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せいゆう丸釣行記
気象庁発表の海水温の分布図で、ようやく21度の等温線が日向灘に入り込んできました。
26日午前5時、いつものように内海港を出港しましたが、今年初めて小さめなトビウオが1匹でしたが飛ぶのを確認しました。
ようやく黒潮が来流したことを肌で実感いたしました。
サゴシはめっきり数が少なくなりましたが、アジの動きが確実に活発になってきました。
南東の風が強くなり、午前9時に帰港しましたが、大・中アジが合わせて14匹・ソーダカツオ2匹・カサゴ1匹・サゴシの大が1匹の結果でした。
3日程時化るようですが、楽しみな季節がやってきました。
昨日雨の中漁に出てまいりました。
しとしと雨降る中、寒さにがながな震えながら午前5時20分出港。
雨雲が空をびっちり埋め尽くしているため、うす明るくなるのを待っての出港でありました。
魚探を見ながら船を進めると、何となく魚の反応に変化が見られました。
何が違うかに具体的に説明できませんが、「何か違う。ひょっとして待ちに待った黒潮の来流か」、と思いつつサゴシとイサキを確保した後、タンク前でイカリ投入。
流れはほとんどなく、わずかに沖から岸に向かう僅かな潮流で、しかしアジと思われる反応がちょっと元気よく躍動しているようです。
潮の色は相変わらず緑色に濁っていますが、今までのどよよーんとした感じではない様子。
1投目から中アジが活発に食ってきて、久しぶりのアジの感触を楽しみました。
ほどなくして食いが止まり、結局10数匹でしたが本当に久しぶりのアジ漁でした。
16・17日と早朝のサゴシ漁をしてまいりました。
両日とも2桁までにはなりませんでしたが、まずまずの釣果でありました。(写真は撮っていません)
いつの間にか立派なヤナギとなりまして、全て1キロを超えてきました。
肉の厚みも増し本当に美味そうな魚であります。
魚は全て販売しますので、自分で食する機会がなく、あくまで美味そうなのです。
ところでこのサワラという魚ですが、鯖の仲間で顔つきからして獰猛なお魚であります。
30号のハリスを使用していますが、漁の最中もキチンと点検しなければギザギザになって切れてしまいます。
そんなサワラでありますが、高速で飛びつき噛み付く行動に至らせるためには色々と工夫が必要であります。
ただ単にキラキラしたルアーをヒラヒラさせるだけではサワラ君の興味を引くことは出来ません。
逆にサワラ君の興味を引く大好きなアクション・スピードを演出してやると、驚く程食いついてくるものなのです。
季節・水温・透明度・潮流・水深・小魚の種類等々条件は限りなくありますので、明確な解答はありませんけど、傾向はあると思います。
その傾向を読み取るのが技術であり、毎日漁にでる理由であります。
サワラ君達も一日々のリズムで行動しているように思え、同じ時間帯に同じように食ってくる時が多く、その時合に人様が合わせて漁をするあんばいであります。
それにしても今年の黒潮来流はどうなっているのでしょうかね。
あいも変わらず潮は緑色した濁りで、どよよよーんとしています。
漁友の話だと、デカサイズの白真アジが時折所々で数匹釣れるそうですが、スカの時が多くあてにならない様子。
従って最近アジ釣り用の餌を持って行きません。
冷凍庫への出し入れが面倒であります。
しばらくは自然からのお恵みのサワラ君達とお付き合いしたいと思います。
本当に自然に対し有難いと感謝しています。
昨日はちょっと御用があって休漁しましたが、産直のお店に宮崎沖で釣れた良型の真アジが20匹ほど出ておりました。
宮日新聞の釣り情報では、ここ1月程「日ムラ場所ムラがあり」と、不漁の状態を表現しております。
しかしムラどころか、全く釣れない状態がどれほど続いているのか、自分の先輩たちに伺っても記憶にないとのこと。
気象庁が発表している海水の温度分布図を、自分は毎日チェックしておりますが、上の分布図が去年の3月7日で、下が今年の4月12日 昨日の分布図です。
21°cの等温線がよく似ているので、日向灘においてはよく似た環境と思います。
去年は平年より水温が高めだったようですが、それにしても1ヶ月以上、21°cのラインが来流してこないのす。
海の色もまだまだ茶色っぽく、活気がない感じですね。
今日は低気圧が通過しているので、明日までお休みです。
明後日は出漁できると思います。
「漁がない時はジーッとしておく。」
これは私なりの経済哲学でありまして、お金が入らない時はお金を出さない工面をすることだけでなんですが、人間ここらへんが上手にできないんですよね。
近くて便利・・・。
どこかで聞いたコンビニのキャッチコピーですが、この「便利」というのがお金を垂れ流しにする元凶で、私たちは「便利」にどれだけお金をつぎ込んでいるか。
60年の間に、貧困に喘いでいた時代から、お金さえあれば何でも手に入る時代にこの国は変貌を遂げたわけですが、今生活に本当の豊かさを感じられる人がどれくらいいるのもでしょうか。
何の不自由もなく便利な生活が、人様にとって本当に幸せなことなのか、そろそろ日本人考えたほうがいいんじゃないでしょうかね。
「便利」をお金で購入していると、「不便」の大事さをいつのまにか忘れてしまうのではないかな。
お勤めをしている方々は、なかなか自由な時間がないからやむを得ないところもありますが、「便利」を求めて何でもかんでも人に任せる生活は少し改善すべきだと思います。
本来自分ですべきことをお金を払って人に任せてばかりいると、なんにもできない可哀想な人間を作り上げてしまわないか、危惧しております。
自分はコンビニに入ることはいたしませんが、庶民の台所であるスーパーや地産地消のお店にはよく行きます。
目的は食料品の価格の把握でありますが、それと同時に奥様方の消費行動をもチェックしています。
真っ黒い顔をしたいかにも漁師風なオッサンが、買い物カゴを持たずに人の買い物カゴをチラチラ見ていたら、私だと思ってください。
そこで気がつくのが若い方からお年寄りまで、惣菜ものを好んで購入されていることです。
特に揚げ物は皆さんお好みのようで、フライ系は大人気のようであります。
一方、お魚のような面倒くさい食材はあまりお好みのようでなく、せいぜい調理済みのパックものを買われるくらいかな。
漁師の自分としては、奥様方に超新鮮で本当に美味しいお魚を料理してもらい、ご家族に喜んで食べていただきたいと思うのですが、もはや夢物語なのでしょうかね。
悲しいことです。
さて、魚の活性がなく漁に期待できない最近は、餌釣りから遠ざかっておりましたが、今日は久しぶりにサビキ釣りをしてみました。
一日粘って、デカ白真アジ2匹 カイワリ6匹 チダイ1の貧漁でしたが、そろそろ動きが出てきたように思えます。
今日は写真撮っていませんが、来週は威張って写真アップできるといいのですが。