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せいゆう丸釣行記
今日は珍しく寝起きが悪く、午前3時のアラームが鳴っても目がつぶれている。
もうちょっと寝たいなあと思って気がついたら4時を過ぎていました。
なんとなく頭が重いし、いつものみなぎるリキを感じない。
「ちょっと疲れてるかも・・・」と、思いながらも支度をして内海港に向かい、到着したのが6時過ぎでした。
この時間にはポイントに着いて仕掛けを出している時間なのですが、今日はまだ港に着いたばかりで、なんか損をした気分で有りました。
「あれー、携帯忘れたあ」
玄関先に携帯を置いていたのを忘れてきてしまって、結局海の神様が「今日は行かずにお休みしなさい」と、言ってくれてると勝手に判断し、休漁することにいたしました。
堀切峠から見下ろした今日の海況は、昨日に比べて北東の風による波が立っているように思われましたので、たぶん良かったのかも。
さて、9日(火)の状況について忘れないうちに書き込み致します。
午前6時に出港し、前日調子の良かったイルカ沖39メートルを目指し、時速9kmでとことこ進む。
関東在住のTさんが同乗されての釣行でありましたが、台風14号のうねりがかなり残っていて、そのうえ風波が加わり複雑な海況でありました。
Tさんは少し不安だったかもしれませんが、それでも東の空から昇る日の出を眩しそうにながめていらっしゃる。
ポイントに到着するといつものように魚影があまり確認できないが、とりあえずイカリを投入し仕掛けをドボン。
シーン
全くあたりがなく時間だけが経過する。
「まずいなあ」
伊比井沖に移動する決断をして、イカリを回収しギヤを前進に入れて進み始めたその時、近くにいた先輩漁友のMA氏がアジを取り込んでいるのを発見。
自分たちが掛かっていた場所から南に100メートル程の所でしたが、上り潮が強いので南に移動したのか、MA氏は結構釣っていらっしゃる。
節操の無いせいゆう丸の船長は、MA氏に一応断りを入れ、何のためらいもなく南東側に場所を陣取ることにいたしました。
しばらく振っているとポツポツと中より大きなアジが釣れ始め、時間とともにエンジンが掛かってくる。
あれ、そういえばせいゆう丸の前部の釣り座で釣っておられるはずのTさんの気配が感じられないぞ。
波にもまれて船酔いされている模様。
こんな時は自分の経験上、そっとしておくのが良かろうと考え、あまり話しかけずに漁に専念することにしました。
しばらくするとTさん突然復活され、アジを釣っておられる。
目を閉じてうつらうつらするだけで気分が回復することがあるのですが、この日は天気予報の波の予想が見事に外れ、収まるはずの波が一向に収まる気配がないのです。
台風がこちらから過ぎ去って行くものの、勢力が増した結果、うねりが絶えず押し寄せて来ていたのでしょう。
10匹程アジを確保したTさんは再びお休みの時間に突入。
船酔いはキツいよねえ。わかるわかる。
この日はデカシイラが何匹もウロウロしていて、MA氏も「ああ、またやられたー」と、ほえていらっしゃる。
例によって30号仕掛けを投入するも、餌のアジが大きいためうまくフッキングしない。
一度フッキングしたものの、ドラグを最大に占めた状態で30位走った末痛恨の針外れ。
その後何度か来遊してきたものの、あちこちで釣り人のアジをかすめ取って満腹なのか、餌を投げ入れても食いつこうとしない。
でも面白かったのは、漁を切り上げる直前に中アジが2匹食ってきた時デカシイラが数匹やって来たのがチラッと見えたので急いで巻き上げたところ無事回収、と思ったその時1匹がポチャンと落下。
「しめしめ、うまく逃げられた」と、ゆらゆら底に向かって逃げていくアジに数匹のデカシイラが猛アタック!。
1匹のデカシイラがバクっとアジを咥えて反転しようと身を翻したとき、他の数匹のデカシイラがそれを奪おうとそのシイラに猛アタックをしかけ、それは壮絶な戦いでありました。
10キロ近いデカシイラのとんでもないスピードでの海中チェイスを目のあたりにして、自然界の命をかけた厳しい戦いが如何に凄まじいものか、良い経験させてもらいました。
まだまだ釣れ続けていましたが、既にノルマ達成していたのとTさんの体調が優れないようで帰港することにしました。
大潮の干潮のため入港できないので、避難港の手前にある漁港に上がっていただき、釣行を終えることにしました。
Tさん、ご乗船ありがとうございました。
船酔いキツイですよね。悪条件の中での釣行となりましたが、次回条件のいい時にまたお出でください。
お疲れ様でした。
寝る時間になりましたので、今日の釣果を簡単にご報告。
今日は関東在住のTさんが初めてのご乗船でありました。
初めほとんど釣れなかったが、先輩漁友のMA氏の横にちゃっかり着けさせてもらったら、次第にエンジンが掛かり入れパク状態に突入。
ところがメーターオーバーのデカシイラが横着にも横取りして、仕掛けをなくすこと多数。
30号の仕掛けで一度は掛けたものの、痛恨の針バレでした。
明日は仕掛けをやり直してシイラ退治するぞ。
詳細は後日アップします。寝ます。
7日(日)はNさんのご乗船での漁でありました。
出港時間は午前5時30分。まだうす暗いので航海灯を点けての出航です。
天気は昨日ほど悪くはありませんが、いつ急変するかわからないので油断は禁物であります。
昨日中アジが釣れたイルカ沖に真っ直ぐ船首を向けて、せいゆう丸は全速前進。
向かい潮のため時速7キロの速度ですけど・・・。
現地に到着するまで、Nさんはルアーを流しておられましたが、40cm位の幼稚園生シイラが釣れちゃいました。
昨日と同じ場所を陣取り、仕掛けを投入すること何回目かにアジと思われる当たりがあるものの針がかりが悪いのか外れてしましました。
Nさんは連チャンで大アジを取り込んでいらっしゃる。
今日の自分の仕掛けは合わないのか、何故か当たりが悪く、食ってきても途中で外れてしまう。
一人で釣っている時は分からないことが、お客様を乗せているとわかることがあるんですよね。
この日の違いは、ズバリサビキだと思われます。
そのサビキについては自分はよく知っておりますが、まさかこんなに差が出るものかと驚いております。
しばらくすると上り潮が音を立てて接近し、激流に変わると船の位置が随分変わってしまいました。
本来ならばすぐにイカリを入れ直すのですが、熱低のうねりが増してきたのと、先輩漁友が付けている位置と自分が付けたい位置が微妙に近い。
お世話になっている先輩漁友に迷惑をかけるわけいかないので、そのままの位置で続けるけど全く釣れなくなりました。
自分はNさんに断ってお休みタイム。ちょっと疲れていました。
Nさんは例によって完全フカセで狙っているが、潮が早すぎて仕掛けが沈まないご様子。
「船長、シイラが食っちゃた」
120メートル先ででかいシイラがジャンプしています。
かなり長い時間やり取りしていましたが、ようやく船の近くまで寄せることに成功。
自分がギャフを打ち込みましたが失敗。
ハリスをぶっちぎって逃げてしまいました。
ごめんね、Nさん。
しかし取り逃がしたシイラはメスだったのですが、それについて来たオスのシイラが船の周りをうろうろしている。
すかさず自分は、生簀に入っていたアジ子を30号の仕掛けに刺し海中にイン。
その直前にNさんもフカセ仕掛けを入れておられたようで、すぐにオスシイラが加えた瞬間を目撃されたそうです。
「あれー、船長また食われてしまったよー」
その言葉が終わるか終わらないか、自分のトローリングロッドがしなり、リールがギャギャギャーと音を立てている。
そうなんです。女好きののオスシイラはNさんのオキアミをくわえてすぐにアジ子も食っちゃったのであります。
2丁イカリはやることありますけど、2丁釣りは初めてで要領がわかりません。
というかめちゃくちゃであります。
立てかけていた自分のサビキ仕掛けに絡まるわ、アンカーロープに突っ込んでいくわで、もう大変。
結局Nさんの仕掛けはブチ切りましたが、自分の30号仕掛けはロープに絡まったにもかかわらず耐えて、Nさんがタモに入れてくれて無事確保。
頭から尻尾の先まで1.2メートルの良型で、解体したので頭の写真で大きさを想像してください。
一緒に写ってるのは350mlのビール缶と中アジです。
Nさん、今日も完敗でありました。
競争しているわけではありませんが、Nさんにはちょっと勝てそうもありません。
今日もご乗船ありがとうございました。
またのお出でをお待ちしております。
6日は今回で3度目となります、Mさんのご乗船での出漁でありました。
前回乗船された息子さんも今回来られる予定でありましたが、急な発熱とのことでMさんお一人でお出でになりました。
待ち合わせ時間は午前5時30分。
辺は東の空に立ち込めた雲のため、まだ暗い。
準備を終えて出稿する頃にはますます雲の厚みが増してきて、風も東方向からやや強く吹き始めました。
「ヤバイぞー、これは」
そう思いつつゆっくりと港の中から沖に向かってせいゆう丸を進めるが、大粒の雨が降り始め、後に土砂振り状態。
雷鳴も聞こえ始め、引き返すかどうか判断をしなければならない状態になりました。
ただ、この数日の天気を思い返すと大体20分程度であっさりと雨はやんでいましたので、そのまま南進することにしました。
土砂降りのピークを超えた頃イルカ沖38メートルにさしかかり、ポイント付近で魚影を確認するとお魚のお姿がチラホラ。
ここは先日あまり釣れずに困窮していた時、漁友のSI氏からお誘い受けて助けて頂いたポイント。
イカリで船を固定し仕掛けを何度か投入するもあまり芳しくない。
Mさんも数匹中アジを釣られたものの後が続かないご様子。
その頃は天候も回復し、先ほどの荒天が嘘のように晴れ始めました。
その場所に早々と見切りをつけ、前日入れパク状態だった伊比井沖に移動することにしました。
最近は上り潮がものすごく速く、たかだか2キロ程度の移動でありますが、ご老人のせいゆう丸にはかなりきついお仕事。
上り潮に向かうと時速7キロ程度でしか進めないので、20分以上かかってしまいます。
自由業の自分だから特に気にならず、だいたいこんなものと割り切っておりますが、忙しい方や気の急く方にはこの船は向かないだろうなと思います。
幸いなことに、Mさんには辺りの風景を楽しんで頂いているご様子。
伊比井沖に到着して仕掛けを入れると、それこそ入れパク状態が続きいっぺんにノルマ達成・・・、のつもりがアジ子しか食ってこない。
これが海なんですよね。
先輩漁友のMI氏も近くに到着してサビキを振るがまるで釣れない様子。
でも、アジ子にニベの1.5キロクラスがアタックし始め、Mさんは立て続けに4匹ゲットされ、満面の笑みを浮かべておられました。
最終的にはイルカ沖40メートルに移動して、なんとか中アジを確保することができました。
Mさんのクーラーボックスの中はニベで嵩を稼いでるものの、中アジも結構釣れておりました。
しばらくはアジ三昧を楽しまれることでしょう。
Mさん、たいへんお疲れ様でした。
入れパク状態にはなりませんでしたが楽しんでいただけたでしょうか。
湾内でのキス釣りも暇なときにやってみますね。
坊ちゃんと遊べると良いですね。
ご乗船ありがとうございました。
アジは本当に移動が速く、一晩でどこかに行ってしまうことが多く、前日の釣果があてにならないと、毎度のことですが痛感しております。
粘って粘って粘り勝ちの時もあれば、移動しまくって大漁の時もあるし、その逆の時も当然あります。
自分にできることは、人より早く行動して朝の貴重な時間を大事にすることであります。
これしかありません。
昨日熱帯低気圧が台風に変わり東進しているので、うねりがそろそろ入ってきております。
今日(8日)は休漁して、いろいろとお片づけなどしたいと思います。
昨日、一日お休みして須木・小林方面にかあちゃんとドライブしてきました。
栗と舞茸を購入して、昨夜は早速ゆで栗と舞茸の天ぷら。
かあちゃんの料理は本当に美味しい。
いつも美味しい料理をこさえてくれてありがとう、かあちゃん。
今日はいつもよりちょっと遅めの午前5時30分に出港しました。
最近タンク前は、あまり調子良くなかったので寄り付いていませんでしたので、様子を見に寄ってみました。
かなり速い上り潮で、漁礁の南側に割と活発な魚影が認めれたので、早速イカリ投入。
しかし何回振ってもアタリ無し。
ちゃっちゃと諦めてイルカ前の40メートルに移動することにしました。
ところが潮が早いため、まあそれから上り潮に逆らってポイントに着くのにかかった時間は40分あまり。
もっと回転を上げて進めば少しは違うのでしょうが、お年寄りのせいゆう丸に無理を強いるのは良くないと考えて、時速7kmで移動しました。
海の上を歩けるものなら、歩いたほうが早いわ。
先日まで絶好調のイルカ沖でしたが、昨日はサバ子がむちゃくちゃ多かったそうで、2匹の中アジが釣れたばかりで他はサバとカイワリの子供のみ。
どうしようかなあ、と考えていたとこにありがたい先輩漁友のMI氏からお電話を賜り、「釣れてなければ、こっちにおいでよー」
感謝感謝で急いで伊比井沖に移動し、仕掛けを投入すると1投目から中アジが鯉のぼり状態に・・・。
サバ子も中学生くらいに育ってきて、こいつが4~5匹も食いついてくると仕掛けがぐちゃぐちゃになって、もうえらい状態になります。
ほどく時間がもったいないので、新しい仕掛けに切り替えるも、またぐちゃぐちゃ状態に。
でも11時頃にはノルマ達成したし、天候も怪しい感じになってきましたので帰港することにしました。
ちょっと離れた場所に陣取っていた先輩漁友のMI氏はまだ頑張る模様でしたが、自分はお店の出品ほど釣れれば良いので見切りが早い。
びっくりしたのは帰港中になんとなく沖をぼんやり見ていたところ、「ピカ・ドーン」
およそ200メートル先の海上に落雷したようで、火柱と水柱が同時に上がったように見えました。
「おれが船に落ちたらどうなるんやろか?」
肝を冷やして帰港した、せいゆう丸船長でありました。