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せいゆう丸釣行記

2016-06-30 03:42:00
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突然ですが、ものごとには波ってものがありまして、波に乗ってしまうと破竹の勢いって言うのでしょうか、それまでに考えられなかったような大きな力が働いてしまうことがあります。

 

大事なことは、そのうねりにどうして乗れたのかを冷静に常に分析することでして、本当に自分の実力だけでそうなったのか、それとも流行りでそうなったのか、それとも他の要因と相まってでそうなったかを客観的に分析できることが極めて重要なことだと、自分はそう解釈しております。

 

ですから今の自分の立場を決して誇ることなく、今の自分の仕事を粛々と続けることが一番大事なことだと、自分はそう信じております。

 

まさかの坂というものは、いつも心のどこかに潜んでいることを心に留めておく必要があると思いますね。

 

常に今の自分の有り様を戒めることは、人としてとても大事なことかも知れませんね。

 

昨日は漁師はみんなお休みしていて、しかも雷ゴロゴロ。

 

沖に出れば東も西も分からない霧にむせた状態。

 

こんな日はキッパリとお休みして、船のメンテでもしておくのがベターと承知しております。

 

そんな訳で自分は昨日も早々とお休みを決めておりましたが、そういえばどんな悪天候の日にも出漁している延縄のお船もお休みしておりましたので、よほど何か不安要素を感じていたのではないでしょうか。

 

突然土砂降りになったかと思うとカラリと晴れてみたり、そうかと思うと雷がゴロゴロしたり、梅雨の末期を思わせるような不気味なお天気でありました。

 

いまや破竹の勢いの広島カープやソフトバンクの快進撃を見ていて、ふとそう思いましたわ。

 

 

 

さてと昨日はジュニアの最後のプロペラのセッティングをしておりまして、何とか間にあった感じでありました。

 

新品のプロペラを購入したらそれこそウン万円が飛んでしまったけど、ナフコで1000円弱で対応できたのは大きかった。

 

おかげで30馬力の非力なパワーと思っていた2気筒ディーゼルエンジンは、推力を発生させるプロペラに物凄いトルクを与え続けていることを肌で感じたし、と同時に低燃費のエンジンの素晴らしさを改めて認識しましたね。

 

今日からジュニアくんでの出漁が始まるようですが、操船されるお方はマックス3000回転まで回るエンジンですけど、念のため2500回転までに抑えて巡航してくださいね。

 

ディーゼルエンジンは連続した高回転は苦手ですので。

 

 

 

いつもこうしてパチパチしながらお外の気配を感じとるようにしておりますが、雨も止んでいるようですし風も無さそうなので、堀切峠から観察して出漁するかどうか決めたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


2016-06-29 06:49:00
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昨日は早朝のうちは大した雨ではなかったが、時間を追うごとに激しくなって、ジュニアくんのプロペラセッティング完了したお昼ころには激しい雨に見舞われ、せいゆう丸のキャビンの中で雨が小止みになるのをじっと待っておりました。

 

今日のお天気調べてみたら、どうやら午前中にまとまった雨雲が宮崎南部にかかりそうでどうやら雨模様のようですが、雨に濡れて風邪ひいて、肺炎でも併発させちゃたら大変になりそうなお方もいらっしゃるので、無理は避けて昨日のうちに休漁を決めました。

 

GPV予報と堀切からの観察で最終判断しようかとも考えましたが、やっぱりお天気良い時のほうが楽しいもんね。

 

ということで、昨日に引き続き雨音聞いてたっぷり10時間以上寝ておりまして、6時に起きてこうしてパチパチ始めました。

 

 

 

さてと、写真はお馴染みタコ釣り名人スーパー爺っちゃまが、蒲江の釣り筏で26日に釣られたものですが、お話伺って面白かったのは、蒲江に行くまでに延岡あたりの途中々で各港に立ち寄りタコ釣りしながら2日かけて蒲江に向かったそうだが、信じられないくらいの入れ食い状態になり、スカリ(タコを入れて活かしておく網カゴ)に入りきれないくらい釣れたそうな。

 

スカリの中には30~40匹位でかいタコがわやわや入って満杯状態だったそうだが、なんと蒲江に出立する早朝起きてスカリを海から引き上げようとしたら、網に穴がほげてて全員脱走していたそうな。

 

その話を聞いて南米あたりの麻薬マフィアの受刑者が、トンネル掘って刑務所から集団脱走したニュースを思い出したが、ひょとすると刑務所ならぬスカリの中で、タコさん達は協議して協力して網をかじって穴を広げたのかも知れないね。

 

タコ釣り名人はさぞかし気落ちしてたかと思いきや、笑い飛ばして大脱走のお話を聞かせてくれましたね。

 

それだけの量のタコをもし市場あたりに出荷したらかなりの金額になるのでしょうが、このお方は釣って人に配って喜んでもらうのだけが楽しみだそうで、お金にはまったく頓着ないみたいだ。

 

ちなみにこのお方、普段タコを主食になさっている訳ではないのでお間違いなく。

 

 

 

最近サビキ釣りをしておりませんが、イサキの時期だと天秤の釣りが主流になりまして、竿掛けにかけた竿の先が 「ククッ」 と海に引き込まれる瞬間がたまりませんよね。

 

ところがこの天秤仕掛けでのお魚の取り込みが慣れないと意外と難しいみたいで、オタオタされてるシーンを割と目にいたしますね。

 

その一番の原因が仕掛けの巻き過ぎでありまして、お魚が喰って慌ててリールを巻いて、勢い余って天秤が竿先に届いちゃうまで巻いてしまうお方がいらっしゃる。

 

そうなると天秤掴もうと片手を伸ばすのですが、竿先は3.5m以上あるけど手の先は伸ばしてもせいぜい2.5m程度だから届くはずがなく、船の揺れもあって片手を挙げたままの珍妙な船踊りが始まるのであります。

 

しばらく踊っておられるが、届かないことにようやく気が付くと、やおらリールをフリーにして天秤を掴むことに成功されるが、ゆるんだハリスのおかげでお魚さんは無事竜宮城にお戻りになるのであります。

 

「あれー?魚が逃げちゃった」 と絶句されますが、逃げたのではなくわざわざ逃がしてあげたのであります。

 

 

 

そんな訳で天秤仕掛けでの取り込みで一番注意しなければならないのは巻き過ぎでありまして、上手なお方は天秤を海の中に留め、道糸を手繰り寄せてテンションを掛け続けながら、お魚が逃げないように慎重に取り込まれますよ。

 

今度天秤でお魚釣りする時には、仕掛けの巻き過ぎだけはしないようにしましょうね。

 

 

今から朝ごはん食べて内海に向かいましょうかね。

 

 

 

 


2016-06-28 06:42:00

帰宅途中に立ち寄った365つり具えさ店で、店主との会話。

 

店主 「一昨日はもの凄くイサキが釣れたそうだね。」

 

自分 「はい、少しは釣れたけど、お刺身食べられる程度でしたよ。」

 

店主 「〇〇さんの船はクーラーボックスに入りきれないくらいだったそうだよ。」

 

自分 「 ・・・ 。」

 

 

 

そうなんです、皆さん相当の大漁だったみたいですが、なぜか自分だけはお刺身程度しか釣れないのですわ。

 

昨日においては釣れ始めたと喜んでいたイサキがまたしょぼくなって、シマアジの稚魚しか釣れなかったのであります。

 

 

 

出港時間は6時前でしたが、朝のうちはお日様が出ていたので、サングラスかけてお日様の方向にまっしぐら。

 

いつもの漁場でありますマップ22番に到着したのは、6時40分頃。

 

潮は軽く南西方向からの上り潮でしたが、一昨日ほどの速さはありませんでした。

 

そのせいか1投目からお魚が食いついて来なくて、何か嫌な予感が頭をよぎりましたが、まさにその通りの展開となってしまいました。

 

メジナやソーダカツオやゴマサバやムロアジが多少釣れて来たけど、肝心のイサキが数えるくらいしか釣れてきませんでしたね。

 

そういえば一昨日姿を見せなかったシマアジの稚魚が結構釣れてましたね。

 

引きが強くて面白いけど、成魚になると1mを超えるシマアジだそうですが、せめて高校生くらいのが釣れてくれると感動ものでしょうがね。

 

でも今の仕掛けだと100%取り込めないだろうなあ。

 

随分前に大分の蒲江で2.5kg位のシマアジの幼稚園生を釣り上げたことがありましたが、幼稚園生そのスピードは凄かったし食味も最高だったことを思い出します。

 

そう考えると稚魚くらいが釣れてくれるのが、せいゆう丸では丁度良いのかも知れませんね。

 

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今日は朝から雨模様の上、雷の予想も出ていたので、昨日から休漁を決めておりました。

 

爺っちゃま達を肺炎でもさせたら、たいへんたいへん!

 

10時間たっぷり寝たので元気一杯でありまして、家で久しぶりに朝ご飯食べて、これから橋の下の天然ドックでジュニアくんのプロペラ調整などしておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2016-06-27 02:56:00

毎回々海に出るたび自分の腕の悪さを痛感しておりますが、昨日も華々しい釣果に恵まれませんでした。

 

 

 

今頃が一番お日様が長く昇っていらっしゃる時期ですが、起床時間が午前2時前後と早いので遅くても午後7時に就寝せんと寝不足になりまして、テレビの番組など見ていたら翌日の体調にガクンと来てしまいます。

 

若かりし時はそんなこと考えたこともなかったが、初老を迎えたここ最近は睡眠時間の確保は重要な健康維持の要素になってきております。

 

そんなこと分かっているのに、昨日は日向木挽ブルーをチト飲みすぎて少し寝るのが遅くなって、こうしてパチパチするにも力が入らないのでありますが、あまり釣れなかった昨日を反省を交え振り返ることにいたします。

 

 

 

漁場マップ22番にお船を付けると程なくして漁友SI氏も加わり、いつものようにお互い近くで釣り開始。

 

今まではシマアジの稚魚が1投目から真っ先に飛びついてきておりましたが、昨日はイサキが喰ってきてくれました。

 

一昨日は1匹も姿を見せなかったイサキが1投目から釣れるとなると、ようやくイサキの時期が来たことを実感できたのですが、そのあとなかなか続かない。

 

一方SI氏の竿は曲がりっぱなしでたいそう忙しそうだが、こちらはまるでお暇状態。

 

 

 

結局例によってお刺身食べる程度しか釣れなくて、潮の関係で1時半頃納竿。

 

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あいも変わらず釣れてないお船ですなあ。

 

 

 

今日は午後から雨模様だから、午前中頑張ってお刺身釣りに行きますわ。

 

でも多分ダメだろうね。

 

1度で良いから 「ドドーン・ババーン」 と写真入りで釣果を自慢したいものですね。


2016-06-26 02:59:00
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一昨日ジュニアくんで本カツオを捕まえてこられたお方からメールが来てまして、こんな美味しそうなお写真を添付してくれてました。

 

嬉しいですがね、こんな立派なお料理になるなんて。

 

ますますジュニアくんの活躍に期待持てますなあ。

 

 

 

さてと、昨日は大雨・強風・雷注意報が出ていたのでお休みにしましたが、結果としては雨降らず・雷鳴らずだったけど、何となくいやらしいお天気で怪しかったですね。

 

最近毎日沖に出てカツオ漁をしている漁船が昨日は港に泊っていたので、漁師の皆さんも予報を警戒し経験的に取り止めたのかも知れません。

 

こんな時はお休みにしてメンテナンスでもやるのが一番でして、夜明け頃からジュニアくんのプロペラ修理に取りかかっておりました。

 

ところがどうにも調子が出ないと言うか、身体が気だるく重い感じがして仕事がはかどらない。

 

どうやら前日に小型船舶安全会の総会に参加したので寝たのが10時近かったため、睡眠時間が4時間足らずだったのが原因だったようですが、一度取り掛かったお仕事を止めるわけにはいかないので、昼過ぎまでペラのことをしておりました。

 

 

 

「エンジンの回転は上がるのですが、お船のスピードが全然上がらなくなったですわ!」

 

一昨日帰って来たジュニアくんの船長がこうおっしゃてたので、ペラの滑りだとすぐに分かりましたが、その報告を聞いて心が一気にブルーになっちゃいましたわ。

 

と言いますのも、ペラの中心部にゴムのブッシュと呼ばれるペラが石などと衝突した時ギヤの損傷を防止するものが圧入されてますが、経年劣化でこれが磨り減り負荷をかけると空回りし始め、ペラの交換を余儀なくされてしまうのあります。

 

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写真は借り物でジュニアくんのではないが、こんな感じかな。

 

このような場合、ペラに何の損傷もなくても廃棄して新品を購入しなきゃいけないのが一般的なのですが、自分にはどうにも納得がいかないので何とかしようとなった訳です。

 

取り寄せるのに時間がかかることもありますが、ペラのお値段は自分にとって目が飛び出るくらいお高いので、それこそ 「どげんかせんといかん」 ごとなったなった次第。

 

 

 

あれこれやって上手くいかないので、あちこち相談してみましたが答えはいずれも 「交換するしかないですよ。」 でありまして、ますます心がブルーになりかけておりましたがが、突然大昔のことが閃いたのであります。

 

高校生の頃、草刈機に2馬力のペラを取り付け船外機を作りかけたが、回転部とペラの溶接が素材の不一致でどうにもならなかった時、ある簡単な方法を思い付いて完成させたことを思い出して、それをそのままやってみたら何と大成功だったのですね。

 

たったプロペラ1個のことだけで、橋の下の天然ドックで半日以上費やしての作業でありましたが、終わった時にはさすがに疲れ果ててせいゆう丸のキャビンで1時間爆睡しちょりました。

 

修理に要した材料費は200円程度でしたので、十分納得いく修理内容でありました。

 

これでジュニアくんに乗って安心して操船してもらえるので、凪ぎの日だったら沖の60m付近も徹底的に探索して、美味しいお魚を捕まえて来ると良いね。

 

 

 

 

さあて時刻は午前3時前となりましたので、そろそろ出立しましょうかね。

 

今日は安心して沖に出られそうです。

 

イサキさんよ、お願いだからそろそろ出ておいで。頼むよ!

 

 

 

 

 

 


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