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せいゆう丸釣行記
昨夜は身内のお祝いがありまして、焼酎飲みすぎて今朝目が覚めたのは6時15分頃。
その時間はいつもは既に出港している時間でありまして、いつもなんですが遅刻すると何となく気が乗らない自分でありまして、内海港に到着しいつものポイントに向かうも魚影がなく、イカリ打たずにイルカ沖に移動するが、先に来ていた先輩漁友のMA氏やMI氏が手を横に振って「釣れないよー」の合図を送っている。
結局尻が座ることなくうろうろした挙句、今日の獲物は出会い頭の交通事故的に食いついてきたデカチン青アジが1匹だけでありました。
しかし帰港したあとは黒潮丸を橋の下の導流堤に移動して、ど干潮を利用して2年振りのアウトドライブの牡蠣落としをしました。
せいゆう丸を稼働させるまではずっと黒潮丸で釣りをしておりましたが、漁をするにはやはり漁船タイプに分がありまして、ここ2年はせいゆう丸だけの稼働でありましたので黒潮丸はほっぽらかしでありました。
ドライブには信じられない位の牡蠣が付着しておりまして、小1時間ほど下半身を海の中につけたまま牡蠣落としをしたところ、なんとか全部落とすことができました。
黒潮丸を完全復旧するには恐らく10日くらい日数を要すると思いますが、根気よくメンテナンスをしたいと思います。
明日はいつものように早起きして、アジ・サバを釣りをしたいと思います。
今日は波の高さが3メートルで波浪注意報が出ております。
毎日内海港に通う自分でありますが、こんな日は船のところに行ってもすることないので、久しぶりに自宅でまったりとした朝を迎えているところです。
かあちゃんを起こさぬよう足音にも気を配って家中を移動したり、お茶やコーヒー飲む時もズズっと音立てないように気を使っているのであります。
そう、自分はこの家の主と一応世間的には認定されているのですが、実際はこの家はかあちゃんのものであります。
ネスカフェバリスタで作るコーヒーが好きなのですが、泡を立てるための電磁音が結構大きくて、かあちゃんが目を覚まさしてはならぬと恐る々スイッチを入れてコーヒー作り、音を立てずに静かに飲むのがこの家での自分の流儀であります。
さて、毎日たくさんの方にこのホームページをご覧頂くようになったお陰で、ヤフーで「せいゆう丸」と検索かけたら、いつの間にか上から3番目のポジションに載るようになりました。
1番目・2番目は和歌山・南紀の大型遊漁船の「せいゆう丸」さんで、2隻体制で1日何十人ものお客様を沖にお連れする立派な遊漁船さんでありまして、自分と比較にならない規模のお船のホームページであります。
一方宮崎・内海のせいゆう丸は、あまりに釣れないものだから、カモメと話をする妄想を書くようなふざけたホームページであります。
せいゆう丸のホームページを立ち上げた当時は一向に検索に引っかからず、多い時でわずか20アクセス程度であったり、検索に掛かるようになっても2ページ・3ページ目であったりでしたことを思い出しますと、現在いかに沢山の方々に見ていただけるようになったか、実に感謝に絶えない気持ちで一杯なのであります。
あらためてお礼申し上げます。
ところで、海での遊び方には色々あると思うのですが、お魚釣って仕事の疲れを癒したり、海水浴をしたり、クルージングを楽しんだり、貝を取ったり等々いずれも健全で健康的なお遊びであります。
海には季節に応じて様々な遊び方がありますので、特に日頃海に接する機会がない人達にもその面白さを是非体験してもらいたいと常々考えております。
海には無限の楽しみがありまして、毎日漁に出ている自分でさえ毎回新たな驚きと感動を覚えるように、ホント海って日々刻々変化を見せるおんもしろいフィールドなんですよね。
ですから、「ハイ、仕掛け落としてください」 「ハイ、巻き上げてください」 的に、一方的なる遊魚ではなく、その時の状況をお客様に正確に的確にお伝えし、何をお求めになっているかを知ることができるようになりたいなあと思っております。
今は「せいゆう丸」でお2人様までの遊漁船として稼働しておりますが、もしご要望がありますれば「黒潮丸」も稼働させ、4~5名のお客様をお連れする態勢を整えてみたいと考えております。
お父さんがお魚を釣って楽しむだけではなく、ファミリーで気軽に海の冒険を楽しめるような、そんなサービスが提供できるようになると良いがなと考えております。
また春から初夏まではキス釣りの季節でありますが、門川湾内でのジャンボキス釣りもものすごく面白いですよ。
県北においても、お子様連れて安全に海のレジャーが楽しめるような態勢作りをしたいものです。
しかしながら自分ひとりで何から何までやらねばならないので限界はありますけど、肉体的にまだまだ元気一杯だから精一杯頑張りたいものです。
かあちゃんと一生懸命働いてきて、幸いにも3人の子供たちをそれぞれ独立させ孫もでき、今ではかあちゃんと二人っきりで暮らす 「金持ち」ならぬ「時間持ち」の自分でありますから、今現在一生懸命働いていらっしゃる特に若い世代の皆さんの気軽なお遊びのお手伝いが出来るよう、これからも面白い遊びの仕掛けを考えたいと存じます。
今日は退屈な1日になることでしょう。あーあ。
一昨日、カモメのカー助と親分子分の契りを結ぶことになりました。
と言いますのもつい先日、「お前は潜れないからタダ食いじゃないか」、とパンを与えながら罵ったところ、カー助の友人には素潜り名人の水鳥が沢山いることが分かり、親分子分の契りを結んだわけであります。
さて、今日は2ヶ月ぶりにお越しになったMさんとの釣行でありましたが、昨日までの海況と全く違ってうねりが北東方向から入ってきておりまして、大潮の満潮と重なって港外の防波堤を波が超えて来ているのが見えました。
ただうねりの場合波長が長いので釣行には支障がないため、キリキリパーしながら出漁することにしました。
サゴシは姿を見せず、いつものポイントに到着して探索すると南側に魚影が確認できたので、イカリを投入していざ釣りの開始でありました。
ところが、「しーーーーん」。
まったく餌も取らないし、サビキに食いつく様子もない。
2ヶ月ぶりにお越しのMさんの今夜の食卓に、お刺身をでーんと飾らせたい一心で、あちこち場所を変えてサビキを振ってもらうがどこも反応なし。
まぐれで中アジの小が1匹自分のサビキに食いついてきただけで、結局Mさんの竿が曲がることなく、干潮時間が迫り、ジ・エンド。
Mさんとお別れした後、どうしても腑に落ちないのでカー助を呼んで情報を入手することに・・・。
親分 「おお、呼びつけて済まなんだな。お前も忙しいだろうにご苦労さん。」
子分 「いえいえ、いつも親分にはご馳走もらって有難うございやす。」
親分 「ところでカー助よ。今日はアジどころか小魚も餌食わなかったが、何か知っていることないか?」
子分 「ヘイ、親分その件ですがね、あっしが友人の鵜の鳥のウーノから聞いた情報では、最近お魚の世界も例の宗教がえらく流行っているらしく、昨日の午後からラマダンに入ってるそうですぜ。親分も昨日の昼前に突然釣れなくなったのとちゃいますか?」
親分 「バカ野郎!何で今朝パン食った時その話をしないんだ。まったく気のきかない野郎だ。」
子分 「そりゃ大変失礼しやした。でもね親分、あっしもいろいろ大変なことがありやして、昨日親分がパンを与えていた別のカモメがいたの覚えていやすか?」
親分 「おうおう、いたいた。お前さんよりちょいと小さめの奴らだったっけ?」
子分 「そうなんっスよ、親分。あいつらこの前巣立ちをしたばっかりのヒヨっ子なんすけどね、親の教育が悪いもんだから先輩を前にして遠慮ってもんを知らないもんだから、追い払うのに一生懸命だったんですがね、あいつら追っ払っても追っ払ってもズカズカあっしの縄張りに入って来やがるもんですから、今日あいつらの親のところに怒鳴り込みに行ったんでやす。ところが親達は何と言ったと思いやすか? 子供たちは巣立ちして成人したんだからもう親の責任は無いってぬかしやがるんですよ、親分。どう思いやすか?」
親分 「へー。カモメの世界も大変なんだ。で、それと情報遅れとどんな関係があるってんだい?」
子分 「いやー、またアイツ等来るんじゃないかと気が気じゃなくって、キョロキョロしていたらお伝えするのをすっかり忘れていやした。なんせ俺って脳ミソ小さいもんで、同時に二つのことを考えられないんでありやして、いやはや、スンマセンでした、親分。」
親分 「まったくしょうのない奴だな。で、そのラマダンとかいうのはいつまで続くんだい?」
子分 「それがですね、親分。鵜の鳥のウーノもそれを一番知りたがってるんですがね、何でも魚の奴等ってえのは潮の観念はあっても時間の観念がないそうで、残念ながらいつまでなのかを聞き出せなかったそうなんでやす。スンマセン、親分。」
親分 「そりゃ、仕方ないわな。カー助、わざわざ呼び出して悪かったな。気を付けて帰れよ。」
子分 「へい、ありがとうございやす。ところでへへへ、親分。この前のトンカツはすごく美味しかったんでやすがね、牛肉ってやつも食べてみたいと思うんでやすが、明日はお見えになるんすかね?」
親分 「いやー、明日は雨で波が高いんで、ちょっと漁には出られんやろう。」
子分 「ああ、そうっすか。残念っす。それなら明日はとりあえず真面目に餌探ししてきやす。それじゃ、あっしはこの辺で失礼しやす。」
釣れなかった言い訳を必死に考えていた、せいゆう丸の船長の妄想でありました。
明日はお客様の予約入っておりましたが、中止としました。
自分はとりあえずキリキリパーでもできれば、やりたいと思います。
今日もいつものポイントにしつこく出撃いたしました。
この釣行記の中で何度も紹介している通り、3ヶ月以上この場所に通っているのであります。
去年の11月12日を境に、内海近辺の海域でアジがほとんど釣れなくなったため、自分はこのポイントでアジ子を釣って生計を立てておりましたので、大変感謝深い場所なのであります。
11月下旬になるとカンパチやブリがやって来られて助けてもらい、12月・1月は順調に中アジが釣れて、2月に入る頃にはデカチンアジが釣れ始め、ずっとここで飯食わせてもらっておりました。
ここに来てデカチンアジの数が減ってきたようで、今日釣れたのはレギュラーサイズのアジばかりでありました。
南下してイルカ沖で粘ればそれなりにデカチンアジが釣れることは分かっておりますが、どうもその気にならないのであります。
写真のとおり全くつれていない訳ではないので、やはり明日以降もいつものポイントに出かけ、様子を見て南下することにいたします。
あと2~3日しますと干潮の関係で早上がりする必要がなくなるので、場合によってはイルカ付近に南下して夕方まで竿を振ろうかと思っております。
せいゆう丸のホームページにお越しの方で、生いきくんという名称をご存知の方はお出でしょうか?
これまで自分は磯釣りに全く関心がなかったので、集魚材とか付け餌の善し悪しについて知識が全然ありませんでしたが、先般ご乗船いただいたお客様から残った餌をいただいた際、その中にマルキューの付け餌で生いきくんというものがありまして、触ってみるとプニュプニュしていているにも関わらず身がしっかりとしていて、その感触にちょっと感動した次第でありました。
天秤仕掛けでは付け餌のオキアミの生を1匹~2匹針に刺すのですが、揺れる船の上の悪条件の中、しかも最近自分には老眼が入ってきたいて、まともに針に刺せないのが悩みの種でありまして、しかもオキアミは解凍するとすぐに酵素で自己分解を始めるようで、すぐにふにゃふにゃしてグチャグチャ状態になる。
若くて、気長で、手先が器用であればMサイズでも対応できるのかもしれませんが、自分はLLサイズ以上でないと使う自信がない。
しかしLLや3Lサイズの付け餌になると値段がぐっと高くなるので、どれを買うか釣具屋の餌のショーケースの前でいつも悩むのであります。
ましてや1回の漁で使う付け餌はせいぜい50匹程度でありまして、付け餌のブロックの10分の1くらいだろうか?
持ち帰って再冷凍しても結局グチャグチャになり、最後はものすごい高い値段の撒き餌になってしまうのであります。
毎日漁をしておりますと、そこら辺の管理が出来ていないと収益に大きく影響するのでありまして、まめに小分けにしてストッカーで保管したりして無駄の無いように心がけしておりましたが、いただいた生いきくんをじっくり観察していたとき突然ピンと閃いた。
「これは食品添加物の、あの〇〇〇酸Naを使っているのではないか?」
あのプリプリ感はどこかで触れた気がしておりましたが、そうそうそれはレストランで提供されるエビフライのエビに近いことを思い出したんですね。
私たちが普段口にしているハムやベーコンなど、普通に添加されている食品添加物を使ってあのプリプリ感を出しているのではないかと思いつき、早速手持ちの食品添加物でオキアミの生を加工してみたら、加工時間が短かったものの、ほとんど生いきくんの状態に変化しました。
身の張りが全然違い、小さいサイズのオキアミにも関わらず針に刺す感触が極めて良い。
あとはお魚が未加工のオキアミと同じように食ってくれるかが問題でありまして、明日以降いろいろ試して評価してみたいと思います。
明日もとりあえず内海に向かい、漁に出られるようであれば出撃したいと思います。