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せいゆう丸釣行記

2015-04-30 02:09:00

昨日の波の予報は2.5mでありましたが、例によって自分の目で確かめんと気が済まず、いつの間にか足が内海港に向いていた。

 

堀切峠から見た波の状況は南東からのかなり大きな波が押し寄せておりまして、とても釣りが出来る状況にはありませんでした。

 

「5月の連休の頃は天気の変化が激しいんですよ」 と、お天気の森田さんが言っていましたが、一昨日あたりからどうも怪しい感じになってきましたなあ。

 

ところでお船に関して最近ちょっと気になることがありまして、結構遠出して走っているにも関わらず今までのように電圧がなかなか上がらず、イカリの打ち換えを頻繁に行うと魚探の電圧不足を示すアラームが鳴り出すのであります。

 

明らかに充電不足なのですが、配線はしっかりしているし、ダイナモのベルトの張りも問題なくテンションかかっているので、疑わしいのはダイナモ本体。

 

エンジンかけると充電のランプが消えるので一応充電はしているようだが、発電能力が相当低下しているのであろうと判断してダイナモ本体を交換することに。

 

ヤンマーの場合同じエンジンのシリーズでは共通部品が多く、予備で保管していた3LMのダイナモを取り付けることにいたしました。

 

船の整備の場合スムーズに進まなくなる第1の原因にネジのサビ付きでありまして、ピカピカのエンジンであればほとんど考えずに済む問題でありますが、長年稼働しているエンジンは知らず知らずにネジがサビで固着して外れないことがままあります。

 

無理して力任せに回そうとすると 「ポキッ」、をやらかしてしまうのです。

 

これやっちゃうとジ・エンドでありまして、もうたいへん。

 

周辺の取り付けパーツをメーカーから取り寄せ、改めて組み直さなければならないのですが、下手するとあちこちで 「ポキッ」、が発生する恐れもあり、収拾つかなくなることも・・・。

 

そんなアホなことしますとしばらく船が出せない状況に陥り、エライな迷惑かけてしまいます。

 

昨日は素直にネジが全部外れてくれたので事なきを得ましたが、船の機関整備には車のエンジンの整備とはまた違う難しさがありますね。

 

ダイナモ交換を終えてキャビンで昼寝でもしようかと考えつつ、何気なくプロペラ周辺を見回すと 「何かおかしい」。

 

プロペラとアノードの位置関係が何かおかしい。水の光の屈折ではなさそう。

 

もしやと思いつつドライブを上げてみると、なんとアノードを留めている4本のボルトが全部欠落してアノードがプランプランしているではないか。

 

ドライブの修理をする場合船をドックして行うのが当然なのですが、そんな時間ないので船尾から身を乗り出しての作業を決意したのでしたが、下手すると部品を海中にポトリとやってしまい大事になるためやりたくなかったが、こうなりゃ仕方がない。

 

六角レンチでペラのコーン取り付けボルトを慎重に回し、コーンが回ればオッケーなのですが、だいたい固着していて外れないものですが、前回ペラを外したのがひと月前くらいだったからあっさりと回せて事なきを得ました。

 

一旦下船して市内のナフコに向かいボルトを購入して船に戻り、取り付け作業をが行いましたが、おかげさまで部品を海中に落とすことなく無事完了しました。

 

あのまま気が付かずに運転していたらどうなっていたやろうかと考えると、ゾッとしますな。

 

ペラとドライブ本体を著しく損傷させ、修理不能となる可能性もあっただけに発見が早くて良かったと胸をなでおろした次第です。

 

自分は船や車の修理を全てやりますが、修理するたびに勉強になることばかりですね。

 

特に船の場合沖で止まってしまうと命に関わることもある訳ですから、いつも五感を働かせて機関や船体のコンディションを気遣わんとイカんなあと思った次第です。

 

 

 

そろそろ出勤のお時間になりますが、さあ今日は漁に出られるでしょうかね?

 

間もなく出立します。

 

 


2015-04-29 03:49:00

今日は波が高いので休漁としました。

 

いつものように早く目が覚めてしまいまして、またピコピコ始めております。

 

おかげさまで、せいゆう丸には沢山の方々にお越しいただくようになりましたが、一方でご迷惑をおかけしていることがあるんじゃないかと、最近ちょっぴり案じております。

 

先日、土日祝祭日に取り難くなったとのお話を伺うと、本当に申し訳ないなあと思っております。

 

詰まっていて釣りができない方がもしおられましたら、本当にごめんなさいです。

 

GW近くになりましたので、最近調整とって相乗りをお願いしたりしてますが、いかんせん定員が4人なものでホントご迷惑おかけします。

 

 

 

さて、この釣行記で何度か書かせていただいておりますが、自分は多分皆さんが想像されているより遥かにテキトーでありまして、その象徴として自分が好んで使う言葉に、「だいたい」があります。

 

多分1日に何度も、「だいたい」を発しているものと思われますが、かあちゃんから何度指摘されても、それを治すつもりはまったくない。

 

テキトーを良い表現に直すと「枠にはまらない」でありまして、悪い言い方だと「いい加減」になるのかな?、とにかくテキトーで大体なのであります。

 

ですからあまり深く物事を考えないというか、いつの間にか失敗の予防策として2段・3段構え的に何やら考えているようでして、何かあってもサラッと流してしまうのが特技であります。

 

その性格が災いして前職では相当失敗したものだが・・・。

 

ご予約についても自分はあんまり深く考えておりませんで、仮に何か急用が入って来れないと分かれば、その時は自分の釣りに出かけてお店に出品するお魚を確保するだけなのです。

 

特に難しいことは無いのであります。

 

お仕事によっては不確定要素が多くて、今の時点では予定が組めない場合もありますよね。

 

そんな時は テキトーにご連絡いただければ、こちらもそれに合った対応を考えますので、早めに連絡入れてもらっても全然結構ですよ。

 

ドント ウオーリーであります。

 

それでも天候不順で出港できないこともありますからね。

 

まあ気楽に一緒に遊べれば良いと思います。是非とも遊びましょう、遊びましょう。

 

 

 

多分人生の4分の3を通り過ぎつつある自分でありますが(ひょっとして明日死ぬかも知れぬが)、残りの時間の生き方として、「海の楽しさ」をこれから沢山の方々にお伝えしたいと考えております。

 

それは自分がただ単に海とお船とお魚が大好きだからなのでありますが、フツーの人にとって洋上での時間は非日常で魅力的に感じるものだと思いますが、残念ながらその非日常を楽しみ味わうには、今の環境では一般人にはちとハードルが高いようであります。

 

真面目な話、海の遊びをもっと身近なものにしたいんですな。

 

お父さんが子供さんと思い出作りをしたいとか、美味しいお魚を自分で釣って食べたいとか、ただボーッと船の上で1日寛ぎたいなど、人それぞれ思いは違うと思うのですよね。

 

そんな思いの実現に少しでもお役に立てれば良いがなあと、日々考えておりまして、そこらへんの要望を出来るだけお聞かせていただくようにしております。

 

まあ何せテキトーな人間だからそれこそ適当に対応して、意外と喜んでいただけるのではないでしょうかね。

 

自分はかあちゃんと毎日のご飯が食べて行ければそれで良しと考えておりまして、気持ち的に精一杯ご奉仕させていただきたいと捉えております。

 

「面白かったあ。また来ますね」と、おっしゃっていただくのが今の自分にとって至上の喜びなんです。

 

海は、時に激しく・厳しく・優しく・面白いのでありますが、出来るだけ多くの方々にそれを体験してもらいたいと願ってやみません。

 

特に子供さんにね。

 

子供の時の体験は極めて重要でして、自然を知るには海は格好のフィールドですから、是非お手伝いしたいものです。

 

 

 

5月の連休の割には好天が続くと思ったら、案の定昨日あたりから不安定になってきましたね。

 

今日一緒に竿を振る予定の方には、昨日の昼前に中止の連絡を入れさせていただきました。

 

すごく残念がっておられる様子が返信の文面から読み取れましたが、また機会は何度でも来ると思いますので、次回どうぞよろしくお願いします。


2015-04-28 15:55:00

夕んべはプチ同窓会でありました。

 

たまたまお客様で乗船されたHAさんと、旧友との3人でのお食事会というか飲んたくれの会でありました。

 

飲み放題で頼んだものだから、自分はもう嬉しくて嬉しくてアホみたいに飲みまくりました。

 

HAさんとは40年近く会ってなかったのですが、ホントたまたま乗船頂いた際記帳していただいた乗船名簿で気がつきましてわかった次第です。

 

同窓会なんぞに出たことないんですが、このお仕事で出会えてことを神様に感謝しなければなりませんね。

 

 

 

 

 

ところで写真ですが、一昨日帰港したあとにお子さんの体験乗船を実施した時のものであります。

 

凪ぎだったので酔うことはありませんでしたが、予約された日にはこのお子さんを連れて来られるそうであります。

 

判断材料になったとしたらお役に立てて良かったです。

 

 

 

さて一昨日はご常連のお2人様に、初めてご乗船頂いたお2人様の計4名での出漁でありました。

 

港を出てすぐに船速が急にあがり始め、下り潮がきていることに気がついたのでしたが、それにしても異常に速い。

 

いつもの回転数なのに3km~4km速いので、ひょっとしてGPSが壊れたかと疑うほど急な変化に戸惑う。

 

当然いつもより早く沖の瀬に到着しギヤを中立にすると、どんどこどんどこ南に流れていく。

 

「ぎょへー、激流じゃん・・・」

 

普段下り潮の時にアジが居着いている場所なのですが、人っ子一人いない。

 

仕方なく南側に回るが、当然誰もいらっしゃらない。

 

潟に行っても魚影が見えない。

 

結局サボテンまで足を伸ばしたのは正解でして、10数匹はなんとか確保できました。

 

本当はイサキが食ってくるかもと移動した場所でしたが、意外にもアジが少しの間だけ食ってくれました。

 

しかしイルカが船の真下を通過するし、激流だし、散々な釣り日となりました。

 

ご乗船頂いた皆様、本当にお疲れ様でした。

次は良い日に当たると良いですね。

どうぞ懲りずにまたお越しくださいませ。

 

 

 

 

 

昨日は初めてご乗船頂いた方達との釣行でした。

 

お一人以外は船釣り初挑戦だそうで、こちらで餌・道具・仕掛けなど全部用意させてもらいました。

 

目的の沖の瀬に向かう途中に浅場で魚影を見つけたので引き返して投錨し、道具を作り仕掛けをセットし餌を入れて釣り方を皆さんにレクチャー致しました。

 

せいゆう丸には初めての方は結構いらっしゃるのですが、皆さん初めての経験なものだから一生懸命聞いてくれますので、こちらも力が入りますなあ。

 

それにしても凪ぎの日が続いてくれますので、船酔いの心配もなさそうでありまして、初心者の皆さんを歓迎してくれているようで非常に嬉しいのであります。

 

海上は最高に良い条件なのですが、海中がどうなっているのかが問題でありまして、下り潮に間違いはないのですが、前日の激流の影響がどれくらい残っているかが鍵なのであります。

 

経験上、状況が一気に悪くなることはあっても、その逆はあまりないのでありまして、予想通りどこに行ってもお魚の姿を全く確認することができない。

 

6時に出港して3時間近く経つけど1匹も釣れずさすがに自分もあせりまくるが、落ち着いて考え直して昨日のサボテン沖の瀬に移動することにしました。

 

前日にイサキ釣のつもりで移動し、たまたま少しだけ釣れたけれど偶然の可能性も排除できず、賭けのつもりで大きく南に下りました。

 

これが良かったんだなあ。

 

軽い下り潮だったけど風が東から南に変わり、船の位置が力のバランスでどんどん変わるので何度もイカリを入れ直さなければならない。

 

それでもお陰でポツポツ釣れて、時折デカチンアジも混じりましたが、お昼近くになるとさっぱり釣れなくなりました。

 

それから内海港に戻りながらあちこち移動して仕掛けを入れてもらうが、どうもパッとしない。

 

最後の最後にタンク前に移動して締めにして帰港しようと思ったら中アジが多かったけど、なんとなく釣れまして数を増やすことができました。

 

全部血抜きしたので大体の数ですけど、皆で50~60匹は釣れたんじゃないかな?

 

結局午後4時まで釣りを楽しまれまして、大いに楽しんで頂いたようです。

 

 

 

皆さん、お疲れ様でした。

楽しんでいただいたようで、船長としてたいへん嬉しい1日でありました。

どうぞお時間がある時にお越しくださいませ。

 

 


2015-04-27 03:14:00

寝坊したもんで簡単に。

 

海は分からん。

 

一昨日までの軽い上り潮が今朝は下りの激流。

 

激流がどんなもんか想像できにくいのでありますが、時速4kmの流れであります。

 

普段車や電車で時速何十キロの世界に身を置いている人達には分かりにくいかもしれませんが、この数字マラソンやジョギングしている方にはよーーーくわかるはず。

 

時速4kmの海水の流れは恐ろしいものでありまして、船のプロペラが流れで音を立てて回っている。

 

イカリが効かん。

 

しかもこの春初めてのイルカのご登場とありまして、釣れる気配などある訳がない。

 

 

それでも皆さん仕掛けを投入して頑張っていらっしゃる。

 

結局船中で10数匹くらいの釣果に終わりまして、皆さん非常にお疲れのようでした。

 

最悪の条件の日にぶち当たった皆さんにおかれては、本当に残念でありました。

 

今から出立してアジ漁に出ます。

 

流れが収まってくれれば良いけどなあ。

 

 


2015-04-26 03:20:00

お魚を釣り上げると嬉しいものですが、特に食べて美味しいお魚は格別の嬉しさがあるものです。

 

お店にお魚を出品しているからその売れ行きは手に取るように分かるのでありまして、宮崎での売れ筋お魚の第1位は圧倒的に他を引き離しマアジなのであります。

 

意外にも立派な真鯛あたりは売れ残ることが多い。

チダイあたりだと比較的売れるけど、でかくなるとまず売れない。

 

多分包丁さばきの問題だろうと思いますが、マアジは出せば必ず完売します。

 

それも結構良いお値段で。

 

しかし釣ることと食べることとはちょいと違っておりまして、磯からひたすら真っ黒なお魚を年中追い求めている方も多いですし、船を走らせっぱなしで大魚を狙っている御仁もいる。

 

釣りは必ずしも食と直結しない場合があるようで、それこそ趣味の世界なんでしょうなあ。

 

 

 

昨日はご常連のさんと、初めてお越しの方との釣行となりました。

 

鯛ラバもされると聞いておりましたので、根魚も多い黄金の瀬にとりあえず行ってみることにしました。

 

ところがある程度潮が流れているようなのですがイサキは全く食いついてきませんで、鯛ラバもノーヒット。

 

キチマンまで足を伸ばしてみましたが良型のオナガメジナが食ってきたばかり。

 

お客様と相談の上サビキのアジ釣りに舵を切り、ゲルマン民族大移動のごとく南に移動することに。

 

フツーのお船でしたら大げさな表現になりますが、せいゆう丸は時速12kmでしか走りませんのでそれこそ大移動なのでして、1時間かけていつもの沖の瀬に到着。

 

でもその間、お仕事で睡眠不足気味だった方がお布団でぐっすりお休みになられたので、割と良い時間だったかも。

 

先に到着して釣りをしていたお馴染みの漁友のSIの情報で、サバにアジが混じる感じがわかっていましたので安心して船を付けようとするのですが、上の潮と下の潮と風向きが全部バラバラでどこに船が流れるのか全然分からず、目的の場所に付けることができない。

 

毎日船を操って漁をしている自分ですが、たまにこんなことに遭遇して頭の中がグチャグチャになることがあります。

 

計算では解決できない何かがありまして、多分長年漁師をしている方だとこの事象はお分かりになることでしょう。

 

でも暫くすると意味がわかってきて目的のポイントに船をつけると全員入れパク状態に突入され、終わってしまえばそこそこの豊漁となりました。

 

一昨日姿を見せなかったデカチンアジも数匹お出でとなり、皆さん喜ばれるお顔を拝見でき、やっと責任を果たせて胸を撫で下ろすことができました。

 

 

普段大物の釣りに慣れていらっしゃる釣師でもアジが釣れるとなると大いに喜ばれるようでして、このアジ釣りだけは食と趣味が一致する貴重な釣りと言えるのではないでしょうかね。

 

 

 

 

 

ああそうだ、ARさんはこの釣行記で何度かご紹介させてもらっている、「宮崎で釣り。たまには遠征したい!」の筆者でして、とにかく釣れる魚の写真を撮りまくっている。

 

どんな外道でも、いや外道のお魚に興味があるようで、ハゼみたいな魚を釣るとニカニカしながら嬉しそうに写真を撮っておられる。実に不思議なお方だ。

 

近々喜界島に遠征されるそうで、大物と格闘するのが楽しみと思いきや、お話を伺うとまだ出会ったことのないお魚との対面を楽しみにしておられるようだ。

 

世の中には不思議なお方がいらっしゃるものだ・・・。

 

ARさんのサイトはこちらです。是非ご覧下さいませ。

 

http://ararafish.blog.fc2.com/


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