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せいゆう丸釣行記

2016-01-31 04:15:00
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休漁したので今日はお船の操縦についてのお話。

 

お船を操ったことのあるお方はご存知だと思いますが、お船ってまっすぐ走らないんですよね。

 

特にプレジャーボートに近い形状のお船はまっすぐ走らず、常にステアリングの操作が必要であります。

 

漁船のようにシャフトペラで梶がでかくて船首がグサリと海水に刺さった形状のお船は比較的まっすぐ走りますが、でもやはり自動車のようにいつまでもまっすぐには走らない。

 

以前駿河湾で海上自衛隊の巡洋艦の体験乗船させてもらえる機会がありまして、大きなお船ではどんなものだろうかと挙動を注意深く観察していたところ、ちょうど台風のうねりが来ていて結構うねっていた関係もあったのでしょうが、やはり船首が右に左に振れて、大型船舶であってもまっすぐに走らないことが確認できました。

 

お船って水の上にプカプカ浮かんでいるため常に前後左右に動いているのですが、やっかいなことに自船の位置を確認する対象物が周りにないので動いている認識がなく、ポイントを大きく外れてもわからないことが多い。

 

さらに走らせてみると常に蛇行しながら進んでいるのが現状でして、特に慣れていない操縦者にはその認識がなかなかできないようであります。

 

お船をまっすぐに走れせるコツは当て舵でありまして、船首が右に向き始めたらすかさず左に当て舵を入れてやり、過度に曲がることを防いでやるのですが、文章で説明するのはチト難しいけど船首より船尾の方を意識した方が良い感じかな?

 

曲がるときにはヒールと言って、船尾が反対側にせり出してくる現象が出るんですよね。

 

未舗装のダートでトレールバイクを操縦している感覚と良く似ているが、駆動している後輪が逃げていくのをステアリングで抑えてやる感じとかなり似ているのであります。

 

うーん! こうやって書きながらなかなか表現が出来ないのがじれったいのですが、とにかくお船をまっすぐに走らせるのは難しくて、初めて操船した人は必ず戸惑うものなんですよね。

 

 

 

将来マリンライフを楽しみたくてボートの免許を取得したいとお考えのお方がいらっしゃれば、是非ぜひせいゆう丸を操船してみませんか?

 

自動車と違う感覚を体験できますがね。

 

面白いよー。

 

遊びのお手伝いだったら、なんでもしてあげるよー。

 

 


2016-01-30 02:41:00
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この欄で何度も書いておりますがこの釣行記は自分の日記代わりに書いておりまして、特に何かの目的があって書き続けている訳ではありません。

 

しかしありがたいことに、 「せいゆう丸さんのブログは面白いですねー。いつも朝一番で見てますよー。」 などの激励のメールやお言葉を頂戴しますと、たまに気が向かん時があっても、「こりゃ怠ける訳にはいかんなあ」 と、自分自身を奮い立たせている今日この頃であります。

 

最近1日に1000アクセスを超える時がありまして、何でこんな小者の呟きのような書き込みを沢山のお方にご覧頂くのか良く分かりませんが、ともあれ今後とも自然体でありのままで鮮度の高い情報を、ご覧いただいてる皆さんにお伝えしていきたいと思う次第であります。

 

 

 

昨日は雨のため休漁したので釣果情報はありませんが、そんな合間を利用してたまには自分に関するお話をしたいと存じます。

 

 

 

自分がなぜ海の遊びのお手伝いをするガイドの真似事をしているかでありますが、それは心の底からもっと沢山のお方に海の楽しさを知っていただきたいと思っているからであります。

 

 

 

自分は35年にわたり地元の1つの企業に勤めていた一介のサラリーでありましたが、その間残念ながらあまり楽しくなかった。

 

いや、それなりの仕事をしてきたつもりですけど、どこかつまらなかった。

 

ぞれは自分の飽きっぽい性格が一番の原因だったことは自分自身よーく分かっていますが、組織の歯車だけの自分の存在にどこか違和感を覚えていたのかもしれませんね。

 

今から18年前、心折れながら転勤させられた先がたまたま海が豊かな土地だったのですが、かあちゃんがそんな惨めな自分の姿を見るに見かねて、長年かけて一生懸命内職で貯めてたお金をポンと出して中古のお船を購入してくれたことが、その後の自分の大きな転機になったのであります。

 

新たな土地でお船を手に入れた自分は、遊びでも仕事でも見事に息を吹き返し、その土地以外でも充実したマリンライフを楽しんでいたのでありました。

 

佐伯・蒲江・直海・細島・都農などの各港にお船を係留させ、それらの海で釣りを沢山楽しんだものです。

 

その後幸いにも子供たちが皆独立して結婚し、親としての責任から開放された時点で張り詰めていた糸が切れたと言いましょうか、 「もうそんなに我慢せんでいいわ」 との考えが自分の頭の中を支配するようになり、組織を離れ自由の身となったわけです。

 

「さあて、これから何をするかね」 

 

そう考える中で、飽きっぽい性格の自分が長年続けてこられたのはお船遊びだけでして、そうなると自分にはこれしかないと思い、紆余曲折しながら結局今に至ってるわけであります。

 

お船が折れかけた自分の心を立て直してくれて、海が豊かな幸を我が家に届けてくれて、家族みんなで美味しくいただいたことを思い出しますと、海遊びが私達家族をどれほど支えてきてくれたかとの感謝の思いがフツフツと湧き上がってくるのであります。

 

 

 

まあこんな経緯がありまして、海の遊びをもっと沢山のお方に知っていただいて、もし海に魅力を感じたり、面白かったり、勇気をもらったりなど感じてもらえれば、それなりに人のお役に立つことになるわなと思っている次第であります。

 

サラリー諸氏が仕事に疲れて心癒しに釣り糸垂れても良いし、毎日が日曜日の爺っちゃま達が暇つぶしにお魚釣りに没頭されても良いし、とにかく海という大自然の中に身を置く機会を作れることは、結構人様のお役に立てる事だと考えております。

 

海って陸上では絶対に体験できないフィールドでありまして、何が居るか何が起こるかわからない空間でもあります。

 

ですから海遊び、とりわけお船遊びは面白いしワクワクするのですが、残念ながらその入口に待ち構える種々のハードルが高すぎて、おいそれと簡単に海遊びの世界に入り込んだり、または長く続けたりすることが出来ないのであります。

 

宮崎にはこんなに美しく豊饒の海が広がっているのに実にもったいないことでして、どうにかしてそのハードルをググッと下げて海遊びをもっと身近なものに出来ないか、あれこれ考えながら悪戦苦闘しているところなのです。

 

海遊びや船遊びは決して裕福なお方達だけが楽しめる憧れの遊びではなく、老いも若きも男女を問わず、気楽に気軽に日常的に海と接する機会をどうやって具現化できるか、焼酎で焼き切れかけた脳みそで考日々考え続けているのであります。

 

 

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 たまには失敗して挫折したり落ち込んだりもしますが、苦しかったサラリー時代を考えると大したことではないと、前向きに考えるようにしておりまして、沢山のお方にこのHPを見て頂くことが自分の一番の心の支えとなっていることは言うまでもありません。

 

ですからこれからも、出来る限り何やらかにやら毎日毎日書き続けて行きたいものですね。

 

 

 

今日は1日お船から離れて、孫のことや親のことなどをしましょかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2016-01-29 15:32:00
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普段自宅では、午前2時~3時頃に目を覚まして前日の釣行記の記事をカキカキするのですが、昨日は今日の釣行を中止にしたため昨夜親宅に泊まってまして、先ほど帰宅してこうして書き込みしております。

 

それにしても久しぶりに気合が入った雨ですなあ。

 

帰ってくるときにすごい水溜りが出来てましたよ。

 

 

 

昨日は雨前のベタ凪ぎでありました。

 

波もなく風もなくお魚なしの3無の状態でしたなあ。

 

潮が一昨日に引き続いて相変わらず流れず、終日仕掛けがずっと真下に落ちていく始末でありまして、お魚もいるにはいるが 「パヤーん」 とした感じで漂っている感じでありました。

 

久しぶりに竿を出して、お湯沸かす合間にサビキの宙ぶらりんしてみましたが、まぐれで5匹アジをゲットするも一昨日のように入れパクになることはありませんでした。

 

天秤仕掛けにもくるには来るがたまーにでありまして、針ハズレも多く1時間に1匹程度の日でありました。

 

 

 

そんな中1人の釣りの名手の技に見とれてしばし眺めておりましたが、釣り作業の所作が流れるように行われて無駄な動きが一切ない。

 

それを1日中ずっと続けるわけですから、このお方本当に釣りが好きなんでしょうねえ。

 

印象的だったのは、そのお方が本カワハギ1匹を釣り上げたときの満面の笑みでありまして、なにやら本カワハギがご家族の1番のリクエストだったそうで、あの笑顔ってノルマ達成の安堵の笑顔だったのですね。

 

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アジ・イシガキダイ・本カワハギ・チダイ・ソーダカツオが釣れまして、船中自分のも入れて40匹くらいかな?

 

なんとか毎日お刺身食べる分は確保できてるね。

 

 

 

ところで最近の新聞の釣り情報を見ておりますと、内海沖で大アジが20~30匹釣れてると何週か続けて載せてありましたが、あれって誰の情報だろうね?

 

毎日出漁している自分はあの界隈のアジの情報を誰より掴んでいるつもりですが、ここ数週間自分と自分の先輩漁師以外に出ているお方はほとんどいらっしゃいませんで、特に寒かったここ数日はアジを釣っているお船の姿を見ていないのであります。

 

先輩漁師はサボテンから以南の鵜戸沖がフィールドだし、そもそも結果を自分以外の他人に言うことは仕事上絶対にない。

 

そこのあたりを365つり具えさ店の店主に聞いてみたら、笑いながら 「そんなデタラメ話なんぞしたことないよー。そもそも最近船釣のお客は来ないもん」 とのことでありまして、謎は深まるばかりであります。

 

結構新聞の情報を信じるお方も多いと思うので、ガセネタはいけないね。

 

しかしおかげなことに天然の養殖場には毎日餌を撒き続けているせいか、貧漁・好漁・豊漁を繰り返しながらなんとか毎日お恵みをいただいてまして、海の神様に感謝・感謝であります。

 

 

 

明日まで休漁して普段やれないことをしましょかね。


2016-01-28 04:12:00
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「一昨日・昨日と釣れてますがね」

 

言わんでよかことを、つい言ってしまう悪い癖がまた出てしもた。

 

といっても皆さん釣行記を既にチェックされていたようで、デカアジの話題に花が咲いておりました。

 

自分もゆっくりとお話の輪に入りたかったが、今朝は疫病神出没注意報が出たので大急ぎでいつものポイントに向かうことにしました。

 

この欄で何度も書いたことありますが、疫病神がいつものポイントに出没するとロクなことがありませんで、とにかく先に行ってポールポジションを取らんといかんのですわ。

 

無事に先頭で乗り付けた直後に疫病神がこちらに向かってくる姿が見えてギョっとしたが、幸いにも素通りして沖のムルギ瀬を目指して走っていってもうた。

 

安堵して心静かにアジの群れを探すべく探索を始めたのですが、潮が全く動いていないみたいで、お魚さん達はガバチョといるが躍動感が無くて瀬の上で佇んでいるようでした。

 

強いて言えば北側の瀬にかなり近いところに群れていたので、風の向きに合わせてイカリをドボン。

 

それからは自分はお湯沸かしがお仕事になるのでありますが、音がうるさいけれど排熱でキャビンの中はポッカポカで快適であります。

 

「どんなあんばいかなあ」 と後ろを見るとデッキにまるで躍動感がない。

 

竿がまるで動かない。

 

電動リールの音は仕掛け回収の高速巻き上げの虚しい音だけが響いておりまして、お魚を引き上げる時の緊迫したやり取りの音がまるで聞こえて来ない。

 

経験上、朝一番のゴールデンタイムにお魚が食って来ないその日はかなり深刻な状況でして、たいがい貧漁に終わってしまうのであります。

 

1匹もお魚が釣れない時間が3時間近く経った頃、幾度か探索しイカリを掛け直していた中に、朝一番に着けた地点に大きく魚影が盛り上がっているのを発見し即投錨。

 

すると不思議なことにサビキにアジが反応してくれて、しばらく入れパク状態になってくれました。

 

天秤に食わないことはないのですが、アジがサビキに反応してくれると手返しが早い分サビキが圧倒的に有利となりまして、バケツの中には血で真っ赤に染まった海水の中でアジのお姿がキラキラと光っておりました。

 

1時間近く反応してくれていたのですが、定点にお船を保持していたにもかかわらずアジ様はどこかに行かれて、魚探からお姿がすっかり消えてしまいました。

 

食いが止まったのがちょうどお昼のご飯の時間でしたのでカップ麺など食べて、午後から探索を開始することに。

 

午後から僅かに表面水は上りに見えたのですが、相変わらずお魚の活性が鈍くて、終漁まで数匹を追加するに留まりました。

 

 

 

結局船中40匹程度の貧漁となってしまい、前日・前々日の好漁が懐かしかったですがね。

 

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活性が低い時はアジ以外のお魚も同じみたいで、昨日はアジ以外に釣れたお魚はほとんどいなかったみたいです。

 

サンノジすら食わない時って、お魚にとって何か大事があったのかもしれないね。

 

 

 

ところで、今までサビキに見向きもしなかったアジが反応してきたのはここ最近のことでして、やはり安定しているのは天秤ですが、活性が上がるとサビキにチェンジしてみるのも面白いよね。

 

 

 

今日までは雨が降らないようなので、今から出立することにします。

 


2016-01-27 03:15:00
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「どんな具合ですか?」

 

「釣れてますか?」

 

「潮は動いてますか?」

 

とにかくお問い合わせの多い一日でありました。

 

 

 

北は青島から、南は鵜戸沖から、沖は黄金の瀬やムルギの瀬に出撃されたお友達からの電話がひっきりなしにかかってくる。

 

どうやらどこも潮が動いていないらしく、釣果ゼロのお返答ばかりでありました。

 

となりますと、港と目と鼻の先に位置するいつものポイントで潮が流れる訳がありませんで、 「動いてませんよー」 とお答えするのみ。

 

ただ前日の夜に上り潮が入ってきた形跡があり、水温が一昨日より1度以上高い18.5℃に上昇していたので、ひょとすると少しは釣れるかもと、期待しながら探索開始。

 

一刻も早く竿を出したい気持ちを抑えつつ格子状に丹念に探索し続けると、北側の東よりに大きな群れを発見できました。

 

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風は真西からそよそよだったのですが、潮が全く動かないので風の方向が少しでも変わると30mくらい南北に位置がずれるのでありまして、それを知らないプレジャーボートが自船に接近してイカリを打つものだから、ロープワークで接近して 「移動してくんない!」 と促すのであります。

 

よほど懇意にしているお方であれば阿吽の呼吸で位置取りを決められるが、知らないお方にはそうはいかないのでありまして、ピンポイントの群れから離れるわけにはいかないのです。

 

そのうち諦められてどこかに行かれたようですが、長い時をかけて養殖しているこの場所をむざむざ明け渡すわけにはいかないのよね。

 

 

 

さてさて、昨日は午前中ホントに潮が動かず結構苦労しましたが、中にはお腹が空いてたまらなく餌に食ってくるお魚もいらっしゃったようで、ポツリポツリは釣れておりました。

 

午後になると上り潮に転じるとお魚の移動が始まり、真ん中から南端まで大きな団体様の移動があったようです。

 

ボーッと昼寝ばかりしているように見えるかも知れんが、結構変化に神経尖らせてるんよ。

 

昨日は結構な回数のイカリ打ち替えをしましたが、おかげさまで好漁となりました。

 

一昨日ほどではありませんでしたが、ご近所さんに配られるくらいは釣れましたよ。

 

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ところでそんな中、以前も同じことがあったのですが、昨日も付け餌でまるで釣果が変わることがありましたよ。

 

それまで何故か1匹も釣れないので様子を見てましたら、付け餌が〇イキ君だったので、お隣さんに生をもらって替えてみたらすぐに 「パクリ」 でありました。

 

不思議なことなのですがプラスチックの小箱に入ってて、エチレングリコールで加工された付け餌をお魚が極端に嫌うことありますがね。

 

あの餌って人様の都合の良いように作られていると自分は思っておりまして、お魚にはあまり都合良くないのかもね。

 

アジは味に敏感なのかも知れませんで、餌を食おうと口を開けて咥えようとした瞬間に違和感を感じ、反転してどこかに行かれるような気がしますね。

 

アジ釣に関しては生のオキアミが一番でありまして、ボイルとか〇イキ君とか変に加工した餌はやめたほうが良かよ。

 

毎日客観的に傾向を拝見しておりますので、多分間違いないと思うよ。

 

 

 

天然の養殖場は一度群れが付くとなかなか離れず長期にわたりご滞在される傾向があるので、これからもずっと毎日毎日餌を撒き続けて育てていくつもりであります。

 

多分これから外部の侵入者との戦いになろうかと思いますが、出港時間をチト早めることもあるかも知れませんね。

 

 

 

それから明日の木曜日ですが、朝から雨の予報でしたが日中は雨が降らないみたいですね。しかも暖かいようです。

 

雨を予想して一昨日・昨日に移動して頂いた経緯もありまして、特に御用のないお方はカレンダーを参考になさってくださいな。

 

あの群れが居続ければ、毎日それなりに釣れると思うけどね。


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