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せいゆう丸釣行記
1週間お知らせ更新していませんでした。
別にサボってたわけではないのですが、漁がちょっと忙しかったのと、この暑さで体力を失わないよう漁から帰ると早く床につくようにしていた関係で、パソコンの前に座ることが出来ませんでした。
今日は久しぶりに漁を休み、普段出来ないことを色々と片付けておりました。
しかし今年はやたら暑いですねー。例年より早く梅雨が明けたかなあと思っていたら、酷暑が待ち構えていました。
パソコンの横に温度計があるのですが、35度を表示しています。湿度は40パーセントで低いからまだ耐えられますが、それにしても体温近くの気温となるときついものがありますね。
我が家は基本エアコンをつけません。いえ、エアコンはあります。つけないだけです。
電気代払えないほど生活が窮乏している訳ではなく、体を自然環境に慣れさせないと漁が出来なくなると思っているからなのです。
ところで海上は陸上よりかなり涼しいことをご存知でしょうか?
どれほど低いのか測ったことがないので数値で示せませんが、体感的にはかなり過ごしやすいと思います。
漁を終えて港にトコトコ帰ると、陸に近づくにつれムワーっと暑くなります。漁で疲れた体にダメージとして襲いかかります。
オーバーな表現に思われるかもしれませんが、日によっては12時間も船の上にいることがありますので、体力消耗は避けられません。追い討ちをかけるように気温が上がりますと、精神的ダメージになりますね。
帰港すると直ちに獲れた魚の血抜き・脱腹作業をし、洗浄・氷詰めを行います。
それから竿・仕掛けの仕舞いと甲板のお掃除をして、船をきちんと繋いで船での作業は終了となるのですが、港の中は風が通らないので気が遠くなるほど暑いのです。
この過酷な環境を克服するための方法としては、唯一体を慣れさせることしかありません。
従って自宅のエアコンはつけませんし、車もドアガラスフルオープンで走行しております。
汗かいて不快になれば、シャワーを浴びて扇風機の前に座ります。これでいっぺんに爽快になります。エアコンなしの生活に慣れてしまうとこれが出来るんですよね。
こう書き込んでいる間にシャワー浴びてきました。先ほどまでのジトーっとした不快感がうそのようになくなりました。
人間(動物)とは不思議なもので、しっかりした適応能力があるのです。その環境に慣れれば、体が勝手にそのようなものだと思ってしまうのでしょうね。
熱中症にならないよう水分補給は絶対必要ですし、体力のない方やお年寄りは適当にエアコンを使用してもらいたいものです。
気のせいか、最近救急車の出動が多いような気がします。熱中症で救急搬送されたかどうか判りませんが、救急車のサイレン音をよく耳にいたします。
海上で熱中症でぶっ倒れたら、一人で操業している関係上確実にあの世行きでございます。
そんなぶざまな死に方はしたくありませんので、細心の注意を払って白真アジ漁をしたいと思います。
ちなみに写真は35cmクラスの白真アジの塩漬け状況です。