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せいゆう丸釣行記
いつものように午前3時前に目が覚めて、マックスバリューに出かけ半額の日配品を大量にゲットして、ニヤニヤしていたせいゆう丸の船長でありましたが、「凪なのになぜ出てこない?」と、叱責のお電話頂いたのは午前6時半頃。
のっけから今日もダメだろうと諦めていた自分は、マックスバリューで半額商品を多数手に入れ、安心しきって2度寝しておりました。
先輩漁友のMA氏とMI氏からそんなお電話を相次ぎいただき、眠い目をこすり擦り内海港に向かう。
先輩達から下り潮がやたら早いという情報をいただいておりましたが、実際にタンク前に移動途中、せいゆう丸の船足が時速9kmの船速がガクンと5kmに落ちる。
そうなんです、時速4km以上の下り潮がはいってきていたのです。
ノットにすると約2.5ノット。
ほとんど天草海峡か関門海峡の渦潮の世界ではないか?
我がせいゆう丸は時速9kmで進んでいるので、5kmでしか北進できない。
なんとか一番近い漁場のタンク前に到着し2丁イカリを打つも、イカリ同士がこんがらかって失敗。
2度目は砂イカリを投入し、なんとか掛かるもすぐに外れて漁礁に引っかかり、回収に大変なことに。
結局あきらめて今日の漁は止めることにしました。
先輩漁友達は頑張って午後まで振っていたそうですが、1匹の魚を捕ることできずに失意のまま帰港されたそうです。
海も季節の変わり目に来ているようで、夏場にこんな下り潮はなかったのでいよいよ海も秋模様になってきたのかな?
あさってから台風18号の影響を受けるので、しばらく内海での漁は無理かもしれません。
やれやれですね。
世の中何が起こるかわからないものですね。
御嶽山で命を落とされたり怪我をされたりして、被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞い申し上げます。
生きている以上命に関わる出来事にいくつも遭遇するものですが、よもや突然の噴火で命を落とすとは予想できなかったでしょうね。
噴火の場所に近い神社の屋根のひさしに頭を突っ込んで難を逃れた人もいれば、その人の後ろで隠れることができなかった複数の人が飛んできた岩石で落命されたそうで、その方達の重みでしばらく動けなかったらしい。
運命は紙一重なんですね。
平和でお幸せな人生が何となく送れる日本では、最近衝撃的な災害が頻発していますよね。
世界の中で先進国の仲間に入っている日本において、自分もまさかこんな災害で数十人・数百人単位で人が亡くなるような災害が多発するなんて考えておりませんでした。
「過去にはそんなことがあったかも知れないが、今の時代にそんなことが起こるわけない・・・」
自然を支配する神様が、そんなおごり高ぶった考えに警鐘を鳴らしているのでしょうか?
自然の中で仕事をさせていただいてる自分でさえ、心のどこかに奢りがあるかも知れません。
自然を敬い自然を恐れ自然に恵みを頂戴する気持ちを忘れてはいけないですね。
とは言うものの台風18号の発生にはがっかりしました。
「神様、いい加減にしてくれよ」
罰当たりなせいゆう丸船長であります。
多分来週一杯、漁ができないでしょうね。
さて昨日も日向に出向き、ディーゼルエンジンと格闘しておりました。
船外機と違って狭いエンジンルーム(箱の中)に潜り込んでの作業なもんで、とにかくしんどい。
ネジ一本外すのに頭が入らないので手探りで外していると、そのうちネジが手から転げて下に落下。
そのネジを探すのに体を入れ替え向きを変え。
作業が大変非効率なのであります。
ただ船外機と違って海にレンチがポチャン、てなことがないのでその点は安心でありますが、夏にできる仕事ではないですね。
エンジンはヤマハのD131で、2気筒のノンターボです。
構造は極めてシンプルで、ヤンマーと比べると全体的に小さめな感じがいたします。
ブローバイガスの発生がハンパないので、インテークマニホルドに導きましたが、心配なのはガスがさらに増えた場合燃料カットしても止まらない暴走が起こりうることであります。
ミッションの自動車であればギアを入れてクラッチポンで止まりますが、船の場合エンジンオイルを使い果たすか、壊れるまで待つかになりますので、ホースを簡単に抜けるように細工しました。
オルターネーターのベルト張り調整や、各ケーブルに潤滑油を圧入したりと、まあやりだしたらキリがないくらい仕事がありまして、オイルやススで真っ黒になりながらエンジン復活に向けて毎日作業をしております。
なんとか台風の時期が早く去って、漁に戻りたいものです。
一昨日は祖母の33回忌の法事がありまして、久しぶりの串間でありました。
先輩漁友から電話が入り、海の状況を聞かれるが串間の芋畑の中で全くわからない。
台風17号の発生で完全にやる気をなくしている、せいゆう丸の船長であります。
ところで、昨日のニュースで九州電力は太陽光発電設置の新規受付と未決済の申請を一時凍結すると発表しました。
その筋の業界には激震が走ったようですが(中には折込済みでそうでない人がいたかも)、まあ大変なことなんでしょうね。
電力需給のバランスが崩れると、大規模停電になる可能性があるととの説明だそうだが、本当に本質はそこにあるのでしょうかね?
世界に先駆けて脱原発を打ち出し、太陽光発電に大きく舵をきったドイツは、2012年頃から買取価格が下がり始め、当初のお約束の価格で買取してもらえなくなり、こんなはずじゃなかったと、新設件数がガタ落ちしているそうだ。
日本でも同じことが起こっているだけではないですかね。
日本では買取価格が固定されていて、それが年を追うごと段々安くなるらしいから、駆け込み的に申請が急増しているそうな。
時間はあるが貧乏なせいゆう丸の船長に関係した問題では無いように思えますが、いえいえいくら貧乏であっても、電気代を節約しても、「再エネ発電賦課金等」という名目で買取価格との差額を否応なしに払わされているので大問題なのであります。
ところで原発がほとんど止まった今現在、電気に関して何か変わったことありますかね?
電気代が少しずつ上がってきたこと以外、特に変化は感じられませんよね。
省エネの意識が浸透してきたのか、計画停電の実施とか夏のピーク時には足りなくなるとか、もう聞くことなくなりました。
貿易収支の発表で、天然ガス等の輸入が増加し赤字だということは聞きますが、少なくとも原発を稼働させなければ今すぐ大変なことになることではなさそうだ。
専門家ではないから憶測でしか語れませんが、東日本大震災以降、火力発電所や水力発電所などの既存の発電設備をフル活用して間に合わせているんじゃないかな?
もしそうだとしたら、日本国内の既存の発電設備はかなりの余力がありながら、利権がらみで「原発が止まったら大変なことになる」と、本来規制の側に立つべきだった旧原子力保安委員までがオオカミ少年のごとく危機感を煽っていたのではないだろうか。
原子力産業は官と民、双方にとってまことに美味みのあるものなんでしょうね。
持ちつ持たれつ、本当にお幸せな構図であります。
確かに太陽光発電も今後大きな産業になるのでしょうが、どこまで買取り制度を維持できるのか、計画をされている方々にはじっくり見極める力が求められると思います。
国は需要と供給のバランスが崩れてまでも制度を維持すると盲信しないほうが良いかも知れません。
日本が誇る世界一の年金制度だって、何となくあてにならなくなりつつあるのですから・・・。
釣行記なのに釣行できないので、このホームページをご覧頂いている皆さんには退屈な話であろうと思いつつ、日向の故障中のお船の修理について書き込み致します。
日向に向かう途中、川南漁港から見えた日向灘の状況は凄いことになっておりました。
うねりがある訳ではないのですが、北東からのかなりきつい風が吹きつけていて、白うさぎが無数に跳ねておりました。
大型漁船なら出られるかもしれませんが、小型船ではとても無理な状況でした。
日向についてまず取り掛かったのが船底にたまったビルジの除去。
手動ポンプで排出すること1時間。ようやく排出完了。
100ℓ近くあったかも。結構しんどかった。
エンジンルームに潜り込み、海水フィルターを外してみるとステンメッシュにびっちりとへばりついた木屑が固着するほど密集状態。
「ああ、やっぱりこれか」と思いながら、さらに潜り込んでインペラを外すためホース2本を外し、いよいよインペラカバーのボルト6本を緩め、ついにインペラとご対面!
ツンつくりんのツルツルてんでありました。
多分ゴミが溜まったまま稼働させ、ついに水が行かなくなったため潤滑がなくなり、インペラの羽がブチ切れたのであろう。
インペラが駄目だと分かれば、エンジン始動しても羽がちぎれる心配がないので、始動してみました。
掛かりがかなり悪く、ブローバイガスの発生がハンパない。
おそらく1日稼働すると500cc位はエンジンオイルが減ってしまうんじゃないかな?
オーバーホールするか、騙しだましオイルを補充しながら乗り続けるか、悩む状況のようです。
本日(25日)は祖母の33回忌で、両親を串間に連れて行く日であります。
今度の台風の荒天で、お断りさせていただいたお客様には本当にお気の毒に思っておりますが、安全のため仕方ないのであります。
関東や関西からのお客様も予約いただいていまして、せっかくの機会が残念な結果になり、がっかりされていることでしょう。
今日は少し寝坊して先ほど(午前4時)目が覚めまして、PCを立ち上げヤフーのニュースに目を通していると、「台風17号 日本に影響か?」、の文字が・・・・。
冗談じゃないよ。俺を殺す気か?
慌てて電話で天気予報を聞いてみると、明日まで北東の風で2メートルの波があり、出られそうもない。
明後日ころから台風のうねりが来そうで、多分漁師も避難港にそのまま船を泊めパチンコであろう。
漁師の世界も超高齢化が進んでいるようで、70台は青年だそうです。
まったく慌てないのであります。台風が発生すると避難港で過ぎ去るまで微動だにしないのです。
毎年のことですがこの時期は頭が痛いのであります。
こちらはやる気まんまんなのですが、海が受け付けてくれない。
休漁の日は、普段やれないことをまとめて手がけているのですが、やはり海で漁がしたいし、お客様の喜ばれる顔が見たい。
串間に行くついでに福島港の様子を見てこようかな?