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2016-06-03 09:52:00

Amazonが、生鮮食品を含む新たなプライベートブランド(以下PB)シリーズを、展開する準備が整ったことを、匿名の情報筋が明らかにした。これはAmazonによる初の本格的な生鮮食品分野への参入となる。

新しいブランドは「Happy Belly」「Wickedly Prime」「Mama Bear」などの名称で、5月末か6月上旬にも同社サイト上に登場するかも知れないという。昨年ウォールストリートジャーナルは、同社がPBの新シリーズ開発に向けて、ブランドコンサルタントやツリーハウスフードなどのメーカーと交渉を行っていることを報じていた。同社のスポークスマンはコメントを控えている。

PLMA(プライベートブランド製造者協会)によると、米国の2015年のPB商品の売上高は過去最高の1184億ドルに達し、前年比22億ドル増加したという。多くの小売業者がPBを展開し、ウォルマートストアーズを始め、セフォラ、ディーンアンドデルーカなどのPBは高品質であると評価されている。

ブランドコンサルタント会社のチーフは、「Amazonが新商品をもって絨毯爆撃してくる。PB商品は企業がマーケティングとブランド開発のコストを節約できるため、NBより高い利益率を得られる。さらに、Amazonの貴重な顧客データがあれば、どの顧客にはどの商品が売れるのか、より精度の高い予測ができる」という。

Amazonは、年間99ドルのプライム会員(推定5000万人)のみにPB製品を提供するとみられ、会員制度の促進も期待される。新ブランドの「Happy Belly」は食料品シリーズ、「Wickedly Prime」はスナック類。全ラインナップは確認できないが、プライムサービスの支持に加えて、PBの新たなラインナップは米国内の数都市で提供されるAmazonの生鮮食品の配達ビジネスを加速させることになる。

 

※2016年5月16日 FOODMARKET.COM


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