Welcome

Information

せいゆう丸釣行記

2014-09-24 15:21:00

今度の台風は勢力が弱い割には雨の被害が大きいようで、フィリピンや台湾では水害がひどいみたいですね。

 

せいゆう丸も稼働することなく、まもなく一週間が経とうとしています。

 

一度台風が発生すると最低そのくらいは仕事にならないですね。

困ったことです。

毎年のことですが、なんとかならんもんかね。

 

さて、先日知人からお話がありまして、日向に浮かべているディーゼル和船で出港しようとしたら、けたたましい警報音が鳴り大量の煙がエンジンから吹き出したため、やっと帰港したとのこと。

 

知人が言うには煙が半端じゃなかったそうで、多分エンジンがやられているであろうということでしたので、確認のため日向に行ってまいりました。

 

自分のような自由人は思い立った時が旬でありまして、今朝方5時出発の6時30分ころ到着。

 

早く着きすぎたので、マリンショップが店を開けるまで時間があるので、めざましテレビや花子とアンをうつらうつらしながら時間を潰し、開店したので鍵を預かり船に乗り込む。

 

まずオイルレベルゲージでオイルをチェックしてみましたが、通常のオイルの臭いに加え少し焼け焦げ臭が確認でき、かなりの高温に晒されたことがうかがえる。

 

シール破損による冷却水の混入はかろうじて避けられたのか、E/Gオイルがコーヒー牛乳になっていなかったのが一寸救いかな。

 

オイルフィラーキャップを外し覗いてみると、やはり少し焦げ臭い。

 

冷却水の通り道が詰まったか、インペラが切れているかが原因で、オーバーヒートしたことは間違いないと判断。

 

短時間だけクランキングしてシリンダーとピストンとの固着がないかを確認してみましたが、思ったよりくるりと回ったので酷いがじりはない模様。

 

ただ何となくシャリシャリとした異音が感じられ、メタルかベアリングかに損傷があるかもしれない。

 

ここまでの点検でわかったことは冷却水が上がらず完全なオーバーヒート状態に陥ったことと、大量の煙については圧縮が極端に抜け始めブローバイと水蒸気がごっちゃになってエンジンルームからもくもく立ち上ったことと推測しました。

 

ひょっとすると高温の排熱がどこか排気系統を損傷し、排ガスも一緒に出た可能性もあるが今日の点検では確認できませんでした。

 

知人によると出港してそんなに遠くまで出ていなかったそうで、それが幸いしたようです。

 

なんとか自力で帰ってこられたのは本当に素晴らしいと思います。でも怖かったでしょうね。

もしこれが遠い沖での出来事だったら、頭真っ白の超パニックです。ぞっとします。

 

台風が温帯低気圧に変わったようですが相変わらず波が落ちるのは先のようで、時間があるので工具を一式揃えてもう少し剥ぐってみるつもりです。

 

本格的にOHとなれば陸揚げしなければなりませんが、とりあえず冷却水ラインの点検とできればヘッドが外せればやってみたいと思います。

 

自分ができる修復の可能性は今のところ半々かな?

 

エンジンがどれほどダメージを受けたかは今の段階でははっきり分かりませんが、まあやってみる価値はありそうですね。

 

多分こんなことするのが自分は好きなんでしょうね。

 

でも早く漁に出て、釣行記の更新をしたいよー。


2014-09-23 08:50:00

内海港に行ってきましたが、結局うねりもあり漁を諦めて帰宅しました。

 

今日はまだ時間があるので、エネルギーについてもう少し考えてみます。

 

1000キロカロリーあたりの単価を一覧表にしてみました。

宮崎市内の一般的な価格で算出しました。

 

 

 エネルギー  単位価格  熱量換算  単位熱量価格

 

  電気    kwh23円  864kcl/kwh   26.8円 

 

都市ガス   m3 240円 11000kcl/m3  21.8円

 

 LPガス   m3 580円 24000kcl/m3  24.2円

 

 ガソリン   L   165円  8400kcl/L   19.6円

 

  軽油    L   145円  9200kcl/L   15.8円

 

  灯油    L   110円    8900kcl/L   12.4円

 

 植物油    L   190円    8400kcl/L   22.6円

           (業務用一斗缶)

 

こうやって比較すると電気が一番高いように思えますが、湯沸かしポットの熱変換効率は100パーセントだし、エアコンにおいては

COP (Coefficient Of Performance)エネルギー消費効率

COP = 能力[kw] / 消費電力[kw]

が4~7くらいあるので、特に空調に関してはかえって安くつくと思われます。

 

自宅での光熱費のウェイトが一番大きいのがお風呂の燃料代だと思いますが、15°Cで200リットルの水を40°Cに上昇させるには、200×25÷0.8(瞬間湯沸かし器の熱変換効率)=6250キロカロリーになるので、一番安い灯油ボイラーでも約80円はかかることになりますよね。

 

ひと月では2400円になります。ああそうだ、追い焚きもあるからそれ以上だわ。

 

LPガスだとその倍はかかるでしょう。

 

真冬だとさらにその倍かかります。

 

1月~2月にガス代が2万円近くになるのは当たり前なのです。

本当に恐ろしい現実なのです。

 

さて、面白いのは植物油の存在でありまして、カロリー単価ではガソリンとあまり変わらないことになります。

 

ガソリンや軽油だったら、燃料タンクに30リットル 40リットルとガバガバ平気で入れますが、食用油だったら1リットルのサラダ油を、少しでも安いものを求めて特売で並んだりしますよね。

 

このギャップがなんとも面白いですね。

 

自分は昨年、年金暮らしの両親宅のボイラーを廃油で燃やせるように改造しましたけど、田舎の一軒家であればかなり燃料代を節約できますよ。

 

ボイラーの燃焼方式が圧力噴霧式だったから比較的簡単に改造できたけど、目詰まり等のトラブルが発生しますので、バーナーを焼いたり掃除したりの定期的なメンテナンスは大事であります。

 

 

おかげなことに色々なツテで廃油を回収していますので十分集まります。

 

ただ自分は現在公営の集合住宅に住んでいますので、残念ながら生活する上でエネルギーを選択する余地はまず無いのであります。

 

気楽なアパート暮らしでありますが、ここらあたりがちょっと不満なのであります。

 

以上、専門知識のない自由人が考える程度のお話でありましたが、世の中には自作の薪ストーブでエコを楽しんだり、中にはエネルギーをほとんど購入せず生活している猛者もいらっしゃるようで、そのようなサイトを見つけては羨ましく拝見するのであります。

 

お金はないけど、自由な時間だけはたっぷり持っている、せいゆう丸の船長の書き込みを見ていただいて、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 


2014-09-23 02:32:00

台風で休漁が4日続きました。

 

この間、娘の家の配線や親宅の古いエアコン外しなど、依頼されていた宿題をやっつけておりました。

 

普通、業者に依頼すべき作業でありますが、何でも自分でやらなきゃ気が済まない男なもので、というか人に依頼するとお金がかかるから全部自分でやっちゃいます。

 

目標として、自分で出来なくて人に依頼してお金払うのは散髪くらい・・・を目指しております。

 

車検整備・船の整備・電化製品の修理などなど、とにかく片っ端から自分でやっつけないと気が済まず、親・子供宅のメンテナンスを全部引き受けるものだから、漁が出来ないときも結構忙しいのであります。

 

ところで最近自分が取り組んでいる事案がありまして、それは自前でエネルギーを調達して光熱費を大幅削減するという、壮大なテーマであります。(大した話ではないか?)

 

先の原発事故を考えての取り組みではありませんが、昨今のエネルギー事情にどうしても納得いかず、なんとか自前のエネルギーを獲得できないかと、日々あれこれ考えているのです。

 

車に乗る方だったら大体ご存知だと思いますが、1リットル単価 ガソリン 165円  軽油 145円 灯油 110円。

 

現在だいたいこんな相場だと思いますが、プロパンガス・都市ガスっていくらだろう?って考えたことあります?

 

多分、毎月のガスの請求書の金額は見るけど中身について把握していない方がほとんどではないでしょうか。

 

ガスの場合、料金計算の単価が立方メートルになっているため値段が高いのか安いのか全く分かりません。

(プロパンガスを約8気圧で液化した場合、1立方メートルは約4リットルになるそうだ)

 

しかもプロパンガスと都市ガスでは立方メートルあたりの熱量が倍以上違うため、比較がしづらい。

 

さらに都市ガスは東京と宮崎では単価が倍近く違う。

宮崎のような田舎では設備費用の割に利用世帯数が少なくものすごく高いのであります。

 

都市ガスは一応公共料金だから、経産省(違ったらごめん)の認可で価格は決まっているようなのでめちゃくちゃいい加減とは思わないが、信用はしていない。

 

ところがプロパンガスについては値段があってないようなもので、業界の独特な商法で単価が成立しているようなのです。

 

特に最近の賃貸マンションなどでは、建てる際のガス配管工事費用をプロパンガスの業者が肩代わりし、それを住居者からガス代に乗せて徴収しているらしいとの噂話を耳にすると、ますます怪しく感じます。

 

その話の真偽は別として、単価の違いは倍近くあることは確認しておりまして、ガスの取り扱いに関する厳しい法律を盾にして、配達がらみなどの複雑な諸条件で、価格を消費者にあえて分かりづらくしているように思えます。

 

とにかく、我が国ではエネルギーについては消費者の選択肢がほとんどなく、様々な法律の縛りもあり、電気も含めて高い価格で仕方なく購入しているのが現状だと思います。

 

最終的にはアラブの王様が儲かって高笑いするだけのお話なのですが、そこに行き着くまでには色々な利権が渦巻いているような感じがいたします。

 

ともあれ、普通の社会生活を営む上でこの問題を打開することは相当厳しいことだと分かっておりますが、まず現状把握から行うことから始めたいと考えています。

 

まず初めに把握しなければならないのは、エネルギーをカロリーもしくはkwの単価で評価することであります。

 

 

 

ああ、午前4時を回りました。

 

台風が北にそれているので、今から港に向かい波の状況次第では漁に出かけるかもしれません。

 

エネルギーの続きは次回にいたします。

 

 

 

 

 

 

 


2014-09-20 20:25:00

台風16号のおかげで、また一週間は漁に出られない毎日が続きそうであります。

 

時計を持ち歩かない自分は身体そのものが時計でありまして、普段は規則正しい生活をしているのですが、こんな時はうだうだと長めの昼寝してリラックスした時間を過ごしております。

 

それはそれで長い人生の中にゆったりまったりの時が刻まれるわけで、それなりに意味あると思うのですが、でもやはり海に出たい・・・。

 

漁に出られない時はテレビの番をする時間がいつもより幾分長くなりますが、最近少し気になっていることなのだが、「近くて便利」とか「自動で掃除する」とか「自動停止装置」とか、「自動」の文字がやたら目につくのですが、こう思うのは自分だけでしょうか?

 

「人様は何もしなくても幸せな生活を送れますよー」、「勝手に止まるからボーッとしてても大丈夫ですよー」、「忙しい方は時間の節約になりますよー」。

 

「便利」ってそんなに人の生活を幸せなものにしてくれるんだろうか?

 

漁に出られない暇な自由人が考えることであって、たいした話ではありません。

けど、アナログの生活をしている自分の立場から、ちょっこっと書かせていただきたいと思います。

 

「便利」って言葉を改めて辞典で調べると、「目的を果たすのに都合の良い事」と書いてあります。

 

なるほど、「便利」とは人様の要求に対して都合の良い事らしいが、決して途中の手間を省けることとは必ずしも一致するものではなさそうだと理解しております。

 

自分のように普段自然を相手に仕事している者にとって作業の手間を省くことは出来ないのでありますが、いやいや自分だけでなく、例えば団子屋のばあちゃんや八百屋のおじさん、散髪屋さん、惣菜屋さん、あるいは種々の職人さんや文化人等々、皆さん手間を省くことは考えられないと思いますよ。

 

手間をかけることを厭わないから良い仕事ができるのであって、手間というプロセスが仕事の善し悪しを決めているのかもしれませんね。

 

とは言うものの、携帯電話やインターネットやGPSなど、今やなくてはならない便利なものはもう手放すことはできませんけどね。

でもね、一尾のお魚を手に入れるまでには一つの手間も省くことは出来ないのですよ。

 

長いことお勤め業をしておりますと、働いてる時間=賃金     の固定観念が定着してしまいがちですが、元来仕事とは時間をかけて手間かけて成果を導くための作業であり、働いてる時間とお金は必ずしも連動するものではないわけで、割に合わないことが多いのは当然のことであります。

 

「働き損のくたびれ儲け」って言葉がありますが、働くのに損などないと思う。

 

「働き儲けのくたびれ儲け」でも良いんじゃない?

 

自動や便利の過度な追求は、動物として失ってはならない危機感まで削いでしまって、人の本能まで退化させてしまうんじゃないかなと心配になります。

 

「便利はバカを産む」、のであります。

 

これが言いたくてうだうだ書き連ねたのでありますが、便利が氾濫しているお幸せな国日本で生活をしている私達には、逆に不便を求める行為が必要な時期に来ているのでは、と考えている今日この頃であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2014-09-19 10:15:00

天気予報によりますと、今日の波は1.5mのち3.0mだそうで、ひょっとすると朝のうちはなんとか漁が出来るかもしれないとの期待から、いつものように午前3時起床。

 

出荷の準備も終えて内海港に向かい、堀切峠に到着したのは5時過ぎでした。

 

道の駅フェニックスの駐車場で夜明けを待ち、30分位車中でうつらうつら。

 

あたりが明るくなってきたので傘をさして日向灘を見下ろすと、うねりもなく風波もなく、むしろ昨日より穏やかな感じがしました。

 

早速逆戻りして餌を購入し、雨靴履いて合羽着て、タンク前にいそいそ向かってみましたが、陸上では北西からの風であったのが、沖に出てみると北寄りに変わっている。

 

結局タンク前漁礁に到着する前にUターンして、帰港することにしました。

 

振り返ってみますと自分は今までに何度もこのようなことを繰り返していますが、決して学習能力が欠如しているからなのではありません。

 

自分で確認・体験しなければ気が済まないと言いますか、情報をあまり鵜呑みにしない性格からきているのでしょうが、やっぱり自分の目で見ておきたいところがあります。

 

そうすれば納得して、「仕方ない」と、諦められるんですね。

 

自分は釣った魚はお店に出品するから、特に大量に釣る必要がないので、5匹でも10匹でも釣れたら、その分お客様に満足していただけるわけです。

 

短時間でもいいからちょっと漁に出たいものですが、台風16号が発生しこちらに向かってくる予報になっています。

 

また1週間は漁に出られないでしょうね。

 

内海湾内でキスでも釣ってみようかな?


1 2 3 4 5