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せいゆう丸釣行記

2016-06-29 06:49:00
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昨日は早朝のうちは大した雨ではなかったが、時間を追うごとに激しくなって、ジュニアくんのプロペラセッティング完了したお昼ころには激しい雨に見舞われ、せいゆう丸のキャビンの中で雨が小止みになるのをじっと待っておりました。

 

今日のお天気調べてみたら、どうやら午前中にまとまった雨雲が宮崎南部にかかりそうでどうやら雨模様のようですが、雨に濡れて風邪ひいて、肺炎でも併発させちゃたら大変になりそうなお方もいらっしゃるので、無理は避けて昨日のうちに休漁を決めました。

 

GPV予報と堀切からの観察で最終判断しようかとも考えましたが、やっぱりお天気良い時のほうが楽しいもんね。

 

ということで、昨日に引き続き雨音聞いてたっぷり10時間以上寝ておりまして、6時に起きてこうしてパチパチ始めました。

 

 

 

さてと、写真はお馴染みタコ釣り名人スーパー爺っちゃまが、蒲江の釣り筏で26日に釣られたものですが、お話伺って面白かったのは、蒲江に行くまでに延岡あたりの途中々で各港に立ち寄りタコ釣りしながら2日かけて蒲江に向かったそうだが、信じられないくらいの入れ食い状態になり、スカリ(タコを入れて活かしておく網カゴ)に入りきれないくらい釣れたそうな。

 

スカリの中には30~40匹位でかいタコがわやわや入って満杯状態だったそうだが、なんと蒲江に出立する早朝起きてスカリを海から引き上げようとしたら、網に穴がほげてて全員脱走していたそうな。

 

その話を聞いて南米あたりの麻薬マフィアの受刑者が、トンネル掘って刑務所から集団脱走したニュースを思い出したが、ひょとすると刑務所ならぬスカリの中で、タコさん達は協議して協力して網をかじって穴を広げたのかも知れないね。

 

タコ釣り名人はさぞかし気落ちしてたかと思いきや、笑い飛ばして大脱走のお話を聞かせてくれましたね。

 

それだけの量のタコをもし市場あたりに出荷したらかなりの金額になるのでしょうが、このお方は釣って人に配って喜んでもらうのだけが楽しみだそうで、お金にはまったく頓着ないみたいだ。

 

ちなみにこのお方、普段タコを主食になさっている訳ではないのでお間違いなく。

 

 

 

最近サビキ釣りをしておりませんが、イサキの時期だと天秤の釣りが主流になりまして、竿掛けにかけた竿の先が 「ククッ」 と海に引き込まれる瞬間がたまりませんよね。

 

ところがこの天秤仕掛けでのお魚の取り込みが慣れないと意外と難しいみたいで、オタオタされてるシーンを割と目にいたしますね。

 

その一番の原因が仕掛けの巻き過ぎでありまして、お魚が喰って慌ててリールを巻いて、勢い余って天秤が竿先に届いちゃうまで巻いてしまうお方がいらっしゃる。

 

そうなると天秤掴もうと片手を伸ばすのですが、竿先は3.5m以上あるけど手の先は伸ばしてもせいぜい2.5m程度だから届くはずがなく、船の揺れもあって片手を挙げたままの珍妙な船踊りが始まるのであります。

 

しばらく踊っておられるが、届かないことにようやく気が付くと、やおらリールをフリーにして天秤を掴むことに成功されるが、ゆるんだハリスのおかげでお魚さんは無事竜宮城にお戻りになるのであります。

 

「あれー?魚が逃げちゃった」 と絶句されますが、逃げたのではなくわざわざ逃がしてあげたのであります。

 

 

 

そんな訳で天秤仕掛けでの取り込みで一番注意しなければならないのは巻き過ぎでありまして、上手なお方は天秤を海の中に留め、道糸を手繰り寄せてテンションを掛け続けながら、お魚が逃げないように慎重に取り込まれますよ。

 

今度天秤でお魚釣りする時には、仕掛けの巻き過ぎだけはしないようにしましょうね。

 

 

今から朝ごはん食べて内海に向かいましょうかね。