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2017-08-07 15:42:00

欧州の食堂車、日本の観光列車とは大違い

カレーライスが2300円の列車もある

ハンガリー国鉄が運行する「ハンガリア号」の食堂車。造りがなんともレトロ調(撮影:欧州在住・遠藤氏)

日本では観光列車に乗る以外、体験できなくなった食堂車での食事。一方、欧州では今冬お目見えする新型車両にも食堂車が設けられ、今もなお「列車旅の楽しみのひとつ」として人々に親しまれている。

食堂車はどんな列車に組み込まれているのだろうか。ドイツのICEをはじめ、フランスのTGV、イタリアのフレッチャロッサなど各国を代表するハイスピードトレインはもとより、国をまたいで走る「ユーロシティ(EC)」、そして同一国内だけを走る「インターシティ(IC)」など、いわゆる特急タイプ以上の優等列車にはたいてい連結されている。もっとも設備のレベルには若干の差があり、街中にある一般的な飲食店と同様にいすとテーブルが設置されている車両を「レストランカー」、立ち席スタイルで食べたり飲んだりする車両を「ビストロカー」や「ビュッフェカー」と呼んでいる。

欧州の駅にももちろんサンドイッチなどスナックが買える売店やファストフード店が設けられているが、食堂車やビュッフェカーのおかげで車窓の風景とともに温かい料理が食べられるのは、日本と大きく異なる列車旅の醍醐味だろう。

国ごとに特色あるメニュー

欧州各国の鉄道は、国ごとに違う車両が走っているが、それと同様に食堂車などの設備やメニュー、そして価格もそれぞれ異なっている。言い換えれば、国ごとの特色あるメニューが車内で楽しめるというわけだ。また、車内の限られたスペースでの食材保管や調理といった悪条件があるにもかかわらず、メニューの種類は意外とバラエティに富んでいる。

たとえばICEでは、ドイツ名物のソーセージを筆頭に、牛肉のシチューやパスタなどが供される。一方、TGVではバケットのサンドイッチのほか、できたて熱々のクロックムッシュ(パンにハムとチーズを挟んで焼いたもの)もあり、本場のチーズやハムのおいしさが存分に楽しめる。一方、イタリアではしっかりトーストされたパニーニが食べられる。

http://toyokeizai.net/articles/-/182630?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2017-08-05
 

2017-08-07 15:38:00

日本人は欧州産チーズを真に楽しめていない

EPA合意で関税撤廃の一方、複雑な問題も

チーズ専門店の店頭では、気になるチーズをテイスティングさせてもらうことも可能だ(筆者撮影)
7月上旬に、日本と欧州連合の経済連携協定(EPA)が、大枠で合意に達した。その交渉で、大きく注目を浴びたヨーロッパ産のチーズ。今回、EPA交渉の舞台では、「主戦場はチーズ」と言われるほどにその行方が注目されていたが、これまでいわば聖域として守られてきたモッツァレラやカマンベールなどのソフト系チーズに対して、一定の枠を設けて段階的に関税が撤廃されることが決まった。
今、チーズの現場は揺れている。

ヨーロッパはチーズ大国

美食の町として名高いフランス・リヨンの中心部にある、ポール・ボキューズ中央市場。フランス料理界の巨匠、ポール・ボキューズ氏に敬意を表して名付けられたというこの市場には、ジビエなどの肉や、魚介、果物、総菜、ワインなどを売る食材屋が軒を連ねている。新鮮な食材をその場で調理し、地元のワインと一緒に楽しむことができるバーやレストランも併設され、なんとも活気に満ちあふれている。

街中に突如出現するポール・ボキューズ氏の肖像画。すぐ隣の建物がポール・ボキューズ中央市場だ(筆者撮影)

なかでも目を引くのは、数え切れないほどの豊富な種類が並ぶチーズの専門店。フランスの食文化にはチーズは欠かせない存在、年間のチーズ消費量は1人当たり26.2kgと、世界でトップだ。日本での消費量が同2.2kgであることと比べその差は10倍以上と、いかにフランス人の食生活に慣れ親しんだ存在であるかがうかがえる。

市場の一角にあるチーズ専門店には、優に40種類を超えるさまざまなチーズが並ぶ。牛やヤギ、羊などから作られたチーズは、その製法もさまざまで、パルメザンやゴーダなどハード系のチーズのほか、モッツァレラやリコッタ、ブッラータ、など新鮮さが売りのいわゆるソフト系チーズまで、あらゆる種類のチーズが楽しめる。

 

http://toyokeizai.net/articles/-/182683?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2017-08-04


2017-08-07 15:35:00

吉野家のコメ、「一段下にみて欲しくない」

農家との距離縮めて安定調達

2017年8月4日(金)

家庭のご飯と牛丼はコメの特質が違う

 取材をしていると、相手の何気ないひと言でものの見方が変わることがある。吉野家ホールディングスにコメの調達についてインタビューしたときのことだ。コンビニの弁当やおにぎり、外食で使うコメのことを、ふつう「業務用米」と呼ぶ。とくに意識せずに取材でその言葉を使うと、担当バイヤーは流れを断ち切って次のように語った。

 「個人的な意見ですが、業務用米って言葉嫌いなんですよね」

 今回はこの言葉を手がかりに、稲作とコメの販売、消費、さらに農政のことを考えてみたいと思う。

なぜアグリ吉野家ISを立ち上げたか

 取材の目的は、コメを中心にした食材の調達会社「アグリ吉野家IS」の事業内容を理解することにあった。企業と農業との関わりをテーマに取材し続ける中で、農場を直接運営することだけが、企業がやるべき農業ビジネスではないと思うようになったからだ。

 アグリ吉野家ISは2009年の設立。吉野家と神明、伊藤忠ライスが立ち上げ、その後、木徳神糧も参画した。吉野家と有力コメ卸が組み、コメの安定調達に取り組む戦略会社だ。

 取扱量は3000トン超と、すでに吉野家グループが扱うコメの10%を超えており、近々5000トンに増やすことを目指している。吉野家という膨大な量の食材を扱う外食チェーンの調達の中で、一定のボリュームを持つにいたったと言っていいだろう。

 ただし、アグリ吉野家ISは農協や卸、全国農業協同組合連合会(全農)といった吉野家グループの既存の調達ルートを排除して大きくなってきたわけではない。アグリ吉野家ISは、そこに加わった新たなルートという位置づけだ。そこでポイントは、なぜアグリ吉野家ISを立ち上げたかにある。

 本来、コメ調達の基本は、吉野家グループが求めるコメの品質を全農や農協に伝え、それを組合員たちに作ってもらうというやり方だ。マーケットインの発想に基づくシンプルな生産方法で、これがうまくいけば最も効率的。だが、「このルートがなかなかままならなくなっている」という。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/252376/080300108/?n_cid=nbpnbo_mlpum

 


2017-08-07 15:33:00

2017/08/03(木)

日本産梨、25日からイオンで販売

イオングループは、25日からベトナムで日本産梨の販売を開始する。ベトナムは日本産梨の生果実を今年1月に輸入解禁しており、今回が初の入荷となる。

イオンのベトナム国内4店舗で「幸水梨」を販売し、その後はイオングループ系列の各店舗で福島県、茨城県、宮城県産の品種を順次販売していく計画だ。初日の25日には、福島県の内堀雅雄知事がイオンのタンフーセラドン店(ホーチミン市タンフー区)に来店し、トップセールスを実施することが予定されている。


2017-08-07 15:29:00

台湾で大成功。日本の外食チェーンが「味を変えず」に成功できる理由

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以前掲載した記事「中国撤退も、餃子の王将が『グルメ天国』台湾で愛される歴史的背景」で、日本の「餃子の王将」台湾進出に関して「需要はある」としていた台湾出身の評論家・黄文雄さん。蓋を開けてみれば売上好調で「予言」通りになりました。丸亀製麺やくら寿司など、次々と台湾支店をオープンして好成績をあげている日本の飲食業界ですが、なぜ「食の日台交流」は成功を収めるのでしょうか。黄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、その納得の理由を記しています。

【台湾】なぜ日台飲食ビジネスは相次いで成功を治めるのか

日台の飲食ビジネスの相互交流がとまらないようです。しかも、日台間における飲食交流のキーワードは「現地の味」。出店先の味ではなく、出店元の味を海外に提供するのです。

かつて、飲食店が異なる文化圏への出店を目指す際の原則は、出店先の「現地の味に合わせることでした。しかし今、日本の企業は日本の味を台湾へ、台湾企業は台湾の味を日本へ届けることが成功のカギとなっています。

日本から台湾へ進出して成功した例は、「やよい軒」「くら寿司」「餃子の王将」「すき家」など。

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これら日本でもお馴染みの人気店は、台湾でも日本同様に人気があります。メニューもサービス内容も、敢えてすべて日本と同じものを台湾で提供するスタイルを取っていることで人気を得て、売上は好調。次々と支店を増やしているところです。

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 YAYOI是日本定食餐廳
 くら寿司/11~4月は売上高8.8%増、営業利益12.7%減

台湾は外食産業花盛りで、あらゆる飲食店が充実していることはよく知られています。かつて「食は香港にあり」という俗言がありました。それは、香港の食は多様性に富んでいたからです。香港では4本足のものはテーブル、飛ぶものは飛行機以外は何でも食べるとまで言われていました。その多様性の代表例が、各種美食を1皿ずつ食べる「飲茶」です。

しかし、香港返還後、香港のグルメ事情はぱっとしなくなり、「食は台湾にありへと変わりました。それを代表するのが夜市の屋台などで食べる「台湾小吃」です。

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台北・饒河街夜市の屋台

夜市は、台湾人はもとより、日本人や欧米人、中国人観光客にも大人気の観光スポットとなっています。

http://www.mag2.com/p/news/259436?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&utm_campaign=mag_news_0803

 


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