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せいゆう丸釣行記
今年のように気温が高かった夏は、凪ぎで沖に出られる時を除いて作業らしい作業が出来ませんでした。
やりたいことや、やらねばならない整備や修理は山ほどあるのですが、汗だくになり茹でダコみたいに顔を真っ赤にしてまでもしなきゃならない訳でも無いのでずっと先送りにしてましたが、ここ数日のように涼しくなってくると体が自然に動いてきますがね。
で、昨日行った整備はアウトドライブのギヤオイル交換でありました。
これは借り物のアウトドライブの写真ですが、プロペラの後部の丸く膨らんだ部分から上部の小さな丸い点検窓の部分にデフ・ギヤオイル(90#)が約3リットル入っており、自分は1年に1度交換するようにしてます。
そこまでの頻度で交換しなくても良いそうですが、稼働が多いので敢えて早く交換するようにしてますが、いかんせん船齢40年近くのせいゆう丸なものでコーンクラッチの滑りが出て来ているせいなのか、出てきたオイルは鉛黒色してましたわ。
オイルを抜く時にはプラグを外すだけで特に問題ないけど、入れるときは専用のオイル注入機を使って下プラグ穴から圧注入するのですが、そんな専用注入機を持つはずないのでチョイと工夫して上から入れちゃいました。
ギヤオイル(90#)はオイルの中でも相当硬いオイルで、冬場は固くてギヤケースの中になかなか入ってくれないのですが、今回はギヤオイルを缶ごとカセットコンロで80度近くまで熱してサラサラにして、上部のオイルレベル点検棒の穴から注入しましたが、30分位で作業は完了しましたわ。
冬場はドライブのギヤ自体が冷たくなってるので温めたギヤオイルがギヤに触れて固くなり、なかなか内部に入ってくれない事態になりますが、夏場だとそんなことは起こらずに楽々作業を終了することが出来ましたね。
と、読んでおられると簡単に作業が進んだように感じられるでしょうが、実際は満潮時の夜明け頃に港にやって来て、まつかさとせいゆう丸を横繋ぎにして、橋の下に移動して向きを反転してイカリやロープで船を固定して、潮が引くのをじっと待って、それからの作業になるから、結局作業が終了したのは午後3時頃で、完全に1日仕事になりました。
掛かった経費はナフコで購入したギヤオイル代が2,000円程度で済みましたが、ドックしたりもしくはクレーンで船を吊ってこの作業を外注したら、それこそ目ん玉が飛び出るくらいの金額になるでしょうねえ。
自分の労力さえ厭わなければ、橋の下の天然ドックのありがたさを改めて痛感しますがね。
さてと今日も涼しいようなので、まつかさのドライブの点検してみようかと思っております。
潮が引くのを待つ間の時間は、ベッドでゴロリとなって読書に使えるので、これがまたすごく楽しいひとときなんですなあ。
さてとそろそろ半額ハンティングしながら内海に向かうことにしましょうかねえ。