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せいゆう丸釣行記

2016-01-28 04:12:00
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「一昨日・昨日と釣れてますがね」

 

言わんでよかことを、つい言ってしまう悪い癖がまた出てしもた。

 

といっても皆さん釣行記を既にチェックされていたようで、デカアジの話題に花が咲いておりました。

 

自分もゆっくりとお話の輪に入りたかったが、今朝は疫病神出没注意報が出たので大急ぎでいつものポイントに向かうことにしました。

 

この欄で何度も書いたことありますが、疫病神がいつものポイントに出没するとロクなことがありませんで、とにかく先に行ってポールポジションを取らんといかんのですわ。

 

無事に先頭で乗り付けた直後に疫病神がこちらに向かってくる姿が見えてギョっとしたが、幸いにも素通りして沖のムルギ瀬を目指して走っていってもうた。

 

安堵して心静かにアジの群れを探すべく探索を始めたのですが、潮が全く動いていないみたいで、お魚さん達はガバチョといるが躍動感が無くて瀬の上で佇んでいるようでした。

 

強いて言えば北側の瀬にかなり近いところに群れていたので、風の向きに合わせてイカリをドボン。

 

それからは自分はお湯沸かしがお仕事になるのでありますが、音がうるさいけれど排熱でキャビンの中はポッカポカで快適であります。

 

「どんなあんばいかなあ」 と後ろを見るとデッキにまるで躍動感がない。

 

竿がまるで動かない。

 

電動リールの音は仕掛け回収の高速巻き上げの虚しい音だけが響いておりまして、お魚を引き上げる時の緊迫したやり取りの音がまるで聞こえて来ない。

 

経験上、朝一番のゴールデンタイムにお魚が食って来ないその日はかなり深刻な状況でして、たいがい貧漁に終わってしまうのであります。

 

1匹もお魚が釣れない時間が3時間近く経った頃、幾度か探索しイカリを掛け直していた中に、朝一番に着けた地点に大きく魚影が盛り上がっているのを発見し即投錨。

 

すると不思議なことにサビキにアジが反応してくれて、しばらく入れパク状態になってくれました。

 

天秤に食わないことはないのですが、アジがサビキに反応してくれると手返しが早い分サビキが圧倒的に有利となりまして、バケツの中には血で真っ赤に染まった海水の中でアジのお姿がキラキラと光っておりました。

 

1時間近く反応してくれていたのですが、定点にお船を保持していたにもかかわらずアジ様はどこかに行かれて、魚探からお姿がすっかり消えてしまいました。

 

食いが止まったのがちょうどお昼のご飯の時間でしたのでカップ麺など食べて、午後から探索を開始することに。

 

午後から僅かに表面水は上りに見えたのですが、相変わらずお魚の活性が鈍くて、終漁まで数匹を追加するに留まりました。

 

 

 

結局船中40匹程度の貧漁となってしまい、前日・前々日の好漁が懐かしかったですがね。

 

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活性が低い時はアジ以外のお魚も同じみたいで、昨日はアジ以外に釣れたお魚はほとんどいなかったみたいです。

 

サンノジすら食わない時って、お魚にとって何か大事があったのかもしれないね。

 

 

 

ところで、今までサビキに見向きもしなかったアジが反応してきたのはここ最近のことでして、やはり安定しているのは天秤ですが、活性が上がるとサビキにチェンジしてみるのも面白いよね。

 

 

 

今日までは雨が降らないようなので、今から出立することにします。