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せいゆう丸釣行記
「どんな具合ですか?」
「釣れてますか?」
「潮は動いてますか?」
とにかくお問い合わせの多い一日でありました。
北は青島から、南は鵜戸沖から、沖は黄金の瀬やムルギの瀬に出撃されたお友達からの電話がひっきりなしにかかってくる。
どうやらどこも潮が動いていないらしく、釣果ゼロのお返答ばかりでありました。
となりますと、港と目と鼻の先に位置するいつものポイントで潮が流れる訳がありませんで、 「動いてませんよー」 とお答えするのみ。
ただ前日の夜に上り潮が入ってきた形跡があり、水温が一昨日より1度以上高い18.5℃に上昇していたので、ひょとすると少しは釣れるかもと、期待しながら探索開始。
一刻も早く竿を出したい気持ちを抑えつつ格子状に丹念に探索し続けると、北側の東よりに大きな群れを発見できました。
風は真西からそよそよだったのですが、潮が全く動かないので風の方向が少しでも変わると30mくらい南北に位置がずれるのでありまして、それを知らないプレジャーボートが自船に接近してイカリを打つものだから、ロープワークで接近して 「移動してくんない!」 と促すのであります。
よほど懇意にしているお方であれば阿吽の呼吸で位置取りを決められるが、知らないお方にはそうはいかないのでありまして、ピンポイントの群れから離れるわけにはいかないのです。
そのうち諦められてどこかに行かれたようですが、長い時をかけて養殖しているこの場所をむざむざ明け渡すわけにはいかないのよね。
さてさて、昨日は午前中ホントに潮が動かず結構苦労しましたが、中にはお腹が空いてたまらなく餌に食ってくるお魚もいらっしゃったようで、ポツリポツリは釣れておりました。
午後になると上り潮に転じるとお魚の移動が始まり、真ん中から南端まで大きな団体様の移動があったようです。
ボーッと昼寝ばかりしているように見えるかも知れんが、結構変化に神経尖らせてるんよ。
昨日は結構な回数のイカリ打ち替えをしましたが、おかげさまで好漁となりました。
一昨日ほどではありませんでしたが、ご近所さんに配られるくらいは釣れましたよ。
ところでそんな中、以前も同じことがあったのですが、昨日も付け餌でまるで釣果が変わることがありましたよ。
それまで何故か1匹も釣れないので様子を見てましたら、付け餌が〇イキ君だったので、お隣さんに生をもらって替えてみたらすぐに 「パクリ」 でありました。
不思議なことなのですがプラスチックの小箱に入ってて、エチレングリコールで加工された付け餌をお魚が極端に嫌うことありますがね。
あの餌って人様の都合の良いように作られていると自分は思っておりまして、お魚にはあまり都合良くないのかもね。
アジは味に敏感なのかも知れませんで、餌を食おうと口を開けて咥えようとした瞬間に違和感を感じ、反転してどこかに行かれるような気がしますね。
アジ釣に関しては生のオキアミが一番でありまして、ボイルとか〇イキ君とか変に加工した餌はやめたほうが良かよ。
毎日客観的に傾向を拝見しておりますので、多分間違いないと思うよ。
天然の養殖場は一度群れが付くとなかなか離れず長期にわたりご滞在される傾向があるので、これからもずっと毎日毎日餌を撒き続けて育てていくつもりであります。
多分これから外部の侵入者との戦いになろうかと思いますが、出港時間をチト早めることもあるかも知れませんね。
それから明日の木曜日ですが、朝から雨の予報でしたが日中は雨が降らないみたいですね。しかも暖かいようです。
雨を予想して一昨日・昨日に移動して頂いた経緯もありまして、特に御用のないお方はカレンダーを参考になさってくださいな。
あの群れが居続ければ、毎日それなりに釣れると思うけどね。