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せいゆう丸釣行記
昨日は海の様子を見に行きがてら、目井津でちりめんを購入してきました。
目的のお店は以前にもこの欄で紹介した南郷の浜田屋さんでして、「港の駅めいつ」でいつものように控えめに営業なさってた。
営業を知らせるのぼりの数はたった一本で、確かにちりめんとは書いてあるけど積極的に客を呼び込む意志は感じられない。
ところが着いた時間がまだ早く、レストランが開いてなかったにも関わらずちりめんを買い求めに来られるお客様が次々にお越しになり、浜田屋さんは大忙しでありました。
お客様の様子を見てると明らかにリピーターさんのようで、買い物と言うよりむしろ浜田屋さんに会いに来られたみたいな雰囲気すら感じ取れる。
あるマダムは「長く来れなかったのよー!」みたいな感じで沢山買われて行かれてたが、どのお客様も親しげに浜田屋さんと会話されてましたがよ。
これはどこぞのスーパーの入口で見かける出店とは違い、明らかに「港の駅めいつ」と一体化した店舗と言えるのじゃないかな。
つまりレストランの建物と、物産館の建物との間に、独立したちりめん専門の店舗を構えていらっしゃる感じであります。
もちろんちりめんの品質と価格は秀逸でありまして、我が家のかあちゃんが太鼓判を押すくらいだから間違いない。
やはり「継続は力なり」でありまして、「愚直だけどひたむき」の凄さを感じた次第でありました。
我が家のちりめんを購入して帰途についたが、海はウネリが出てて、やはり台風の接近を感じずにはいられませんでした。
決して出られない海況では無いものの、台風が近づいてると分かってて沖に出る行為はプロのガイドとしてご法度だと思うので、台風18号が過ぎ去るまで船止めしますわね。
「スキあらば出て稼いでやろう」的な白タクとは違いますからねぇ。(笑)
でも今月は台風と港のゴミの影響で1日も沖に出られなかったです。(泣)
さあて今日は親父の面倒見しつつ、倉庫の片付けでもしましょう。
96歳の親父は、最近目に見えて寝てる時間が長くなりました。
エリザベスさんもそんな具合だったのかも知れんなあ。
昨日の港の中の様子がこれ。
あれまー!
いつのまにかゴミがなくなってましたわ。
どこに行ったかと反対側に行ってみると、あったあったありました。
潮と風で流されたみたいだけど、台風の直後からすると激減しましたね。
だけど駐車場には高潮で打ち上げられたゴミがそのまま残されてて、このままだと今までの半分の車しか停められませんわ。
昨日のこの欄で皆でオールを漕いで離岸しましょうと書いたけど、その必要はなくなったみたいです。
さあて、これで安心してお刺身捕まえに行けると思いきや、またまた台風が北上して来てまんがな。
明日の沖行きすら怪しくなりましたなあ。
台風が通り過ぎた後も青北が吹き続く予想になってて、こりゃちょいとヤバそうですわい。
釣りファンの皆さんのストレスが溜まりに溜まりそうですねぇ。
この夏に台風がえらく少ないねぇと思ってたら、やっぱり気象はつじつま合わせに来たみたいです。
仕方ないですわな。
金使わないようにじっとしておきますわ。(笑)
台風だらけだった今年の9月も、そろそろ終わろうとしてる。
考えてみると、釣りガイド始めてまるまる1か月休んだのは初めてでしたわ。
港の中に竹や流木が大量に流れ込んで、港が閉塞状態になってるのが休み続きの原因なんだけど、台風17号が通り過ぎる金曜日から沖に出る予定です。
先日この欄で書いたように行政の対応を待っていても全く埒が明かず、この際皆さんにオールを漕いでもらい、入出港することにいたします。
ゴムボート用のオールが丁度4本あるので、皆で「わっせわっせ」と漕いで港の出口を目指しましょうかね。(笑)
さてと昨日は親父の病院行きで1日仕事になりました。
午前中は内科と整形外科で、午後は4回目のワクチン接種とてんこ盛りの内容で、どこも高齢の患者さんばかりで溢れかえってましたわよ。
驚いたのは処方された薬の量で、カリウムを減らすゼリー状の薬が嵩張ってるとは言え、スーパーの特売日の帰りみたいに大きな買い物袋一杯ありました。
普段から薬を飲むことの全くない自分からすると異様な感じがするけど、あれで親父は96歳を維持してるのかも。
とてもじゃないけど、あそこまで長生き出来る自信はないですなあ。
昔なら「死ぬ時は我が家で」と大多数のお方が思われてただろうが、親の姿を見ていると死ぬなら病院で病気か何かで子に迷惑かけずに人生を全うしたいと思うようになりました。
こればっかりは運命だからどうにもならないはずだけど、特養など高齢者福祉施設への入居の大変さを体験しますとホントそう思いますわ。
それは入居するにあたり色々と労力が要ることもさることなんだが、子供としてどこかに後ろめたい心理が働くからなんですなあ。
日本の場合長いこと「家単位」の考え方が根付いてたことから、親の面倒を見るのは子として当然の義務だと思われてきた。
だからこそ介護保険制度が作られて、自活できない高齢者の面倒は社会全体でで見ましょうということになったと理解してるのだけど、やはり心のどこかに「終の時まで面倒見できなくて申し訳ない」といった詫びの感情が残り拭いきれない。
福祉制度がいち早くが発達した北欧諸国ならそのような感情は起こらないのかも知れないが、今の自分にはまだ割り切れない部分がある。
だから病院でそのまま人生を終えられるのであればそのほうが良いと思う所以であるものの、さらに時代が進めばそのような懺悔的感覚はすっかり無くなるのかも知れない。
でもそれならそうなったほうが良い。
誰かが言ってた「施設送りは所詮厄介払いだわな」の心ない言葉が、妙に心に突き刺さる今日この頃であります。
さあて、ボチボチ仕事モードに切り替えてお刺身捕まえ始めましょうかね。
昨日中部港湾事務所に港の中のゴミ撤去の見通しについて電話で聞いてみた。
「もしもし、ゴミの撤去の見通しはいかがでしょうか?」
「あー、現場は確認しましたが、ゴミがたまってる港の箇所が多くて検討してるところです。予定は立っていません。しばらくお待ちください。」
てな調子で実にのんびりしてましたわ。
まあ、やろうがやるまいが彼らのお給料が変わる訳ないからそんな程度なんだろうから、こりゃ行政の対応を待ってても埒があかないので、今度の台風が通り過ぎたらオールでゴミをかき分けて出港しますわ。
でないとゴミのせいで廃業に追い込まれちゃいますからねぇ。(笑)
ということで金曜日あたりから沖に出ますわね。
昨日もわが家でゆっくりしてたのでこれといったネタもなく、今朝のこの欄はお休みします。
台風がまたまた発生するみたいで、今週は風がなくてもウネリがあるだろうから釣りにはならんだろうよ。
来月になれば少しは落ち着いてくるかも。
それまで我慢ガマンだね。