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せいゆう丸釣行記

2014-12-31 02:53:00

今日は12月31日。

 

早いものですな。また1年が過ぎようとしております。

 

自分も若かりし頃はクリスマスだ、正月だと、なんとなくワクワクして意味分からず浮かれていた気がしますが、残りの人生の年数が数えられる年ともなりますと、日常とさほど変わらなくなってしまいますね。

 

本日まで漁にでますが、今日も初めてのお客様に恵まれて出漁いたします。

 

この1年、最後の最後までお客様に恵まれて、せいゆう丸の船長は幸せ者であります。

まことにありがとうございました。

 

 

 

さてさて、27・28日の釣行の報告が出来ておりませんでしたので、改めてご報告させていただきます。

 

詳報といっても、年齢を重ね、アルコール摂取過剰の影響で半分以上忘れていますが、記憶をたどりたどりしながら書いてみます。

 

 

 

出港時にトラブルがありたいへんご迷惑をおかけしましたが、なんとかアジとヒラメをゲットされました。

 

最近ずっと上り潮が続いておりましたが、3日前あたりから下り潮に転じましたが、いよいよ内海沖も冬の海に近づきつつあるようです。

 

この日も岩礁地帯の北側にアジが居着いておりまして、南側はもぬけの殻状態でありまして、潮の変化に気づいてない船はさっぱり釣れておりませんでした。

 

しかし年末休暇に入ったからでしょうか、まあ釣舟の多いこと多いこと。

よそで釣れていないことを知っているのかいないのかわかりませんが、それにしても狭いポイントに6~7隻も集結するからたまったものではない。

 

特にめったに出ることのない釣り船の行動は、既にイカリを打って釣りをしている船を発見することから始めるようで、ひしめきあっている船の集団を見つけると一目散にすっ飛んでくるようだ。

極めて迷惑である。

「なんだ何だ?」と、アホな顔して近づいてくるカモメとよく似ている。

 

対応策としてせいゆう丸は例によってポンポンの術で右に左に船体を振り回して迷惑船の侵入を阻むが、油断するとすぐに縄張りを侵犯してくるのであります。

 

最近の船外機はアイドリング回転付近ではほぼ無音のため、よほど聞き耳立てておかないと上流側からの侵入者に気が付かない時があるのです。

 

この日釣れた船は自分を含めて2~3隻で、自慢じゃありませんが、せいゆう丸が一番釣ったのは言うまでもありません。

 

ITさん親子が青物のお顔を拝見することはありませんでしたが、良型のヒラメが釣れた時には本当に嬉しそうでありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

息子さんは中学生で、錦江湾の釣りを含め今日が3度目の船釣りだそうです。

 

錦江湾はいつも鏡のような穏やかな表情をしておりますので、日向灘の荒々しい波が気がかりでありました。

息子さんは酔い止めのお薬を飲んでこられたそうですが、残念ながら気分が悪くなりずっとおネムネムされておりました。

 

自分も若い時はかなり船酔いが激しかったものですから、その辛さは痛いほどわかります。

それでも船釣りが好きだったから、アンプル飲んで釣行していたものです。

 

さて、この日は良い下り潮が来ておりまして、魚の活性がかなり高かったですね。

水深32メートルの場所なのですが、20メートルまで仕掛けを上げてもアジが食ってきます。

 

30cmオーバーの大きめなアジも混じり、50匹以上の豊漁でありました。

 

ISさんもかなりアジを釣られておりましたが、残念ながら青物やヒラメはお出でになりませんでした。

 

その日によって違いはありますが、水温が低下してくるこの時期はサビキでかなり釣果が変わってまいります。

 

青物狙いで太物仕掛けにするとアジがあまり釣れないし、細物仕掛けだと青物は狙えないし、ジレンマなのであります。

 

自分は奥様方御用達のアジを釣らねばならないので、ピクピクしたらすぐ巻き上げるため、青物やヒラメとはちょこっと縁遠いのでありまして、この釣行記を盛り上げるのには少しばかり物足らないかもしれませんね。

 

「青物大爆釣」と、華々しいタイトルをつけて、デーンと写真貼り付けたいところでありますが、自分はあまり好きではありませんな。

あくまでもせいゆう丸は細々とアジを釣るのであります。

 

とは言っても今年の青物は多かったですね。

 

まだうろちょろしているようですが、こんな自分でも今シーズンにカンパチ15尾・ブリ20尾ほど上げてますので、かなり来琉しているのだと思います。