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せいゆう丸釣行記
水温が27度を越え始め、白真アジの姿が消えてしまいました。
3日前までは、早朝のわずかな時間だけかろうじて釣れておりましたが、いよいよ姿が消えてしまいました。天秤仕掛けにもさびき仕掛けにも反応しなくなりました。
相変わらず元気に魚影を映し出しているのは子アジの群れのみで、海面では片口イワシの群れをソーダカツオが、「ガバーッ」と飲み込む瞬間を頻繁に見ることが出来ます。
恐らく白真アジは、暑さ逃れるために深場に移動したのではないでしょうかね。見たわけではないのであくまでも想像の世界でありますが。
このくらい水温が高くなると、シイラが出没いたします。
今日は岸壁で使うような小さなサビキを用いてアジ子を確保し、30号のハリスとヒラマサ用のぶっとい針のストレート仕掛けでアジ子を背掛けして船上からポイッ。
「ドギューーン」
シイラは別名マンビキ。万力がなまったとも言われるほど力が強うございます。
写真のシイラは上がメスで下がオスで、それぞれ1.0mと0.8mの中型ですが、その力は凄まじいものがあります。
一気に沖に突っ走しった後、針を外そうとピョンピョンジャンプしたかと思えば、真下にズボーッと潜ってみたり、どんな行動をするか予想が出来ない魚であります。
しばらくは水温が高い日が続くので、シイラでも釣っておこうと思います。
しかし暑いよー。早く秋にならないかなあ。
1週間お知らせ更新していませんでした。
別にサボってたわけではないのですが、漁がちょっと忙しかったのと、この暑さで体力を失わないよう漁から帰ると早く床につくようにしていた関係で、パソコンの前に座ることが出来ませんでした。
今日は久しぶりに漁を休み、普段出来ないことを色々と片付けておりました。
しかし今年はやたら暑いですねー。例年より早く梅雨が明けたかなあと思っていたら、酷暑が待ち構えていました。
パソコンの横に温度計があるのですが、35度を表示しています。湿度は40パーセントで低いからまだ耐えられますが、それにしても体温近くの気温となるときついものがありますね。
我が家は基本エアコンをつけません。いえ、エアコンはあります。つけないだけです。
電気代払えないほど生活が窮乏している訳ではなく、体を自然環境に慣れさせないと漁が出来なくなると思っているからなのです。
ところで海上は陸上よりかなり涼しいことをご存知でしょうか?
どれほど低いのか測ったことがないので数値で示せませんが、体感的にはかなり過ごしやすいと思います。
漁を終えて港にトコトコ帰ると、陸に近づくにつれムワーっと暑くなります。漁で疲れた体にダメージとして襲いかかります。
オーバーな表現に思われるかもしれませんが、日によっては12時間も船の上にいることがありますので、体力消耗は避けられません。追い討ちをかけるように気温が上がりますと、精神的ダメージになりますね。
帰港すると直ちに獲れた魚の血抜き・脱腹作業をし、洗浄・氷詰めを行います。
それから竿・仕掛けの仕舞いと甲板のお掃除をして、船をきちんと繋いで船での作業は終了となるのですが、港の中は風が通らないので気が遠くなるほど暑いのです。
この過酷な環境を克服するための方法としては、唯一体を慣れさせることしかありません。
従って自宅のエアコンはつけませんし、車もドアガラスフルオープンで走行しております。
汗かいて不快になれば、シャワーを浴びて扇風機の前に座ります。これでいっぺんに爽快になります。エアコンなしの生活に慣れてしまうとこれが出来るんですよね。
こう書き込んでいる間にシャワー浴びてきました。先ほどまでのジトーっとした不快感がうそのようになくなりました。
人間(動物)とは不思議なもので、しっかりした適応能力があるのです。その環境に慣れれば、体が勝手にそのようなものだと思ってしまうのでしょうね。
熱中症にならないよう水分補給は絶対必要ですし、体力のない方やお年寄りは適当にエアコンを使用してもらいたいものです。
気のせいか、最近救急車の出動が多いような気がします。熱中症で救急搬送されたかどうか判りませんが、救急車のサイレン音をよく耳にいたします。
海上で熱中症でぶっ倒れたら、一人で操業している関係上確実にあの世行きでございます。
そんなぶざまな死に方はしたくありませんので、細心の注意を払って白真アジ漁をしたいと思います。
ちなみに写真は35cmクラスの白真アジの塩漬け状況です。
今朝の出港時の写真です。
ケータイで撮っていますので、まだ暗い上にフォーカスが決まっていませんが、イメージはつかんでいただけるのでは?
今日も海況はべた凪で、暑いことを除けば絶好の漁日より。期待で年甲斐もなく胸がどきどきいたします。
一番の近場でいつものように仕掛けを落とすも、潮の流れがほとんどなくあたりなし。しかし夜明け前後のゴールデンタイムだけに期待を裏切ることはありません。
ほどなくして磯竿の竿先がギュイーンと海中へ。
「来たー」
何百回漁をしているかわかりませんが、この瞬間はたまりませんね。
白真アジは口が柔いので、針掛かり場所によっては簡単に外れてしまいます。でも今日の一尾目は無事船中へイン。「獲れたどー 母ちゃん」
心でそうつぶやきながら餌を付けていると、反対側の船竿がギュイーン。
「今日は久々の入れ喰いか?」、と思いきや大中合わせて10匹釣った頃、ジ・エンド。いきなり喰いが止まってしまいました。
沖に行こうかなと思いましたが、日中は暑いので今日はこれでやめにしました。
いつも目にする風景ですが、夜明け前の海はひたすら綺麗ですね。自分はこの時間の海が一番好きです。
明日も元気に出漁します。
福岡出張のため3日ぶりの漁となりました。
午前3時に起床し、4時半出港。海況はべた凪。潮も穏やかに上っている模様。
1投目から大きな白真アジが喰ってきて、一応自分が設定しているノルマに達したので普段であれば帰るところなのですが、今日は餌もまだ残っているのでしばらく頑張ってみることにしました。そして11時ごろ。
「ドギューン」
アジ釣り用磯竿2号 4.5mの柔竿が海中に突き刺さっております。
「ギョヘー」 あわてて竿掛から竿を外しリールを巻くも、スプールが逆転して糸は出て行くばかり。
前回のオオニベより小型のようだが、海面近くになっても力が衰えないし、浮き袋が膨れて浮いてくるどころかますます重くなる感じ。
「なんだ こいつは? もし最終的にバレタとしてもせめて姿だけでも見たい」と、弱気になるほどの執拗な反撃が続く中、ようやくその姿が紺碧の海中から現れてきました。
「おまえはアメフラシの化け物か?」
内心石物かアラ系を想像していた自分は、ハリスを手繰り寄せ海中から上がってくる魚を見て大いに落胆いたしました。
「色が、は・派手過ぎるう・・・」
巨大な青ブダイでありました。10キロの堂々たる青ブダイであります。
しかし何故か喜べません。そうです、そうなんです。市場に出せない魚であることを忘れていたのです。ごくまれに食中毒を起こすことがあるそうで、市場では取引しない魚だそうです。
それなのにギャフで引き上げてしまったのです。血がどくどくと出ております。海に返しても、もう手遅れであります。
結局、家族が多く、魚好きで魚料理の達人の兄宅に届けることにいたしました。
間違いなく美味しく食べてもらえることでしょう。せっかく生存競争に打ち勝ってここまで大きくなった青ブダイ君の御霊に、せめて美味しく完食してやることで敬意を表したいと思います。
合掌
久しぶりに漁に出ました。
今年の梅雨は海に厳しかったですね。例年と比べて、感覚的にポツンポツンとしか漁に出られなかった感じでした。
例年と異なることの1つに、イサキの漁獲量の減少があります。
イサキはご存知のとおり夏を代表する魚ですが、ここ日向の国では例年梅雨時期が一番漁獲量が多いと経験的に認識しております。
旬と言われる盛夏になりますと、こちらではお腹の卵や白子を出してお腹がぺしゃんこになってしまいます。
むしろ今の梅雨時期が一番お腹が大きくてパンパンしております。
ところが今年は何故かイサキが沿岸に寄っておらず、例年バカバカ釣れる1kgクラスの大バンクラスの親イサキがほとんど釣れておりません。
自然はいつも分からないことばかりですね。
今日は極めて貧漁でした。写真撮るのがはばかれるほど貧漁でした。
ポイントの着け方、時間、仕掛け、餌等々いつのと同じなのですが、いつもの半分の漁獲量でした。
魚には魚の都合があるのでしょうね。明日も漁に出たいと思います。
貧漁のため今日は写真はありません。ごめんなさい。