並んで通過しているそうで、このあと北に進むにつれて発達し、北海道あたりでは猛烈な吹雪になるそうであります。

 

海況は朝のうちは時化とまでは言えませんでしたが、北東からの波が高くなっていて、既に通常の漁ができるような状況にはありませんでした。

 

キリキリパーで湾内を行ったり来たりするくらいは出来そうだと判断しカッパを着て出港しましたが、港内に釣り人は誰一人おらず、地元の漁師たちも全員お休みのご様子。

 

そりゃ当然だわな。

こんな日に湾内とは言え、ザカザカ雨が降っている最中に船を出して漁をする人間なんてそういるものではない。

 

カモメすらお休みのようでありました。

 

ところで今まで雨天や荒天にトローリングして釣れた試しがなかったのですが、自分としてはお日様が出てないので食いつきやすい時間が長く続くのでは・・・と勝手に想像し、今日こそは豊漁をと願いキリキリパーを引っ張るも、今日もタチウオ1匹で撃沈でありました。

 

なんでだろう?雨天曇天の日には何で食わないんだろう?

 

でも、その貴重な1匹を実家に持って行き、キラキラ光り少しピクピクしているタチウオに感動している両親の姿を見ることができたから良かったけどね。

 

それにしても手先・足先がちゅんてかったあ。

しかもカッパから水が染み出して中の服が濡れたものだから、まあ寒いのなんのって、やっぱこの時期ドシャ降りの日に漁に出るのはちょっと不適切なのかも?

 

性格の問題だから仕方ないが、なんでも自分で体験してみないと納得できない気性なものですから、人から話を聞いて 「多分〇〇だろうから止めとくか」、が自分には通用しないんですな。

 

早い話、自分で自分の体に痛みを覚えないと納得しないタイプみたいなのですが、一方危ないことにはかなり臆病で最初から近づかない性格のようでもあります。

 

 


2015-02-25 19:33:00

昨夜は実家に泊まっていたので、昨日の釣行記の更新ができませんでした。

 

毎日色々なことを書こうと努めているところでありますが、1日でも抜けてしまうと何となく違和感がありまして、これといった理由はないのだが、なんか取り戻そうと又つまらんことをカチャカチャしてしまうのであります。

 

最近キリキリパーをやっておりますと時折タチウオが食いついてきます。

去年は確か1匹も来なかったと思うのだが、なぜか今季は良型のタチウオが結構当たってきます。

 

タチウオが当たる場所は秘密でありますがそんなに遠い所ではなく、「へー、こんな所にいるんだ」、的な割と近いところであります。

 

自分としてはそれなりに高い値段をつけてお店に出すのですが、ほとんど完売しているので人気が高いお魚の一つであります。

 

最近これほど急激にアジが釣れなくなると、サゴシ・タチウオは救いの神でありまして、しばらくはトローリングに力を入れて1匹でも多くのお魚を確保することになります。

 

1匹の目方がかかるので結構良い値段になりますが、最近宮崎近海は不漁が続いているそうで、思った以上に売れ行きが良いようなので一生懸命引っ張らなければなりませんが、問題はキリキリパーに当たらなくなった後の時間帯にタチウオをどう攻めるかということです。

 

回遊しまくるサワラ・サゴシは時間帯を過ぎれば諦めざるを得ませんが、タチウオは移動範囲はある程度限られているはずなので、明日あたりキビナゴなどで誘ってみようかと思います。

 

 


2015-02-25 16:21:00

先週金曜日の20日を最後にお魚の姿が消えてしまいました。

 

昨日も出撃したのですが、予想通り例の疫病神が出没して戦闘意欲をなくし、8時には帰港しました。

 

まあ、実家のバアさんの補聴器のことで早く戻らなければならなかったのではありますが、やはり自分はあの疫病神はキライであります。

 

今日もいつものポイントは今や完全お留守状態で、アジ子1匹いらっしゃらない。

 

思い起こせば3ヶ月前は、1時間も仕掛けを上げ下げしていれば軽く100匹くらい釣れていたのが嘘のようだ。

 

その後アジ子にカンパチやブリがアタックして大騒ぎしたこともあったっけ。

 

デカチンアジが連日豊漁で、2件のお店の配達に忙しいこともつい先日のことでありました。

 

ところがところが、カモメのカー助の情報によるとほとんどのお魚がラマダンの期間に突入したらしく、あの海域全体が沈黙の世界となってしまいました。

 

幸いなことに今日はキリキリパーで太刀魚とサゴシが何とか食いついてきてくれましたが、サビキ釣りはイルカ沖まで足を伸ばし数時間餌を撒き続けて数匹のアジが釣れる程度であります。

 

先輩漁友はこの不漁の時に船をドックにいれるそうで、しばらくは食いが戻ることがないと判断した模様。

 

しかし、せいゆう丸は何が何でも出漁してお店にお魚を届けねばなりませんので、時化以外はとにかく出漁します。

でも明日は低気圧が通過するみたいなので、キリキリパーのみでサビキ釣りはしない予定です。

 

去年の記録を振り返ると暫く低調な状態が続くかもしれませんが、諦めずお魚を探したいと思います。

 

金・土・日と3連チャンでご予約いただいておりますが、天気の状況もさることながら、ほとんど釣れていないのが気がかりなせいゆう丸の船長であります。


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