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せいゆう丸釣行記
台風だらけだった今年の9月も、そろそろ終わろうとしてる。
考えてみると、釣りガイド始めてまるまる1か月休んだのは初めてでしたわ。
港の中に竹や流木が大量に流れ込んで、港が閉塞状態になってるのが休み続きの原因なんだけど、台風17号が通り過ぎる金曜日から沖に出る予定です。
先日この欄で書いたように行政の対応を待っていても全く埒が明かず、この際皆さんにオールを漕いでもらい、入出港することにいたします。
ゴムボート用のオールが丁度4本あるので、皆で「わっせわっせ」と漕いで港の出口を目指しましょうかね。(笑)
さてと昨日は親父の病院行きで1日仕事になりました。
午前中は内科と整形外科で、午後は4回目のワクチン接種とてんこ盛りの内容で、どこも高齢の患者さんばかりで溢れかえってましたわよ。
驚いたのは処方された薬の量で、カリウムを減らすゼリー状の薬が嵩張ってるとは言え、スーパーの特売日の帰りみたいに大きな買い物袋一杯ありました。
普段から薬を飲むことの全くない自分からすると異様な感じがするけど、あれで親父は96歳を維持してるのかも。
とてもじゃないけど、あそこまで長生き出来る自信はないですなあ。
昔なら「死ぬ時は我が家で」と大多数のお方が思われてただろうが、親の姿を見ていると死ぬなら病院で病気か何かで子に迷惑かけずに人生を全うしたいと思うようになりました。
こればっかりは運命だからどうにもならないはずだけど、特養など高齢者福祉施設への入居の大変さを体験しますとホントそう思いますわ。
それは入居するにあたり色々と労力が要ることもさることなんだが、子供としてどこかに後ろめたい心理が働くからなんですなあ。
日本の場合長いこと「家単位」の考え方が根付いてたことから、親の面倒を見るのは子として当然の義務だと思われてきた。
だからこそ介護保険制度が作られて、自活できない高齢者の面倒は社会全体でで見ましょうということになったと理解してるのだけど、やはり心のどこかに「終の時まで面倒見できなくて申し訳ない」といった詫びの感情が残り拭いきれない。
福祉制度がいち早くが発達した北欧諸国ならそのような感情は起こらないのかも知れないが、今の自分にはまだ割り切れない部分がある。
だから病院でそのまま人生を終えられるのであればそのほうが良いと思う所以であるものの、さらに時代が進めばそのような懺悔的感覚はすっかり無くなるのかも知れない。
でもそれならそうなったほうが良い。
誰かが言ってた「施設送りは所詮厄介払いだわな」の心ない言葉が、妙に心に突き刺さる今日この頃であります。
さあて、ボチボチ仕事モードに切り替えてお刺身捕まえ始めましょうかね。