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せいゆう丸釣行記
今年最後の釣行は、初めてご乗船いただいたMAさんとHAさんのお二人との漁となりました。
お二人とも道具を拝見すると、かなりコアでヘビーな釣師のようであります。
完全小物釣師であるせいゆう丸の船長の道具が、かなりみすぼらしく見えてしまう。
今日もいつものポイントに向けて6時出港でありましたが、ベタ波で気象庁発表の北西の風がいつ強まるのか不安を抱えての出発でありました。
あたりが薄明るくなった頃ポイントに到着して、船を流してみると僅かな上り潮でありました。
岩礁の南側には魚影がはっきり写っておりましたので、イカリを南西方向にドボンと投入。
一発で決まってしまいました。
しばらくサビキを振っているとアジの鋭いアタリが竿先に伝わってくる。
6~7匹程中アジを釣り上げたところでなぜか一斉に移動されたようで、全くアタリがなくなってしまいました。
その後北側にかけてみたり、中央付近にかけたりするが、中アジは全く姿を見せない。
ただアジ子はコンスタントに釣れ続けましたので、MAさんは泳がせ仕掛けも投入しておりまして、10時と10時半ころに良型のヒラメをゲットされました。
写真撮るのを忘れておりましたが、いよいよヒラメがやってきたようであります。
昼前になると天気予報通りに風が強まってきたので、早めの納竿といたしました。
せいゆう丸は今後も毎日出漁しますので、また時間が取れた時にお出でくださいませ。
今年最後の書き込みとなりましたが、毎日たくさんの方々のアクセスをいただいて感謝感謝であります。
年明けて2日から出漁しますが、その様子は出来るだけ随時皆様にご報告したいと思います。
皆さん、良い年を迎えられますように。
今日は12月31日。
早いものですな。また1年が過ぎようとしております。
自分も若かりし頃はクリスマスだ、正月だと、なんとなくワクワクして意味分からず浮かれていた気がしますが、残りの人生の年数が数えられる年ともなりますと、日常とさほど変わらなくなってしまいますね。
本日まで漁にでますが、今日も初めてのお客様に恵まれて出漁いたします。
この1年、最後の最後までお客様に恵まれて、せいゆう丸の船長は幸せ者であります。
まことにありがとうございました。
さてさて、27・28日の釣行の報告が出来ておりませんでしたので、改めてご報告させていただきます。
詳報といっても、年齢を重ね、アルコール摂取過剰の影響で半分以上忘れていますが、記憶をたどりたどりしながら書いてみます。
出港時にトラブルがありたいへんご迷惑をおかけしましたが、なんとかアジとヒラメをゲットされました。
最近ずっと上り潮が続いておりましたが、3日前あたりから下り潮に転じましたが、いよいよ内海沖も冬の海に近づきつつあるようです。
この日も岩礁地帯の北側にアジが居着いておりまして、南側はもぬけの殻状態でありまして、潮の変化に気づいてない船はさっぱり釣れておりませんでした。
しかし年末休暇に入ったからでしょうか、まあ釣舟の多いこと多いこと。
よそで釣れていないことを知っているのかいないのかわかりませんが、それにしても狭いポイントに6~7隻も集結するからたまったものではない。
特にめったに出ることのない釣り船の行動は、既にイカリを打って釣りをしている船を発見することから始めるようで、ひしめきあっている船の集団を見つけると一目散にすっ飛んでくるようだ。
極めて迷惑である。
「なんだ何だ?」と、アホな顔して近づいてくるカモメとよく似ている。
対応策としてせいゆう丸は例によってポンポンの術で右に左に船体を振り回して迷惑船の侵入を阻むが、油断するとすぐに縄張りを侵犯してくるのであります。
最近の船外機はアイドリング回転付近ではほぼ無音のため、よほど聞き耳立てておかないと上流側からの侵入者に気が付かない時があるのです。
この日釣れた船は自分を含めて2~3隻で、自慢じゃありませんが、せいゆう丸が一番釣ったのは言うまでもありません。
ITさん親子が青物のお顔を拝見することはありませんでしたが、良型のヒラメが釣れた時には本当に嬉しそうでありました。
息子さんは中学生で、錦江湾の釣りを含め今日が3度目の船釣りだそうです。
錦江湾はいつも鏡のような穏やかな表情をしておりますので、日向灘の荒々しい波が気がかりでありました。
息子さんは酔い止めのお薬を飲んでこられたそうですが、残念ながら気分が悪くなりずっとおネムネムされておりました。
自分も若い時はかなり船酔いが激しかったものですから、その辛さは痛いほどわかります。
それでも船釣りが好きだったから、アンプル飲んで釣行していたものです。
さて、この日は良い下り潮が来ておりまして、魚の活性がかなり高かったですね。
水深32メートルの場所なのですが、20メートルまで仕掛けを上げてもアジが食ってきます。
30cmオーバーの大きめなアジも混じり、50匹以上の豊漁でありました。
ISさんもかなりアジを釣られておりましたが、残念ながら青物やヒラメはお出でになりませんでした。
その日によって違いはありますが、水温が低下してくるこの時期はサビキでかなり釣果が変わってまいります。
青物狙いで太物仕掛けにするとアジがあまり釣れないし、細物仕掛けだと青物は狙えないし、ジレンマなのであります。
自分は奥様方御用達のアジを釣らねばならないので、ピクピクしたらすぐ巻き上げるため、青物やヒラメとはちょこっと縁遠いのでありまして、この釣行記を盛り上げるのには少しばかり物足らないかもしれませんね。
「青物大爆釣」と、華々しいタイトルをつけて、デーンと写真貼り付けたいところでありますが、自分はあまり好きではありませんな。
あくまでもせいゆう丸は細々とアジを釣るのであります。
とは言っても今年の青物は多かったですね。
まだうろちょろしているようですが、こんな自分でも今シーズンにカンパチ15尾・ブリ20尾ほど上げてますので、かなり来琉しているのだと思います。
1回目・2回目とも台風の時化で中止になり、3回目はアジが全く釣れないため、こちらからお断りさせていただいた経緯があり、4度目の今日だけは何とか凪ぎであってほしいと願っておりました。
その願いが通じたのか、今日は朝のうちはほとんど無風で波ゼロの絶好の釣り日和となりました。
いつものようにまだ真っ暗すみの午前6時に出港しましたが、港を出てもほとんど波の気配を感じない。
「やりましたね、ISさん」
思わずそうつぶやいてしまいました。
問題は海の中の状況でありまして、昨日のような惨敗は何が何でも避けたい。
しかしこればっかりはお魚の気分しだいでありまして、誰にもわかりませんよね。
食欲あるかどうかは主に水温と溶存酸素濃度と言われておりますが、まあ確かに氷点下の寒空の中でかき氷食べろと言われても無理な話ですわな。
水温の変化があったのは間違いないと思っておりますが、お魚さん達は慣れるとまた食い始めるんですよね、これが。
今日も場所は違えどビッチリ魚影が出ておりまして、昨日より活性は高そうでした。
予想通り一投目からアジ子がプルプル食いついてきて、3匹4匹とぶら下がってくる。
そのうち中アジが釣れ始めて、少しホッとしたせいゆう丸の船長でありました。
青物を得意とする漁友が程なくしてやって来られ、船を並べて釣っておりましたら、ISさんの竿がグニャリと曲がり、しばらくやり取りしておられましたが、5号のハリスだったため痛恨のハリス切れでジ・エンド。
ISさんはすぐに10号ハリスの仕掛けに替えられてプルプルしておられましたが、ついに待望の大きなあたりがありまして必死の形相で格闘されておりました。
ISさんはおよそ3年ぶりの釣りだったそうで、数分のやりとりの末上がってきた4kg位のブリ君を抱えて満面の笑みでありました。
その後活性が極端に落ち、風も強くなってきたので11時頃に納竿することにしました。
自分もよっちゃん広場に出せる程度のアジが釣れました。
晩酌の時間が来てますので、手短かにご報告します。
今日は以前からご利用の予約いただいておりました、UWさんのご同乗でありました。
前回は悪天で中止となり、今日は仕切り直しでありました。
昨日の絶好調のイメージを保ちつつ漁場にご案内したところ、全然違う世界が待っておりました。
結果、アジが10匹前後・アジ子が20匹程度で撃沈でありました。
昨日は底から10m上がったところで食ってきたのに、今日は底たんでしか食わない。
魚影はかなりあるが、まるで活性がない。
水温か酸素濃度かわかりませんが、とにかくダメでした。
もう晩酌が始まってしまい、文章書きが怪しくなってきたので写真のみの報告にします。
30cmオーバーの良型アジもチラホラ混じり、豊漁が続いております。
写真は4段重ねで50匹くらいいたかも?
正月前で需要が多いため、いつもより多めに釣りました。
青物は概ね下り潮が支配するようになったので、もう終わりかな?
その代わりヒラメが来琉するかもしれませんので、しごく楽しみであります。
昨日の釣行と今日の釣行について、詳細については後日、記憶に残っていたら報告しますね。