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せいゆう丸釣行記

2016-01-26 02:06:00
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寒い・・・。

 

頭痛が痛くなるくらい寒い。

 

 

 

「寒いけど大丈夫ですかー?」 の問いに

 

「夏じゃあるまいし、寒いのは当たり前やろう」 のお返事。

 

昨今の爺っちゃま達はお元気であります。

 

 

 

氷点下の気温を考慮して、お日様が少し高くなる午前8時の出港でありました。

 

北北西からの厳しい風に加え、大淀川からの濁った川水を伴った下り潮でありまして、時速3キロ近くの速度で南に流されるものだから、とてもじゃないがイカリが砂地に掛からないのであります。

 

仕方ないから岩礁に掛けるしかないのですが、脱錨できないリスクを伴うのであまりやりたくないが、こんな時は仕方がない。

 

岩礁に掛かったはいいが位置が微妙で、恐らく食わないだろうと諦めていたらポツポツ食ってきたのであります。

 

その後風が多少収まったころを見計らいイカリ掛け直しの探索をすると、いたるところにお魚の群れが確認できたのですねえ。

 

釣れたお魚は前々日までのそれと比べるとやや小ぶりでありますが、かなりの数のお魚の群れがこのポイントに付いたようであります。

 

 

 

ここは山で西寄りの風が遮られるためありがたいポイントなのですが、一方風を遮る山の関係なのか風向きが頻繁に変わるため、イカリ綱を長く取ると50mくらい南北にお船が振れてしまいます。

 

ただ昨日は群れがかなり広範囲にいたのであちこちでパクパク食ってきてくれて、久しぶりの豊漁となりました。

 

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デカアジ・中アジ・ゴマサバが沢山釣れました。

 

ずっと群れが居着いてくれると良いのですが。

 

今日もアジの群れに餌をやりに行きましょうかね。


2016-01-25 02:59:00
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昨日は珍しく雪のちらつく1日でしたなあ。

 

一昨日は親宅でお泊りしていたもんで昨日の釣行記のアップがチト遅れましたが、行動としてはいつもの通り夜明け頃には内海のお船で鍋焼きうどんをパクついておりました。

 

寒い時はこんな鍋物が美味しいよね。

 

しかも安い。

 

船中に常時玉子を備えているので、100円程度の格安でポッカポカの栄養満点な朝食が頂けるって寸法であります。

 

考えてみますと自分は生まれ持ったしみったれな性格からなんでしょうが、お安い情報にはすぐに飛びつくがお高い情報にはまるで関心を示さない。

 

当然のことながら宝石とかブランド品とかお高い品物には全く無関心な反面、特売品とか半額品に対するアンテナはすごく発達していて、その情報量はただならぬほど豊富であります。

 

ひょとして何かの拍子でルバング島あたりに流されても生き残るかも知れないね。

 

 

 

ところで温暖化に関する話題がなにかと多い昨今でありますが、昨日奄美大島に100何十年ぶりに雪が降ったげな。

 

その筋の専門家によりますと現在は氷河期への入口だそうで、地球はそのうち深刻な氷河の世界に変貌するそうな。

 

化石燃料由来の温暖化が勝るか、氷河期が押し寄せて来るかまるで分からんが、ともかく桜が咲く季節が待ち遠しいよね。

 

 

 

昨日は猛烈な寒波が押し寄せてくるげなとの前振りの情報から、そりゃお魚釣りどころではないわなあと判断して漁はお休みしておりましたが、お風呂を沸かすボイラー2其のうち1基が不調となり最近片肺運転を余儀なくされていたので、その対策をしておりました。

 

この欄で何度も紹介している自家製の灯油ボイラーでありますが、構造はいたって簡単でありまして、石油ファンヒーターと瞬間湯沸かし器を合体させただけの代物でして、威張ってお知らせするものではございません。

 

ただファンヒーターってやつはなかなかスグレモノでありまして、分解して構造を知りますと量販店あたりで1万円前後で売られているのが不思議に思えるほど良く出来ていますがね。

 

室温・不完全燃焼・地震の揺れなどを感知する等の各種センサーが取り付けられていて、それを制御する基盤があって、燃料を適切に送る電磁ポンプが働いたりで、物凄い技術で構成されているように思える。

 

そこで親宅に眠っていた故障がちのファンヒーターを昨日久しぶりに分解し心臓部を取り出してみたので、多分どなた様も見たことのないであろう内部構造の写真をアップしてみました。

 

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これは前部のプレートを外した画像です。

 

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これは背面のファンを外した画像。

 

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これは基盤。

 

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これが燃焼筒。

 

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これは燃料を送るパイピング。

 

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これは燃料を精密に送り出す電磁ポンプ。

 

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ボイラーとして必要なのは結局これだけでして、左からコントロールパネル・制御基盤・燃焼筒であります。

 

不必要なセンサーをだますため短絡させたりと色々工夫は必要なのですが、とにかく安い灯油を燃やしてエネルギーを取り出す機械としては良くできてますがね。

 

暇が出来た時に不調になったボイラーと入れ替えれば、厳冬の今頃でも1時間位沸かせばお湯たっぷりのお風呂に入れますよ。

 

概算では最近の燃料価格下落もあってだが、かあちゃんと二人でお風呂に入って燃料代は60円前後かな?

 

ひと月2000円ぐらいだから、この時期楽しみのお湯たっぷりのお風呂が満喫できますがね。

 

 

 

今朝の最低気温は予報でマイナス3度らしいので、出港時間を8時に遅らせました。

 

お日様が出ればそれなりに暖かくなるから、寒さ我慢して美味しいデカアジを釣らんといかんね。

 

そう言えば昨日も書いたけど、お魚には敬意をはらって漁はしたいものだね。

 

お魚だって生き物ですし、そのお命を頂いて人様は生かされているのだから、間違ってもお魚ってホイホイっと釣るものじゃないと思うよ。

 

自然と対話してお魚と知恵比べして、釣り上げることが出来たお魚は無駄にならぬよう大事に全部食べてやる、キャッチ アンド イート が自分のスタイルでありまして、常に海の神様と自然に感謝しながら釣り遊びをしたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2016-01-24 09:31:00
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「うわー!15度まで下がっとるわー」

 

キャビンの中の水温計を見ていたお方がそう叫ぶと、船内に諦めと落胆のどよめきが一気に広がってしもた。

 

情報を全てオープンにしている自分としてはあまり知られたくなかった情報でありましたが、先にチェックされてもうたからどうしようもない。

 

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「今日は絶対あかんわ」 と心の中で呟いたものの帰るわけはいかないので、いつものポイント格子状に丁寧に探索を続けるとお魚が居るにはいるが、海底にジワっと佇んでいる感じでありました。

 

とりあえず好漁だった前日と同じ場所に着けるも1投目から食ってくる感じがしない。

 

何投目かにようやくアジ様がお目見えするものの続かず、沈黙の状態が続いてしまいました。

 

 

 

「ちょっと探してみましょかね?」

 

小1時間くらい経った頃、再び探索することにしたのですが、これが良かった。

 

下り潮と言えば下り潮だったのですが、僅かに北東方向からの下り潮に変わって来たので主に東側を丁寧に探索すると、いましたいました、東側の北寄りに大きな群れで固まっていらっしゃいました。

 

先ほどの場所から僅かに7~10mに東側だったのですが、おかげさまで1投目からパクパク食ってくれましたよ。

 

その後終漁まで数回移動を繰り返して、結局一昨日くらいの釣果となって一安心でございました。

 

 

 

ところで海水温変化のことですが、午後2時頃から上り潮に転じたため何と水温が19.1度まで上がり、4℃近くも一気に上昇したわけで、きっとお魚も戸惑っていたんじゃないやろかね?

 

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そんな昨日に学んだことは決して諦めたらアカンことと、そしてなんと言っても海の神様に感謝せんといかんことだね。

 

悪い環境下でも探し回る努力を怠らないことと、美味しい立派なお魚を恵んでくださる海の神様に深く感謝する気持ちを持ち続けることはとても大事と思うよ。

 

お魚のお命を頂戴して人様は生きているのだから、お魚に敬意を払いありがたく食べさせていただく謙虚な気持ちが、また次の釣果に繋がるのかも知れん。

 

自分はそう信じとる。

 

食べる分だけ釣ったら後は他の釣り方を試したり、仕掛けに変えみて次に繋がることを試してみるのも良いよね。

 

ガツガツと、まるで市場に出さんばかりの勢いで釣りはせんほうが良いと思いますがね。所詮遊びやっちゃけん。

 

とは言うもののそんなに入れ食いさせた経験ないから、偉そうなことは言えんけど。(笑)

 

でも美味しかったやろうね、イシダイ・イシガキダイ・イサキ・チダイ・ゴマサバ・ニベ、そしてデカチンアジ(40cmクラス)も数匹混じってたけど40~50匹のアジが釣れちゃって、幸せな1日だったなあ。

 

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今日は思ったほど風は吹いてないけど昨日のうちに休漁決めとったから、宮崎港で部品外しなんぞやりますわ。

 

明日は多分出られるはず。

 

どんな美味しいお魚に出会えるやろうかね。楽しみやわ。

 

 

 


2016-01-23 03:27:00

昨日の予報では 「海上では北の風がやや強く」 とのことでありましたので、チト波を警戒しての出港でありました。

 

ところが港外に出てみるとかなり穏やかで、風の向きは西。 

 

ベタベタ凪ぎでありました。

 

いつものポイントに到着すると北側にお魚が付いていて、下の潮は下りと判断するも上の潮はあまり流れていない模様。

 

早速北側にイカリをドボン。

 

 

 

 

ところで話は変わりますが、毎日毎日同じ時間に同じことを長くやっていると自然と分かってくることがありまして、いつものポイントでのお魚の付き具合は上を1回通過しただけで大体分かるようになりましたね。

 

それでも到着してから南北方向に3回、東西方向に3回くらい網目のような探索を必ず行います。

 

それはお魚の付き具合を面で捉えたいからでして、密度が一番濃い場所の上流側にお船を付けることが何より大事だからなのです。

 

釣り人の心理としては現地に到着するとすぐに仕掛けを入れて釣りを開始したいものですが、ろくに探索せんで慌ててイカリを掛けるとまるで釣れない羽目と相成ります。

 

お魚ってのは常に移動を繰り返しているようですが、それでも大体集まりがちな場所があるみたいで、そこを早く見つけるのが肝要であります。

 

今季の冬のようにどこに行ってもアジが釣れないとなると毎日通っているポイントは貴重でありまして、しかも潟に近いから西風に超強いので出漁出来る確率が高うございます。

 

そんな場所で平均してお刺身を確保するためには、刻一刻変化する潮流や風向きや水温を敏感に捉えてお魚の動きを予想して船を付けることが大事のようです。

 

特にアジというお魚は気まぐれで、気分悪いと絶対に口を使わなくなりますがね。

 

餌を撒いていればそのうちに寄って来るお魚じゃありませんで、集まっている場所を見つけてその上流側に陣取ることから漁が始まりますが、何か気にくわないとアジのお姿はあるのに餌を食ってくれないことが良くあります。

 

そんな時はいつかはアジの機嫌が良くなることを信じて待つだけ。

 

下手にウロチョロせんことでしょうね。

 

 

 

話を元に戻しますが、昨日は昼前まで下り潮が来ていて昼前後は潮止まり。

 

午後になると若干の上り潮となりましたが、お魚がいらっしゃる場所はほとんど変わりませんでしたね。

 

風向きが180度変わったので数回のイカリ掛け直しと、ロープワークでずっと1点に留まりましたが、結果としてポツリポツリ釣れ続けて好漁となりました。

 

デカアジ(30cmオーバー)がほとんどで船中50匹くらい。

 

他にイシガキダイ・チダイ・ニベ・サンノジなどが合間合間に食ってきて、結構楽しませてくれましたよ。

 

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写真じゃ分かり辛いけど1匹々がとにかく立派でデカくて、1匹あればお刺身をかあちゃんとやっとこさ食べられる感じかな?

 

 

 

天気予報やスパコン予想では今日の午後から強風が吹くようでして、何時まで持つかわからんが今日も出漁いたします。

 

 

 

それからバックアップ艇導入の頓挫の件を昨日書き込みましたが、早い内に日向のお船を内海に移動することに決定いたしました。

 

ディーゼルの和船の24フィートでありますが、凪ぎの日でしたら問題なく稼働できますので、バックアップ艇として使用可能であります。

 

せいゆう丸より取り回しが楽だから、操船の基本を身につけるにはこちらのほうが適当かも。

 

従って、2月に修理とか検査とかを予定していた日は全部空白にしました。


2016-01-22 02:04:00

「船が沈みかけてるらしいですよー」

 

突然の連絡で一気に頭がパニック状態に。

 

 

 

 

昨日は潮が動かず一昨日のような食いになかなかならなくて、少々イラつきながら位置保持の為ロープワークを繰り返ししていた午前10時過ぎ、その一報が飛び込んできたのであります。

 

お船の沈没=とんでもなくエライことになる

 

長年お船と関わっていると頭の中でこの図式は出来上がっているので、脳みそは完全に真っ白の状態に。

 

でもとにかく現場に急いで駆けつけて対応しないとそれこそエライことになるので、急遽漁を取りやめ宮崎港に駆けつけることにしました。

 

 

 

宮崎港に到着して状況を見てみると、頭の中では完全に沈没しているお船を想像していたのでありますが、幸いなことに舳の部分が水没しかけてはいるが船首部分は完全に浮いた状態でありました。

 

なんとかなる!」

 

持参したバケツでエンジンルームに溜まっていた水を必死に汲み出した結果、徐々に艇体は浮力を回復し始め、お陰なことに最悪の事態をまぬがれたのであります。

 

ありがたいことにキャビンへの浸水は全くなかったのですが、エンジンルームへの水の浸入は深刻な事態でありまして、多分エンジンに火が入ることは2度とないでありましょう。

 

ここに来てバックアップ艇導入計画の頓挫であります。

 

 

 

浸水の原因はまだ掴めておらず、多分4日ほど続いた強い西風による風波が災いしたのは間違いとか思われますが、自分が到着した時には数名のお方がお船に登っておられてデッキの状態が変わっていたので、その時点で原因を特定することはできなかったですね。

 

ともあれ海保のお世話になることもなく、大事に至らなかったことが不幸中の幸いでありまして、やっぱりお船は手元に置いて自分の監視下にあるべきと、つくづく思い知らされた次第であります。

 

家に帰ってかあちゃんに恐る恐る昨日の顛末を報告したのでありますが、「沈まんかったから良かったじゃん」 と平然と慰めてくれたので、なんかほっかり心が癒されたのであります。

 

 

 

さてさて、昨日はそんな大慌ての1日でありましたが、焼酎飲んで一眠りしてこうしてキーボードをパチパチしながら新たな夜明けを迎えようとしております。

 

冷静さを取り戻した頭で昨日のことを思い出す中で、浸水騒動がもたらしてくれた、ある大きな収穫に気付かされましたね。

 

それは人との出会いであります。

 

世の中には何か大事が生じるとそれを助けてやろうとする奇特なお方がいらっしゃるもので、昨日も自分の傍にいてくれて色々アドバイスをしてくれるお方と出会うこととなりました。

 

こんな緊急事態に手助けをしてくださるお心は実にありがたいものでして、「決してひとりじゃないんだ」 と、心温まる思いがし、勇気づけられました。

 

自分は幸いなことに今まで大きな災害に遭遇したことはありませんが、残りの人生で何かの大事に接したら、その時は無心で人の手助けをせにゃいかんなと思いましたね。

 

そして助けていただいた方への感謝の気持ちを忘れんことが大事ですわな。

 

 

 

驚くことに昨日お会いしたお方の中には、お話しする中で自分のお知り合いとしてすんごく近い位置の方だったことも判明し、つくづく世の中狭いものだなあと感じた次第であります。

 

物質的に少々損失を被った昨日でありましたが、「そんなことどうでもいいじゃん」 と思える出会いがあった1日でありました。

 

昨日出会ったお方達と今後情報交換させていただきながら、毎日明るく楽しくお魚釣りをしたいものでありますねえ。

 

 

 

今日もなんとか竿を出せる海況のようですので、いつものポイントでデカアジを狙って出漁いたします。

  

 

 


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