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せいゆう丸釣行記
一昨日は祖母の33回忌の法事がありまして、久しぶりの串間でありました。
先輩漁友から電話が入り、海の状況を聞かれるが串間の芋畑の中で全くわからない。
台風17号の発生で完全にやる気をなくしている、せいゆう丸の船長であります。
ところで、昨日のニュースで九州電力は太陽光発電設置の新規受付と未決済の申請を一時凍結すると発表しました。
その筋の業界には激震が走ったようですが(中には折込済みでそうでない人がいたかも)、まあ大変なことなんでしょうね。
電力需給のバランスが崩れると、大規模停電になる可能性があるととの説明だそうだが、本当に本質はそこにあるのでしょうかね?
世界に先駆けて脱原発を打ち出し、太陽光発電に大きく舵をきったドイツは、2012年頃から買取価格が下がり始め、当初のお約束の価格で買取してもらえなくなり、こんなはずじゃなかったと、新設件数がガタ落ちしているそうだ。
日本でも同じことが起こっているだけではないですかね。
日本では買取価格が固定されていて、それが年を追うごと段々安くなるらしいから、駆け込み的に申請が急増しているそうな。
時間はあるが貧乏なせいゆう丸の船長に関係した問題では無いように思えますが、いえいえいくら貧乏であっても、電気代を節約しても、「再エネ発電賦課金等」という名目で買取価格との差額を否応なしに払わされているので大問題なのであります。
ところで原発がほとんど止まった今現在、電気に関して何か変わったことありますかね?
電気代が少しずつ上がってきたこと以外、特に変化は感じられませんよね。
省エネの意識が浸透してきたのか、計画停電の実施とか夏のピーク時には足りなくなるとか、もう聞くことなくなりました。
貿易収支の発表で、天然ガス等の輸入が増加し赤字だということは聞きますが、少なくとも原発を稼働させなければ今すぐ大変なことになることではなさそうだ。
専門家ではないから憶測でしか語れませんが、東日本大震災以降、火力発電所や水力発電所などの既存の発電設備をフル活用して間に合わせているんじゃないかな?
もしそうだとしたら、日本国内の既存の発電設備はかなりの余力がありながら、利権がらみで「原発が止まったら大変なことになる」と、本来規制の側に立つべきだった旧原子力保安委員までがオオカミ少年のごとく危機感を煽っていたのではないだろうか。
原子力産業は官と民、双方にとってまことに美味みのあるものなんでしょうね。
持ちつ持たれつ、本当にお幸せな構図であります。
確かに太陽光発電も今後大きな産業になるのでしょうが、どこまで買取り制度を維持できるのか、計画をされている方々にはじっくり見極める力が求められると思います。
国は需要と供給のバランスが崩れてまでも制度を維持すると盲信しないほうが良いかも知れません。
日本が誇る世界一の年金制度だって、何となくあてにならなくなりつつあるのですから・・・。